日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか (PHP新書)

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  • PHP研究所
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レビュー : 354
  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569794297

作品紹介・あらすじ

マンガ・アニメが席巻し、世界はいま空前の日本ブーム。しかし理由はそれだけではない。食文化、モノづくり、日本語、和の心、エコ-あらゆる日本文化に好意が寄せられている。それなのに自分の国を愛せなくなったのはあまりにも悲しい。なぜ『ミシュランガイド』は東京に最多の星を付けたのか?どうして「もったいない」が環境保全の合言葉に選ばれたのか?「クール・ジャパン」の源流を探ると、古代から綿々と伝わる日本文明の精神、そして天皇の存在が見えてくる。

感想・レビュー・書評

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  • 20110208「日本はなぜ世界で一番人気があるのか」竹田恒泰

    前回読了した「メイド・バイ・ジャパン」に続いての日本論。
    日本論は以外と好きな分野である。
    普段の生活の中では寄る辺無くただ漂っているかのような感覚に陥る戦後日本を感じるが、でもなにか一本芯が通っているかのような連続性を感じることがある。
    これはなんなのだろう?というのが、このテーマが好きな理由でもある。

    本書を読み進めると、やたらと縄文時代から世界に誇るだとか、世界最古の文明は実は日本であるとかから始まり、全ては天皇に行き着くという論調である。
    なるほど、著者は元皇族の系統の方であるから、市井の小市民以上に万世一系の皇統に畏み奉るだろう。正直その書きっぷりは抵抗を感じる。

    だが、ある意味、普段は意識することはなくとも、有志以来神事を通じて何かにつけて国民の幸せを祈り続けてきた系統が存在するということは、日本人の最後の拠り所としては必要な装置なのかもしれない。

  • 全体的に胡散臭い。
    ミシュランガイドなど、まだ知らなかった日本の意外な優れた点を知れたのは良かったけど。

  • 読んでいて、すごく辛かった。
    戦後教育の自虐史観で育った人間なうえに、ゆとり教育世代で浅学なので、素直に、ここに書かれていた日本人論を、素直に受け入れて、信じて、喜ぶことができない。
    なぜなら、もうここに書かれている日本人像、文化論は、私の日常生活に存在しないから。遠く隔たった昔の話のように、聞こえてしまった。
    素直に美しい母国愛を抱けない自分が憎いものの、望んでそのようになった訳ではない、全ての原因は情操教育の指向性という自己防衛の板ばさみにある。

    また、私が素直にこの国家史観を受け入れられないというのは、もう一つ理由がある。

    公文書を辿りながら、日本という国を辿ると、それはそれは美しい国家像、国民性ができるかもしれない。
    しかし、現在でさえ、国家の中心にいる方々が想定する民衆の生活モデルと私の生活の実情は大きく異なる。時代の経過のうちに権力によって淘汰されなかった文書が、いかに限定された情報であるか、どちらのサイドに聞きごこちがよいものだったかというのを感じざる負えない。文書は自己の愚かしさを露呈するために書かれるものではなく、常にその対極の意識で他者の視線を痛いほど気にしながら、後代に明け渡すものだ…この文章のようにw

    まあ、小難しく書いちゃったけどさ、私はこの本で自虐史観克服したいと思って読んだんだよね。でも、ちょっとそれは的外れだったなって後悔してるわけ。自虐史観が嫌いの本質的な問題である愛国心とかその延長線にある自己愛を育むためにはさ、タイトルにあるような「いちばん人気」とか数値で測れるものじゃ満足しなくて、けっきょく自分の生活が、生き方が、どんな風に社会とか国とかに関係していたのか、その経験の貧富によってレベルアップしてくもんだよね。あと、逆に、どれくらい国とか社会が自分を愛してくれてるのか、それが認識できなければ、日本の自虐史観とか日本人の自尊心の低さはそうそう引っ剥がせない闇だね。

