30歳から伸びる女(ひと)、30歳で止まる女(ひと)

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  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (211ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569792019

感想・レビュー・書評

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  • 自分のキャリアについて考えるきっかけとなった

    30歳からは、こんな人が「求められる」

    「いまなにが求められているのか(スピード、正確さ、わかりやすさ)」を探り、「自分には、なにができるか」を考える

    30歳からは、こんな人が「チャンスに恵まれる」

    「力をつけていく」「求めて動く」日常を送りつつ、「これだ!と思ったら即、飛び込む」

    30歳からは、こんな人が「幸運に愛される」

    身近にいる人・自分を大切にする、積極的に人のいいところを認めようとする、明るく前向きに生きる

    「与える」努力をするうちに自然に力はついてくる

    仕事は一生懸命やっていれば、「こうしたらもっとよくなる」「今度は、これに挑戦してみよう」「こんなスキルが欲しい」という課題が次々と出てきます

    「簡単なこと」より「難しいこと」を選ぶ

    ・『どうやったらできるのか』を考えて進む
    ・仕事は自分から進んでやろうとすると、なんでもおもしろくなる
    ・難しいほう、変化するほうを選んだ結果が、その次の年代に生かされてきます

    時間とお金を消費するより、未来に投資しよう

    ・授業料のつもりで、いろいろなところに出かけて、いろいろな人に会ったらいい
    ・自分の収入、または時間の一部を、自分への投資に回す

    経験がその後の人生をつくる

    ・なるべく20代から30代のうちに、いいものを見て、いい経験をし、成功体験を積んでおく
    ・自分の目指す方向にいる人たちをよく観察して、いいと思うものは真似てみる
    ・目標とする人になりきって振る舞う

    「分不相応な望み」がパワーを生み出す

    ・うまくいかないときも決して言い訳をしない、仕事の質問や相談を投げかけると直ぐに返答する
    ・野望をもっている女は強し。その気持ちは、どんなときも自分を励まし、イメージを描き続けることで、少しずつ現実は近づいていきます
    ・「やりたいことはやりたい」「欲しい物は欲しい」とそれを否定せずに、「やれるかどうかやってみよう」と挑戦してみる

    どの世界でも共通のルールを身につける

    ・あたりまえの、小さいことをちゃんとやっている人ほど信頼され、大きな仕事やリーダーも任される
    ・あたりまえより1ミリ上 積極的に“ちょっとよく”を目指して

    専門性よりも多様性をもつ

    ・自分の専門分野だけを見ている人でなく、広い視野で見られる人のほうが、相手の立場になって考えられたり、「いま、なにが求められているのか」がわかって柔軟に対応出来たりする
    ・いまいる状況をよく観察してみると、「これならできます!」「こんなことができるといいな」ということが出てくるはず
    ・自分の中で①人に喜んでもらえること②得意な事③人と違う事(欠点も含めて売りになること)周りを見て④だれもやっていないこと⑤これから先ニーズがあること ←“自分だからできる”サービス

    石の上にも3年、と踏んばってみる

    会社が自分にどんなことを期待しているのか、どうしたらうまく応えられるのか。それを、仕事としていくなかで見つけ出していきたい。会社にとって有用な人間でいたい

    残業しないで成果を出す

    1.「やらなくてもいいことはやらない」無駄を徹底的に省く
    2.探さなくてもいいよう整理整頓
    3.集中する時間をつくる;ひとつずつ完結していく
    4.「すぐやる癖」と、ストレスになっていることを優先
    5.やはり、チームのつながりが最も大事
    6.夜の予定を先に決め、「定時に帰る」と固く誓う

    「会社はなにを期待しているのか」を理解する

    ・経営者がなにを望んでいるのかが分かるから、求められていることを提供できるし、管理職を気遣ったり、助けたりする行動が出来ます
    ・会社からもらっているものは“給与”以外は見えにくいものですが、ほかにもたくさんのものを与えてもらっていることを認識しておいたほうがいいでしょう
    ・利益を上げるために積極的に関わっていく気持ちが大事
    ・「自腹を切っているとしたら、どんな人を雇いたいか?」と考える

    人間関係の核は「認めること」

    認めてくれる人がいれば、自信ややる気が出て、さらにがんばり、成長していきます
    1.話し上手よりも、聞き上手になる 相槌+共感
    2.質問上手になる
    3.感謝上手になる「ありがとう」「おかげさまで~でした」
    4.ほめ上手になる
    5.ねぎらい上手になる「いつも助かっています」「暑かったでしょう」「遅くまでお疲れ様です」

    相手を“いい人”として扱う

    ・私たちが唯一、変えられるのは、自分だけ。自分の態度が変わると、相手との関係も変わっていきます。
    【苦手な人対策6カ条】
    1.“プラスの目”で見るようにする
    2.どんな状態のとき、いい関係になるかを探る 「何を大事にしている人なのか」を探って“求めていること”を差し出して。相手の真似をして振る舞うのもひとつの方法。相手がどんな状態のときに笑顔になるか、のツボが分かると、いい関係が習慣づいてきます
    3.共通点、共感できるところを見つける 発見→時々、話題
    4.学ぶことを探す
    5.なんでもいいから相談する
    6.感情と逆の行動をとる

