小澤征爾 指揮者を語る 音楽と表現 (100年インタビュー)

著者 :
制作 : 100年インタビュー制作班 
  • PHP研究所
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本棚登録 : 129
レビュー : 22
  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569782249

作品紹介・あらすじ

スクーターひとつ持って貨物船に乗り込み、初めてフランスに渡ってから、世界最高峰の指揮台に立つまで。西洋音楽に挑んだ半世紀を語る。各界一流のプロの半生をインタビューで解き明かす人物ドキュメント、NHKBSプレミアムで放送中の「100年インタビュー」。番組で語られた珠玉の言葉の単行本化、第6弾。

感想・レビュー・書評

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  • 小澤さんのオーケストラに携わってきた人生の回顧録ともいうべき本。

    印象に残ったのは、オーケストラで集まる演奏家たちの、演奏曲に対する考えが指揮者の元で初めから一つになっていることはあまりなくて、大体7割程度が同調しても、残り3割ぐらいは考えが違っているもの、というくだり。残り3割はたとえ自分の考えに合わなくても、「小澤さんが言うんだからやってやろう」という気持ちで、一つの曲を創っていく。このくらい、ある程度考えが合わない人が居るのが、大所帯の中では当然であって、むしろ全員が初めから考えが一つになっているのは気味が悪いし、案外上手くいかないものだ、と。

    このことはオーケストラに限らず、仕事の組織、政治の組織、いろんな組織でも同じことが言えるんじゃないか、少し考えの違う人が混じっていた方が、結果として一つの事に取り組む際にパフォーマンスが高まるんじゃないかと、ふと思った。

  • 美容院で最近クラシックにハマっているという話をしたら、美容師の人が貸してくれた150ページ程度でサクッと読みやすい本。

    小澤征爾さんのことは、名前を知っているだけで、詳しくは知らなかったが、音楽について、表現について言語化が難しいことを最大限分かりやすく教えてくれた本。

    有働さんとの対談形式が良かったのか。

    音楽は解釈する余地があるから、人それぞれ感じ方が違い、正解がなく奥深いものなのだと教えられた気がする。

  • 文字が大きくサラッと読めてしまうが、内容は意外に濃かった。世界各地のオペラハウスの上演システムが異なることも初めて知ったし、「指揮者とは何か」の彼の答えはそのままリーダーシップ論に当てはまる。人間的な魅力がある以上に、努力の人なんだな。

  • 会話を本にしているので、ちょっと読みにくいかなぁと感じた。
    ほんとにこの世界で生きてきた人なんだな。

  •  NHKの番組「100年インタビュー」の内容を本にまとめたもの。アナウンサーの有働由美子さんが的確なインタビューで、小澤征爾さんの活動と音楽観を本人から言葉で引き出す。小澤さんの柔らかく鷹揚な人柄、音楽に向かう勤勉さがひしひしと伝わってくる。

  • 言語を超えた人類普遍のコミュニケーションツール。音楽に、指揮にどのように向き合っているのか、断片的なインタビューでしかないが垣間見える。
    あと、字がデカい。お笑い芸人のネタ本かってくらいデカい。

  • 20140605読了
    2012年出版。NHKのBSで放送された番組から構成された本。有働アナウンサーによるインタビュー。

  • 内容的には、村上春樹の「小澤征爾さんと、音楽について話をする」や、「ボクの音楽武者修行 」、石井清司の「小澤征爾と子供たちへのまなざし」等に書かれた内容のエッセンスがまとまった本...。小澤征爾に関する本を読んだことない人にはいいかも。
    それにしても、字がでかい。子供が読む「かいけつゾロリ」の活字の大きさに匹敵するぞ。出版社は、この本を手に取るターゲットはどの年代を考えていたのかな?

  • 有働由美子さんによるインタビューをまとめたもの。
    音楽の作り方、サイトウキネンオケのこと、ウィーンでの生活など、興味深い話が次々と・・。

  • やっぱ小澤征爾すごいです。子供向けの字の大きな本なのに、音楽を表現することの本質について語ってる。
    楽譜を書いた人の気持ち!とか、分奏!だけじゃなくて、誰が書いたのか、どんな経緯なのか、生まれなのか、生き方なのか、を考える必要があるって。
    われわれはドイツ人じゃないし、なれないけど、それを国の癖にとらわれずに研究できるのもよいという。
    あとはあれね、ロシアね。年を重ねて、in tempoよりも流れを重視するようになったという。バラけるんじゃないかしら!という心配は若い頃にしたけど、いまはちょっとぐらいそれを犠牲にしてもいい、と言えてる。

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