    レビューこんな低くしてごめん。でも、水戸黄門みたいな帰納法的論理展開は感心しないよ。

  • 日本について知りたくて読書。

    箸の話が印象的。中国語だと箸ではなく筷子と書くが、箸という漢字も存在はする。一般的に箸文化は3世紀から7世紀に中国から仏教を通じて伝わったとされているが、その前から箸に近いものを使っており、その呼び方がはしだったのではないかとの説は興味深い。

    アジア諸国へ行くと箸文化が残っているのは、中国の影響を受けた国が中心であるが、確かに多くがスプーンとの併用が多い。箸だけで食事をするのは日本だけだと思う(中国大陸や台湾もそれに近いが)。

    韓国はスプーンが中心で、ご飯も焼肉もスプーンを用いることが多い。韓国人が大好きな辛ラーメンもフォークで食べる人と箸で食べる人が半々くらいではないだろうか。ラーメンは箸で食べたほうが美味しいというより食べやすいと個人的に思う。

    台湾の烏山頭ダムやウズベキスタンのナヴォイ劇場など、日本人があまり知らない日本についての話は、別書で見聞きしたものもあるが、参考文献の量に驚嘆。著者の学習力を高さを感じる。

    最近では韓国について批判的な論客としても知られているが、著者が韓国を訪れた回数を聞くと驚く。批判するだけあってよく行っているようだ。中国についての発言も多いが、50回以上訪れているという。よく韓国や中国を批判をする人たちの中にはほとんど訪れたこともなく、バイアスがかけられた日本のテレビや報道のみが情報源という残念な人も少なくない。

    私の1つ上だが著者の知識量はすごいなと尊敬に値する。

    本書で勧められているように『古事記』など日本の古典から日本を見つめ直す必要性を感じる。

    読書時間:約1時間25分

  • 思っていたものと違う。コンテンツ主じゃなく、市場としての日本が知りたいな。魅力的なのは、わかっているのだ。

  • 日本の良さは、海外に出て改めて知ることができると思います。現に、日本人と言うと親切にしてもらえることが何度かあります。日本民族が特殊であることは薄々感じていましたが、著者はそれを多面的に論じています。少しこそばゆい感じがするけど、日本人で良かったと思います。グローバル化というけど、日本古来の物の考え方も悪くないと思い直しました。

  • 日本人として知るべき、身につけるべきことに改めて気づかされた本。
    まず、古事記から日本を学び直したい。

  • 2014年3月18日読了。明治天皇の玄孫・華原朋美の恋人として一時世間を賑わせた彼の2011年の著書。「いちばん人気がある」とは非常に臭みがあり嫌な(=気になる)タイトルだが、一般人から研究者までが広く手に取る新書としては普通のタイトルなのか。多彩な食文化、自然や他者と調和する生活の知恵、高度な技術・文化など日本が世界に誇るべき「人気がある」要素は多数あるが、最も注目すべきは2000年以上も続く「天皇」のあり方だとする主張は確かに興味深い。ただ、昔の日本が「何でもサイコー!」で、今の日本が落ちぶれているのは「若者が日本文化を軽んじているからだ」と結論づける展開に違和感があるのと、こちらの先入観もあるのだろうが作者に対してどうにも「キモい」という感情がぬぐえない。いずれにせよ、自分の国に対する色々な種類の考え方を知り、知識を深めるのはよいことだし、必要なことだ。

  • ・「クールジャパン」や「『よい影響を与えている国』で上位に入る」など、日本は世界から好意を寄せられている
    ・食の世界では世界一の美食都市となるほど、何事も専門性を極める民族性
    ・台湾の烏山頭ダム、ウズベキスタンのナヴォイ劇場などを作り上げる「匠」のわざ
    ・「いただきます」「ごちそうさま」の精神
    ・世界一高い、日本のパスポート
    ・神道、天皇を要とした、世界一長い歴史を持つ国、日本

  • 日本人であれば当たり前知っておくべき自国の歴史や文化を、わかりやすい文章で説明しています。この一冊を読めば元気になれますし、自分の生まれた国に対する誇りを持つことができると思います。

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著者プロフィール

作家、皇學館大学講師

「2019年 『決定版・天皇の国史(仮)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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