りゆうがあります (PHPわたしのえほん)

制作 : ヨシタケ シンスケ 
  • PHP研究所
4.04
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本棚登録 : 1008
レビュー : 114
  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569784601

作品紹介・あらすじ

ぼくはハナをほじるクセがある。お母さんに行儀が悪いって怒られる。でも、りゆうがあれば、ハナをほじってもいいんじゃないだろうか。

感想・レビュー・書評

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  • 切なくて愛おしいなぁ。
    しょうもない言い訳に混じって、胸に刺さるものも織り込まれていたりして。
    親の言うことを聞いてもらえないと進めないのだけど、その「理由」だって、子供にしたらこれらと同じくらい馬鹿馬鹿しいこともあるのだろうし、親自身のためだったりもするのだし。
    と言っても、実際子供にこの言い訳をされたら即座にキレちゃうけどね…!

  • やっぱり、この子、ウチにいるわー。
    お風呂上がりのこの後ろ姿。
    パン食べてるとこ。

    このモグラ語が面白い。
    かーちゃんも、あ、やってるってことないの?
    あんじゃないの?S11

    このお母さんうるさくない?ダメダメ言ってさ。M8

    「きたなかったり、おぎょうぎがわるいやつは、なるべくひかえていただけるかしら!?」
    っていうお母さんが素敵。
    そしてラストもハッピー。

  • ついつい鼻をほじっちゃう男の子。
    お母さんは行儀が悪いからやめなさいと言うけれど、ちゃんとした理由があれば、やってもいいのでは?

    鼻をほじるのは実は鼻の奥にあるスイッチを押して、みんなを楽しい気持ちにさせるビームを出すため。
    とお母さんに説明するけれど、十分ウキウキした気分になっているからもうしなくていい、とあしらわれる。
    椅子をガタガタするのは、暴れる椅子を押さえているから。
    お皿から食べ散らかすのは小さい宇宙人に食べ物を分けてと頼まれているから。
    貧乏揺すりをしているように見えるのは、実はモグラに今日の出来事を報告しているから。
    ちゃんと理由があるんだよ、と。
    大人だって、クセがある。
    お母さんが髪の毛の毛先をいじるのはどうして?と聞くと、お母さんは毛先に小さい字でメニューが書いてあって今晩の献立を中から選んでいるのだと言うのだった。

    行儀の悪いクセのいろいろな言い訳。
    行儀の悪いクセに見えるけれど、実は正当な理由があるんだ、という。
    もちろん、嘘だけれど。
    くだらないけれど、笑える。

    最後のお母さんの髪の毛をいじるくせの言い訳も笑ってしまう。

  • こどもたちが、ついやってしまうクセ。
    それには、ちゃんとした「りゆう」があるんです。
    大ヒット『りんごかもしれない』でおなじみの、ヨシタケシンスケ最新絵本がついに発刊です!

    ヨシタケシンスケさんからメッセージ
    ハナをほじったり貧乏ゆすりをしたり、ついついやってしまういろんなクセ。いつもお母さんに注意される「ぼく」は、「大人」を納得させるために、それぞれのクセに「正当な理由」をつけていきます。クセは大人にだってあるし、そんなに目くじらを立てなくてもいいのではないか? それよりも、子どものかわいいウソを頭ごなしに否 定するのではなく、ちゃんと最後までつきあってあげる余裕こそが、本来親子関係に必要なものではないだろうか? ということがテーマのひとつになっています。読み終わった後に、親子でお互いのクセの話やそれぞれの理由について、楽しく話し合ってもらえたら嬉しいです。

  • ちょっとしつこいが面白い

  • 大人に対するふまん、があれば、子供達にもりゆう、がある。その理由があまりにもバカげていて、ふまんがあります、で答えたお父さんの息子ではないだろうか、と思ったほど。今回も思ったのは、アレコレ訳のわからん事を言う息子に対してお母さんが、さほど怒っていない・・・度量が広い。見習いたい。そして息子くんからの逆襲をピンチの表情でさらりとハンバーグで解決するお母さん好き❤

  • 図書館より。

    やっぱりヨシタケシンスケさんは面白いな~(((o(*゚∀゚*)o)))

  • ぼくには「はなをほじるくせ」や「びんぼうゆすりをするくせ」があります。そのたびに、おかあさんに「おぎょうぎがわるい」という<りゆう>でおこられる。ぼくにも、はなをほじる<りゆう>があるんだよ。

    ・・・と、おかあさんに怒られるたびに「ぼく」は理由を述べていきます。大人だって子どもだって、ついやっちゃう癖あるよねー。と、ふふっと笑ってしまう絵本。

    ここに出てくるおかあさんは、一枚上手でとても素敵。
    キーッ!と怒ってしまうエピソードも「あーはいはい」と、余裕で対応する姿と、何といってもヨシタケ・シンスケ氏のゆるーーーい絵がマッチしてる絵本。

    子どもから大人まで楽しめる絵本かなぁと思います。

    <ぞう>

  • うちの息子のことかと思いました・・・。
    鼻くそをほじったり、ご飯をぼろぼろこぼしたり、ストローをかんだり、一段高いところを見つけると上って歩いたり、濡れた手を服で拭いたり・・・。

    お母さんがうんざりして注意するような癖も、ボクにはそれぞれ壮大な理由があるんです。
    次から次へとお母さんに新しい癖を指摘されて、慌てて新しい理由(壮大な屁理屈)をひねり出すボクの表情がたまりません。
    その理由(壮大な屁理屈)を聞いているお母さんの表情も。

    お母さんはなんだかんだと、ボクの言い訳を聞いてあげて、つきあってくれているんです。
    その大らかさに、ほっこりします。
    心にゆとりのある子育てって、いいですね。

  • 表紙でもうすでにハナに指入れちゃってるし!

    この本は、子ども向けではなくて、
    男子の不可思議な行動に頭を悩ませている大人に向けて
    書かれている本だと思った。

    子どもには子どもなりの世界観があって、
    それに対して、頭ごなしに否定するのではなく、
    なんだかんだと絵本の中のお母さんは
    子どもの理由をしっかりと聞いてあげてる。
    子どもの理由(というにはあまりに貧弱な屁理屈なのだけど)を
    ちゃんと受け止めていて、でも否定せずに聞いてあげている。

    作者はどの作品も子どもを子ども扱いせずに、
    しっかりと一人の大人として扱っているのが好きだ。

    子どもの理由を「屁理屈」と捉えずに「想像力」と考え、
    子どもが頭をフルに働かせている姿を見守る余裕を持とうと
    作者が大人に対して訴えている。

    「子どもだって、いろいろとたいへんなんだよ!」

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著者プロフィール

1973年、神奈川県生まれ。筑波大学大学院芸術研究科総合造形コース修了。日常のさりげないひとコマを独特の角度で切り取ったスケッチ集や、児童書の挿絵、装画、イラストエッセイなど、多岐にわたり作品を発表している。『りんごかもしれない』(ブロンズ新社)で、第6回MOE絵本屋さん大賞第1位、第61回産経児童出版文化賞美術賞などを受賞。著書に、『しかもフタが無い』(PARCO出版)、『結局できずじまい』『せまいぞドキドキ』(ともに講談社)、『もう ぬげない』『このあと どうしちゃおう』『こねて のばして』(以上、ブロンズ新社)、『りゆうがあります』『ふまんがあります』(ともにPHP研究所)などがある。2児の父。

「2018年 『レッツがおつかい』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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