ジンリキシャングリラ

著者 :
  • PHP研究所
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本棚登録 : 215
感想 : 40
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  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569794662

作品紹介・あらすじ

「人力車部、入ってくんない?」彼女の誘いに、野球部を辞めたばかりの雄大は……。田舎町の高校を舞台にした、笑いと涙の青春小説。

感想・レビュー・書評

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  • 野球部を退部になり、ひょんなきっかけから人力車部に入る事になった主人公の青春ストーリー。
    恋愛部分や部活の部分はやや浅い気がしたが、人力車部の面々が個性的でとても楽しめた。祖父母の家に行く辺りは少し泣けた。人力車部って実際にあったら(あるのかな?)面白いかも。

  • 仕事とするのは難しそう。

  • 世田谷線
    失恋延長戦?

  • 2018/1/12
    シオシオのパァがブースカ由来だったとは。
    ってか世代じゃないし、ブースカもよく知らないのになぜ私はシオシオのパァっていう言葉を知っていたのだろう。
    誰かが言ってたんだろうな。
    なんとなく悲しいことを表すのも知ってたし。
    雄大の愛されっぷりがほほえましい。
    あの後どうなったんだろうね。
    そして珠井さんは誰に失恋したのかな?やっぱ自転車屋の息子?
    積み残しがちょっと多くない?どっか書いてたっけ?
    大人になった雄大の話しも書いて欲しいなぁ。
    王子は他でも出てきそう。楽しみ。

  • 面白いんだけど、ちょっと青春ど真ん中過ぎて、私には感情移入が難しく…。自分もクラブ活動に打ち込んだ高校生活があったのだけど、忘れるものですね。あまりに喧嘩っ早い雄大の性格がいまいち好きになれなかったのも残念でした。この作品の登場人物の中で「好きだな」と思える人がいなかった…ということで、山本作品にしては珍しく、ちょっと合わなかったなぁ、という感想です。

  • 北陸のとある町の高校の「人力車部」のお話し

    1学年上の女性にあこがれて入部した15歳の主人公。
    顧問含め個性あふれる部員たち。

    「ずっと一緒にいられたら」
    そんな時期を過ごすことができるのは
    青春の特権だよね

    山本作品らしいふんわりした作品です

  • 前半あまり面白くなかったのですが、後半少し盛り上がりました。
    主人公は高校一年生 浅間雄大くん、野球部を退部して人力車部に入部する。
    とんでもない事件や事故が起きたり、突飛な人物がいたりしない、平和なお話です。

  • 雄大は高校に入学し、野球部に入るも3日で退部。次に入ったのが話の舞台となる「人力車部」。高校生と人力車のギャップにすぐに話に引きずり込まれました。人と接するのに不器用な雄大が部活を通じて仲間を作り恋をする様子は爽やかな青春物としてとても楽しめるし、軽くなりがちな青春物も、5歳の時に亡くした母をめぐる、父や母方の祖父母とのエピソードによって厚みが出来ていたように思います。理央叔母といとこ、プリンスがいい感じて脇をガッチリ固めていました。雄大のこれからの成長を想像しつつ楽しい余韻を残してくれた本です。

  • 2015 12/21

  • 高校入学早々、野球部を退部させられた雄大は
    人力車部に入ることに。
    軽く読める青春ものと思って読み進めていたら
    思いがけずジンとする場面多々。
    いいっ♪

    【図書館・初読・10/8読了】

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著者プロフィール

山本幸久
一九六六年、東京都生まれ。中央大学文学部卒業。編集プロダクション勤務などを経て、二〇〇三年『笑う招き猫』で第十六回小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。ユーモア溢れる筆致と、魅力的な登場人物が読者の共感を呼び、幅広い世代から支持されている。主な著作に『ある日、アヒルバス』『店長がいっぱい』『大江戸あにまる』『花屋さんが言うことには』『人形姫』などがある。

「2023年 『あたしとママのファイトな日常』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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