何のために生まれてきたの? 希望のありか (100年インタビュー)

  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (118ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569783000

作品紹介・あらすじ

絶望の隣にはきっと希望がある。史上最弱のヒーロー大人気の「アンパンマン」童謡「手のひらを太陽に」の生みの親が作品誕生の経緯と戦争体験や下積み時代を乗り越えくじけずやってきた元気の理由を語る。各界一流のプロの半生をインタビューで解き明かす人物ドキュメント、NHKBSプレミアムで放送中の「100年インビュー」。番組で語られた珠玉の言葉の単行本化、第10弾。

感想・レビュー・書評

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  • 子どもたちが小さかった頃、どれほどアンパンマンにお世話になったことか。
    アンパンマンなしでは我が家の子どもたちの幼少期は語れない。
    そんな我が家の救世主アンパンマンの作者、やなせたかしさんが亡くなったこともあってか、以前にも増してやなせ氏の著作をよく図書館で見かけるようになり、本作もたまたま目についたので借りてみた。

    NHKでのインタビューをまとめたもので、200ページ足らずな上に文字も大きく、本当に30分程度で読了するくらいの分量。
    それでもそのごくコンパクトな中に、やなせ氏の哲学がギュッと詰まっていて心をうつ。

    東日本大震災でアンパンマンマーチがとても人々の心をとらえたというエピソードも取り上げられているが、それはやはり、やなせ氏の哲学が、本当に助けを必要とする人が本当に必要としているものを訴えていたからなのだろう。
    普遍的なテーマは、いつの時代も誰にでも、まっすぐに人の心に届くんだなあ。

  • アンパンマンの作者、やなせたかし氏が94歳で亡くなりました。
    この本は、その一年前のインタビューです。


    この当時、すでに膀胱癌にかかり、
    心臓ペースメーかーも入っていました。

    胆嚢と膵臓の一部と片方の腎臓が、
    すでに手術で切除されていました。

    その体で、東北大震災の被災地をまわり、
    アンパンマンの絵を贈り、被災者を激励したのです。


    アンパンマンがヒットしたのは69歳になってからのことでした。
    若き時代は漫画家として芽が出ず、
    さまざまな仕事をして食べていたそうです。
    ほんとうにすごい方ですね。

  • “根気よくやらなくちゃならない。それがあれば、どんな人でも、ある程度のところまではいけるんです。”(p.77)

    “ちゃんと食べて、少しずつでもやってくうちに必ず片付く、僕はそう思います。”(p.105)

  • 私は「つまずいたり、迷ったときに読むノート」を作って、自分が感銘を受けた言葉を書き記しています。

    この本からもたくさんの言葉をノートに書き写しました。

    「誰にでも楽しめる世界を追求したい。難しいのは好まない」という考え方には同感です。私も文章を書くときには誰にでも容易にわかるように書くよう心掛けています。

  • 今年、やなせたかし
    生誕100周年
    2019年2月6日に、やなせたかしさん生誕100年を迎えます。様々なイベントも企画されています。

  • 18歳になり「アンパンマンのマーチ」の歌詞の意味について改めて考えるようになり、気になったので読んだ。愛と勇気が友達のアンパンマンに私もなりたいと思っていた。愛と勇気は生きていく上で一番大切とも言える。「正義を行う人は自分も傷つくことを覚悟しなくてはならない」という文を読んで泣きそうになった。愛と勇気があってこその正義だと感じた。
    「何のために生まれて、何をして生きるのか」ずっと考えていた。それを見つけるにも愛と勇気が必要なのかもしれない。

  • 戦争の体験から飢えが何より苦しく、困窮している人に食物を施す事は民族、国家、イデオロギーを超えて絶対的な正義だと確信したという。その思いがアンパンマンの源泉にある。

    最初期のアンパンマンがおっさんだったのは驚いたなぁ。
    「手のひらを太陽に」の作詞もやなせたかしだとは恥ずかしながら知らなかった。

  • ☆インタビュー。54歳でアンパンマンがヒットするという遅咲きの人生。人生は運・鈍・根という。

  • インタビュー形式の本です。とても深い内容を平易な言葉で回答されています。アンパンマンの元祖となる絵本が54歳の時、アニメ化が69歳の時とのことなのでそれまで苦労されたからとても心に響く言葉を紡げるのだと思います。初代アンパンマンは人間で、国境関係なくひもじい人にアンパンを届けるちょっと太ったヒーロー。最後は許可なく国境を超えてしまった為撃ち落とされてしまうという物語だった。
    【印象に残った言葉】
    ・色々なヒーローがある中でアンパンマンは一番弱い。濡
    れれば弱る。だからジャムおじさんに顔を作り直しても
    らわないと戦えない。しかしいざという時には戦う。正
    義を行う人は、自分が傷つくことを覚悟しなくちゃいけ
    ない。
    ・困っている人、飢えている人に食べ物を差し出す行為は
    立場や国に関係なく「正しいことを」。これは絶対的な
    正義なんです。
    ・幸せの中にいる時は「幸せ」はわからない。不幸になっ
    た時「幸せだった」とわかる。悲しみがあるから喜び
    がある。悲喜交々(ひきこもごも)

  • ものを書く人の言葉はどこか寂しくて、胸を締め付ける。生きてるうちにあってみたかったな。

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著者プロフィール

やなせたかし
1919年生まれ、高知県出身。百貨店宣伝部にグラフィックデザイナーとして勤務の後、漫画家・絵本作家として活動を始める。絵本の作品に『やさしいライオン』『チリンのすず』『あんぱんまん』(フレーベル館)など多数。2013年永眠。

「2019年 『アンパンマンと もぐりん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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