上方落語のネタ帳 1分でわかる噺のあらすじ笑事典

  • PHP研究所 (2011年5月27日発売)
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  • 本 ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569792972

作品紹介・あらすじ

いま聞きたい、上方落語の人気演目を108つ集めました。▼落語には、ご隠居のセリフや親旦那のお説教に、歴史や文化・風俗・芝居などの雑学や生活の知恵、人生訓が詰まっています。楽しみながら、多くの教養が自然と身につきます。▼本書では、108つの噺のあらすじに加え、それぞれの噺の豆知識や名ゼリフを紹介。▼「こんなん大阪で流行ってまんねん」「夜とともに意見をします」「偽者は『本家』と書いたあります」など、ちょっと洒落た会話で使えそうなフレーズもたくさん。▼「さくらんぼ(あたま山)」「延陽伯(たらちね)」「宿替え(粗忽の釘)」「貧乏長屋(長屋の花見)」など、東西で演題が変わる噺は、タイトルの対照表も収録。▼知ってる噺も知らない噺も、関西人はもちろんそれ以外の地域の方も、読むだけでたっぷり楽しめます。本書を手に高座を鑑賞すれば、さらに楽しみは深まります。

感想・レビュー・書評

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  • 東京落語が京須偕充さんなら、上方落語は小佐田定雄さんだろう。
    現代における落語の第一人者である。
    落語作家である小佐田さんが解説するのを聞いていると、聴く前から面白そうと思えてくる。

    常々は東京落語の方をおもに聴いているが、やはり住まいの関係上、上方落語も聴く。

    本書は、話のあらすじに加えて、小佐田さんがピックアップしたこれぞっという決めぜりふや、詳しく掘り下げた内容が楽しい。

    東京落語と上方落語には共通の噺がたくさんあるが、聴きくらべると今更ながらおもしろい。

    こてこての関西弁が鼻についてイヤになるときもあるけれど、「ほんまにあほなこと言うてるなぁ」と単純におもしろい。

  • 非公開メモ記入済

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著者プロフィール

落語作家。1952年、大阪市生まれ。77年に桂枝雀に新作落語『幽霊の辻』を書いたのを手はじめに、落語の新作や改作、滅んでいた噺の復活などを手がける。これまでに書いた新作落語台本は250席を超えた。近年は狂言、文楽、歌舞伎の台本も担当。近著に『枝雀らくごの舞台裏』、『米朝らくごの舞台裏』(ちくま新書)、『5分で落語のよみきかせ』全3巻、『上方落語のネタ帳』(PHP)研究所があるほか、上方落語のCDやDVDの解説文も執筆している。

「2018年 『上方らくごの舞台裏』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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