- Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569791333
感想・レビュー・書評
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<目次>
まえがき
第一部 日本人のための科学論
第一章 日本の科学技術の現在
第二章 日本科学 これが大問題
第三章 科学技術は文化である
第四章 日本科学未来館での取り組み
第五章 本来の科学リテラシーと、科学館の役割
第六章 宇宙からの思索 宇宙への想い
第二部 科学を伝える −人材を育てる −つながりをつくる
対談にあたって
第一章 高校生が未来館に夢中になる時
第二章 科学とアート
対談を終えて
2015.08.01 科学未来館で見つける。
2015.09.08 読了詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
すっごく分かりやすい「科学論」。誰が読んでも分かる内容。是非、読んでこれからの日本を考えましょう!
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【配置場所】特集コーナー【請求記号】402.106||M【資料ID】91102390
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所在:展示架
資料ID:11001851
請求記号:402.1||Mo45||033 -
科学は人類が生き延びるためのものである。したがって、われわれはもっと科学について考えないといけない。
これまでは、科学を狭く考えすぎていたのではないか?つまり、文系/理系、理論/実用、といった二分法はナンセンスである。もっと幅広く、科学をとらえよう。 -
・科学コミュニケーションの手法は、ビジネスにも応用できる。
だめな例:「このボールペンは四色で、色は・・」といった機能説明から入る。
よい例:「これは何だと思いますか」「ボールペンですよ」「そうですね。でも普通のボールペンとどこが違うと思いますか」 -
頭であまり面白みを感じずに投げてしまった。
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2010年12月に出版された、宇宙飛行士・毛利衛さんの本です。今年3月の大震災に端を発した原発事故によって揺らいだ日本の科学技術への信頼。みなさんの中にも、原発事故発生後に転換してしまった、戻れない原発観、ひいてはネガティブな科学技術観、未来観を持った方が多いかもしれない。そこまではいかなくても、何かしら、世界観がかしいだ方も多くいらっしゃるでしょう。3月以前の世界がどうだったか、その空気すらよく思いだせないようなことはないでしょうか。本書は、本当にその直前の空気感から、科学を論じてくれている貴重な本です。3月以前の世界から今へと取りもどせるものは、この本から感じることから取りもどしていけばいい、そう感じさせられる本でした。
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毛利さんというと宇宙飛行士という印象を強く持たれている方が多いと思うのですが、元々は科学者だった方でした。大変宇宙飛行士としてもずば抜けて仕事熱心な方だったそうですが、科学館の館長としても大変ご尽力されている様子がよく分かりました。今目の前にある仕事がその先どんなことに発展するかを良く考えていらっしゃるなと感心しっぱなしです。
科学の楽しさは人に伝えて行くべきことなのだと改めて実感しました。