- Amazon.co.jp ・本 (181ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569793160
作品紹介・あらすじ
未成年への教育上の悪影響が懸念されつつ、日本は戦後、一貫して性が解放されてきた。氾濫する性情報。にもかかわらず21世紀、登場したのは恋愛に消極的な「草食系男子」や、ゲームの二次元キャラクターに恋人を求める若者たち-。そればかりではない。みずから出会いがつくれず「婚活」がビジネスとなる一方、「できちゃった婚」の流行。あげくのはてには「セックスレス夫婦」。はたして日本人の本能は壊れてしまったのか?妄想と化す欲情、さまよえる性欲。生物学、認知科学、脳科学を用いてヒトの欲望の闇に迫る。
感想・レビュー・書評
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タイトル詐欺
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タイトルに偽りあり。二次元キャラに興味を持つ心理とかの分析を期待して読むと大外れとなる。
書いてある内容としてはそれなりに価値があると思うので正直勿体ないと思う。 -
タイトルに釣られちゃったかな。
ゲームキャラの話は出てこないです。 -
大型バイクに何故乗るのか。の話と、二流私立中学を受験させる母親の心理の話など面白かった。全体的に面白い話が満載。
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ゲームキャラに萌えるおたくの分析という印象を受けるが、脳やエロに関しての考察が述べられている。
雑談のネタとしては面白い。ネコブーム、人間の脳にプログラミングされている興味のベクトル、谷崎潤一郎の作品から見る夫婦関係の刺激のための一考察など。 -
タイトルから視聴覚文化からの切り口で入ると思ったら生物や歴史からの切り口。トゲウオが赤い色が鮮やかであればあるほど性的に興奮することを例に出されると人間のフェチやゲームキャラに対する愛情なんか普通に思えてしまう。ただ、ゲームキャラに関する言及はない。
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いやいや、ゲームキャラのことなんて書いてないじゃん…。
オタッキーな人たちが、なんでそんなに二次元?のキャラに夢中になるのかわからなくて、きっとそういうことが書いてあるんだろうと思って読んでみたんだけど…。
よくもまあ恥ずかしげもなく、いろんなことを書いていますよ。
この本無理だわ。 -
著者が何のためにこんな本を書いたのか。単に自分はスケベオヤジですと宣言するためなのか。たしかに、「セックスレス」とか「草食系男子」とか最近の社会現象をとらえる話題としてはおもしろいと思う。私も興味があるから本書を購入したのだけれど、そのあたりについて調べ上げて、何か発表しなければ行けないような内容があったとは思えない。唯一、気付いてはいたことで再確認できたのは、谷崎潤一郎を読んでみないといけないということくらいだろう。三島由紀夫もまだまだ読み進んでいないのにどうしよう。正高先生の出す新書はほぼ全て読んでいると思うけれど、時々はずれがある。自分の研究の中から生まれたものはオリジナルで本当におもしろいと思うのだが。もうちょっと編集者が何とかしないといけないんじゃないか、もっと注文を加えておもしろく仕上げることができたんじゃないか、などと思ってしまいます。
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生物に普遍的に存在する繁殖への欲求、つまり性欲と、人間だけが持つ、淫らなものを楽しもうとする欲情について述べた本。ゲームキャラというヴァーチャルな世界でしか欲情を満たすことができない社会的な背景にした日本人の「性行動」が述べられている。
というのは分かるんだけど、電車で読んでて恥ずかしくなった。やっぱりエロの分析とかされても困ってしまう。なんか、別にそんなこと読みたいという気持ちにならないというか、少なくとも新書には期待していない、というか。(14/06/18)