- Amazon.co.jp ・本 (326ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569792323
作品紹介・あらすじ
天保八年、神田百壁町の甚兵衛長屋近くにある煮売り屋"おかめ"を営む「こはる」は、一年前に腕利きの大工だった夫・幸次郎と死に別れ、母・娘との三人暮らし。"おかめ"への客足が減るなか、幼子をあやすのが得意なこはるが思いついたのは、子預かり屋の商売だった。-夜泣き、寝小便、よろず承り候。よそ様の赤子の世話はもちろん、夫婦喧嘩の仲裁やら何やらと相談にのるうちに、気になることがあると首をつつこまずにいられない性格のこはるは、身近で起こった奇妙な事件に巻き込まれ、その解決にひと役買うことに…。
感想・レビュー・書評
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夫に先立たれ、実家の煮売屋の手伝いをするこはる。
こはるは子供が大好きだ。自分の赤子の世話の上、近所の子供が泣きだすと、気になって世話をしてしまう。
そんなこはるは、子供を預かって世話をする商売を始める
近所の長屋の住人や、地回りの岡っ引き、担当の同心などとの関わりながら、事件を解決したり、謎を解いたり。
心温まるヒューマンストーリー。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ぱっと、おもしろく読める。
ただ主人公から、おままごとな感じを受けるのは
何故なんだろう… -
イマイチ
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人情ミステリ?の短編集。ミステリとしても人情モノとしても中途半端だったかな。
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先日、この著者の作品を初めて読んでおもしろかったので、別の作品をと読んでみた。
江戸の人情話。少しミステリーという感じかな。
悪くないけど、続きを読みたくなるほどにはおもしろくなかったなあ…。 -
煮売り屋と子預かり屋を営む世話好きな女こはるが
近くの長屋の住人などの事件の謎を解き明かす。
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謎解き自体は簡単であっさりわかるものが多いが
人情話が多くホッコリ。
【図書館・初読・1/21読了】 -
煮売り屋の傍ら生来の子供好きから子預かり屋も始めたこはるが常町廻り同心の武藤らとともに事件を解決していく短編集
同心を絡めるためか起こる事件に無理がある。子預かり屋ならではのもっと庶民の生活の中にある些細な出来事を解決するような形の方がホッコリと読める気がする -
2010.11
同心が、「澪つくし」の小野寺に少し似ている。こういう人が取り締まってくれたなら、民は安心できるだろうなぁ。