ぼくとベルさん 友だちは発明王 (わたしたちの本棚)

  • PHP研究所
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感想 : 23
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569786230

作品紹介・あらすじ

数学は得意な一方、読み書きが困難なエディと、世界一の発明王・ベル。2人を通して、何事にも屈せず、挑戦を続ける大切さがわかる。

感想・レビュー・書評

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  • あきらめない心と、挑戦し続けていく大切さを学んだ本です。
    ベルの温かさも、じんわり感動しました。

  • 読後感がよい。実在する人物(電話を発明したベルやヘレンケラー)も登場するので、子どもの読書の幅を広げるきっかけにもなりそう。

  • ディスレクシア、読み書きができない学習障害。
    数学は得意だし、聞いたことはちゃんと理解できるし、できないのは字を読んだり書いたりすること。
    この障害は努力で克服できるものなのかな?
    この話、どうなんだろうか?
    努力すればいつかできるといいたいのか?
    努力することで多少、読めたり書いたりできているようだけれど、それは、できない子を追い詰めたりしないのかな?
    努力しなかったのが悪いみたいにならないのかな?
    そこがちょっと不安。
    話自体は面白いし、お父さんとの関係など、結構好きだけど。

  • 数学がすごく得意だけど読み書きが苦手で、周りから認められなかった主人公が、近所に住む発明家(実在の、電話を発明したベル)に会い交流して、刺激をうけ自分の力を発揮できる道を見つけていく。
    読後感がとてもさわやか。描写が具体的なので想像しやすい。
    前向きに努力し続けてる大人が周りにいる、というのは子供にとって幸せなことだなと思った。

  • 4/18は発明の日
    読み書きが苦手な少年、エディ。
    電話の発明家、ベル氏との出会いが彼の人生を変えていく。

  • ベルとヘレンケラー。それぞれの伝記は読んだことがあっりましたが、2人がつながっていた事をこの本ではじめてしりました。そして好奇心と言うものがいかに大切かを学んだような気がします。もう一度子育てをするチャンスをもらえたなら、我が子にも沢山の冒険や経験をさせてあげたいと思うがすでに遅く、子供達は成人してしまっています。

  • 昨年夏、課題図書だったので読書感想文の一候補として借りてはきたものの、私自身全く読まずにスルーしてしまった本。でも、珍しく(笑)高評価のようだし、改めて読んで、読ませてみたいな。

  • 課題図書(2018年度、高学年)

  • 小学生の道徳的な内容の課題図書として典型的なものだが、大人が読んでも元気になれる作品だと思う。
    大きな目標を持つことよりも、スモールステップで「できたことを喜ぶ」、困難があっても「続けることの大切さ」が人を成長させることがよくわかった。

  • 1908年春。エディは10歳になったところだった。数学は得意で利発な男の子だが、読み書きが苦手。どうしても字を読んだり書いたりすることができない。
    読み書きが出来ないことを、両親にも黙っていたが、簡単なお使いが出来ず、バレてしまう。
    そして、お父さんは、農夫なら読み書きが出来なくても暮らしていけるのかと悩み、無茶と思える仕事を手伝わせようとする。お母さんは学校に来て、みんなの前でエディは学習に問題があると先生に伝えたため、同級生から「勉強が出来ない子」と見られてしまう。

    電話機の発明で有名なアレクサンダー・グラハム・ベルが、エディの住むバデック(カナダのノバスコシア州)に戻ってきた。
    郷土の偉人でもあるベルさん。

    エディはそんなベルさんと偶然出会い、ベルさんはエディが利発な子どもだと気がつく。
    湖に入って、地球が丸い事が湖でもわかるか確かめていたりするエディの姿を見て、一緒になってエディが何をしているか確かめるベルさん。
    自宅のパーティにエディを招待してくれて、エディはそこでヘレン・ケラーと出会う。

    ヘレン・ケラーは目も見えない、耳も聞こえない。だけど話せるし、口の動きを指で確かめて、話していることもわかる。
    ヘレンのその努力を知って、また、コツも聞いて、エディも文字を読むことを頑張ることにする。

    開拓したい土地にある大きな石を、数学の知識で動かしたエディ。難しい数学のから読み解き、お父さんもお母さんもエディを認めた。
    ベルさんからもらった本を辞書を使って何度も読み、覚え、宝物にして持ち歩く。

    ベルさんが若い仲間たちと挑戦している飛行機作り。その飛行実験の日、お父さんが大きな木の下敷きになって怪我をしてしまい、助けられるのはエディ一人。
    エディは数学の知識を生かしてお父さんをたすけようとする。

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著者プロフィール

児童文学作家

「2017年 『ぼくとベルさん 友だちは発明王』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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