- 本 ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569792972
作品紹介・あらすじ
いま聞きたい、上方落語の人気演目を108つ集めました。▼落語には、ご隠居のセリフや親旦那のお説教に、歴史や文化・風俗・芝居などの雑学や生活の知恵、人生訓が詰まっています。楽しみながら、多くの教養が自然と身につきます。▼本書では、108つの噺のあらすじに加え、それぞれの噺の豆知識や名ゼリフを紹介。▼「こんなん大阪で流行ってまんねん」「夜とともに意見をします」「偽者は『本家』と書いたあります」など、ちょっと洒落た会話で使えそうなフレーズもたくさん。▼「さくらんぼ(あたま山)」「延陽伯(たらちね)」「宿替え(粗忽の釘)」「貧乏長屋(長屋の花見)」など、東西で演題が変わる噺は、タイトルの対照表も収録。▼知ってる噺も知らない噺も、関西人はもちろんそれ以外の地域の方も、読むだけでたっぷり楽しめます。本書を手に高座を鑑賞すれば、さらに楽しみは深まります。
感想・レビュー・書評
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東京落語が京須偕充さんなら、上方落語は小佐田定雄さんだろう。
現代における落語の第一人者である。
落語作家である小佐田さんが解説するのを聞いていると、聴く前から面白そうと思えてくる。
常々は東京落語の方をおもに聴いているが、やはり住まいの関係上、上方落語も聴く。
本書は、話のあらすじに加えて、小佐田さんがピックアップしたこれぞっという決めぜりふや、詳しく掘り下げた内容が楽しい。
東京落語と上方落語には共通の噺がたくさんあるが、聴きくらべると今更ながらおもしろい。
こてこての関西弁が鼻についてイヤになるときもあるけれど、「ほんまにあほなこと言うてるなぁ」と単純におもしろい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
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著者プロフィール
小佐田定雄の作品