    やる気を引き出す女性リーダーの資質とは

    コミュニケーション力、明るさ、一歩引くことの出来る懐の深さ;同じ目線で話をする

    魅力的な人に出会う

    折に触れて連絡をする

    10年後の夢より、ここ2~3年の目標

    目標を確実にかなえるためのポイント
    1.目標は小さく分け、出来るだけ短期間で叶える
    2.目標は少なめに
    3.目標は「なんのために叶えるのか」-目的を明確に(Why?)
    4.目標が叶った状態をイメージ(What?)
    5.目標の達成方法に常識はない(How to?)
    6.目標を思い出す回数を多くする
    7.本気で叶えたい目標は、人に言う

    30歳までの転職は「成長できるか」

    【転職の心得5箇条】
    1.まずは、いまの場所で能力が発揮できないか考える
    2.自分の市場価値を客観的に考える
    3.やはり「自分の能力を発揮できるか」「成長できるか」で選ぶ
    4.「自分がそこで生き生きと働く姿をイメージできるか」が大事
    5.辞め際は美しく

  • 読了

  • 漠然とした不安やモヤモヤを抱えて突入した30代…
    とりあえず「30歳」と名のつく本を片っ端から読むことでそれをかき消そうとしてる最近です。

    印象に残った言葉
    ・「ちがうけど認める」、相手を尊重する異文化交流のスタンスで行くとうまくいく。無理に「理解し合おう」「共感しよう」と思わなくていい。人間、わかり合えないのが当たり前。違っていて当たり前。所詮、他人で分かり合えないということを前提にした方が、苦しむこともない。
    ちがうからこそ、おもしろい。ちがいを受け入れる懐の深さを持とう。

    ・30歳から伸びていった人達は、意外と「特に夢はありません」と先のことまで考えている訳ではない。10年後の夢より、ここ数年の目標。

  • 30歳に特化した内容はあまりない。
    世代によらず、人としてこうした方がいいんだろうなーと頭ではわかってるけどできないことが改めてまとめられている感じ。

  • 2014年1月27日読了。

  • ユニクロ店長から写真家、作家など様々な仕事を体験した筆者が、伸びる女性の特徴について書いた本。
    なるほどと思う部分はたくさんあれど、自分がいざ実践できるかというと自信がない。
    “正論を振りかざさない”というのは、耳が痛いが確かにそのほうが仕事をしていくうえでは重要。改めてこのことを明示してくれたのはよかった。

  • あまりがんばってこなかった自分には、読んでいて耳が痛いというか、努力が足らなかったなと反省しつつ読みました。
    30を過ぎるまでたいして成長していないのだが、これからの努力次第では私もまだ伸びるかもしれない・・・・・・

    感謝すること、起こった物事をよく受け取ることなど、仕事上のことだけでなく、日常生活にも取り入れたい内容です。
    「賢い女は男を立てる」はまさに実践しなくてはと思いました。
    強い女性と優しい男性が増えているように感じられる世の中ですが、男女差別の是正は、強くなった女が男を押さえ込むことではないはずです。
    男の人をさりげなく立てて、男の人も活躍するけれど、女の人も生き生きと活躍する、男女ともに生きやすい世の中になるといいなと思います。
    そのためにも、まずは身近なところからの実践。
    まずは夫相手に「賢い女は男を立てる」を実践します。

  • 50のヒントが短くまとめられていて、その時その時で、自分の心に残るヒントが見つけられる。今回は、女の道は一本道ではない、と専門性よりも多様性をもつ、が心に残った。専門性を求めてがんばってきたが、その分キャリアが狭まっていることは確かにあるかもしれない。
    また、正論を振りかざさない、とあるが、これには一言。組織の理論をただ受け入れて動くことは、女性には求められていないと思う。おかしいと思ったら、なぜそうなっているのかを調べて組織の事情を勘案した上での提案をする方が、女性らしさのある働き方ではないか。

  • 借りたもの。
    イラスト版よりも具体的な事例を掲載した50ヶ条。
    読み物として見ながら、共感したり、自身の足りない部分を指摘され、耳が痛い。
    しかし客観的な視点や教訓を頂ける。
    「矛盾してる?」と思う部分もあるかも知れないが、‘情報は振り回されるものではなく、利用するもの’何事も匙加減であり、この中にあるものも取捨選択して行こうと思う一冊。
    日々是勉強。

  • 2014.09.14

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著者プロフィール

鹿児島県姶良(あいら)市出身。台湾国立高雄第一科技大学修士課程修了。作家・写真家。化粧品会社事務、塾講師、衣料品店店長、着物着付け講師、ブライダルコーディネーター、フリー情報誌編集者など、多くの転職経験を生かし、働く女性のアドバイザー的存在として書籍や雑誌などで執筆。
著書に、ベストセラーとなった『感情の整理ができる女(ひと)は、うまくいく』『なぜか話しかけたくなる人、ならない人』『50歳から花開く人、50歳で止まる人』(以上、PHP研究所)や、『いつも機嫌がいい人の小さな習慣』(毎日新聞出版)、『「気にしない」女はすべてうまくいく』(秀和システム)等がある。

「2023年 『まんがでわかる  一緒にいると楽しい人、疲れる人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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