“捨てる”勉強法 ビジネス戦国時代に勝つ! (PHPビジネス新書)
- PHP研究所 (2011年4月27日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569795621
作品紹介・あらすじ
「苦手克服するぞ!」「失敗の分析から始めよう!」「1日1時間は勉強する!」――こんな目標は、すべて無駄!?▼20代で仕事の基礎を身につけたビジネスパーソンに必要なのは、人の薦める勉強法をやみくもに信じて実行することではなく、自分に不必要なものをどんどん“捨てる”、プライオリティ勉強術。▼多忙な日常で勉強を続けるカギとなる、「モチベーション・時間・効率」を柱に、何を捨て、どう勉強するのが良いのかを徹底解説する。▼これまでの勉強法で成果が出なかった人、必読の書!
感想・レビュー・書評
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いつもの和田氏の論評と変わらない一冊であった。
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知識社会の勝者になるために。まずはセーフティーネット。欠点よりも得意分野を。一年ワンテーマ400時間捻出。ご褒美効果。ホームランより打数を増やせ。201406
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今から勉強しようという人にいい内容かな?勉強し始めていて、ある程度順調な人にはそんなに有用じゃないかもしれません。
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受験を乗り切るためのHow to本を書くイメージが強かったが、著者の人間的な面が見えて読んでいて気持ちよかった。勉強法について肉食とセロトニンの関係は説得力があって参考になった。多方面で活躍する著者の10分と15分の使い分けも参考になった。
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100人にひとりの勝ち組目指す。
抜きん出た存在になるためには取り柄を探し、そこを伸ばす。短所を減らしても市場価値は上がらない。
ペーパーテストはセーフティネット。
成功したければやってみること。絶対の成功論はない。ダメだったら違う方法を。
記憶力は低下するのではない。年を取ると復習しなくなるだけ。
月に一度、週末は復習に充てる勇気。
勉強は肉体労働。耳声体フルに使う。
情報活用は情報整理時間と検索時間の短いひとの勝ち。
早起きして勉強、あとは気持ちが楽。
打席に立つこと。 -
【読書その45】様々な分野に手当たり次第に手を出すのではなく、「捨てること」に着目し、将来を見据え、優先順位をつけて勉強する方法を紹介した和田秀樹氏の本。
時間には限りがある。その中で時間をいかに効率的に使うか。効率的に使うには、基準となる「ものさし」が必要。
それは著者が言う、「注目すべきは欠点よりも得意分野」である。ドラッカーの本を読んでいても出てくる、この「自分の強みとは何か」という問い。自分の強みを活かし、伸ばすために、そこに重点的に勉強をすることが自分の価値を高めることができる。
勉強する際に、自分の将来の明確なビジョン、具体的な獲得目標を設定をすることが重要。読書についても同様のことが言える。毎年1年に100冊という目標を立てているが、それが全てではない。なんとなく本を読むのではなく、しっかりと問題意識をもって読書をしたい。 -
士業にとって勉強は仕入れそのものです。
資格をとってからいかに学び、いかにアウトプットしていくかがとても重要となります。
この本の著者、和田秀樹さんは精神科医でありながら、和田式勉強法で知られるベストセラー作家。受験勉強ノウハウでお世話になった人も多いはず。
この本は、30代のビジネスパーソンにターゲットを絞り、ビジネス戦国時代ともいえる今を勝ち抜く勉強スキルについて紹介されています。
僕自身も30代も終盤に差し掛かり、明らかに20代の頃のやり方とは違います。
30代前半くらいから、記憶力や瞬発力のようなものに限界を感じて、それなりに工夫してやってきています。自分自身の頭には限界があるので、メモを工夫するとか、図解してみるとか…そんな単純な話なのですが。
思えば新入社員のころって恥も外聞もなく、なんでも先輩に聞けたのに、今ではなかなか人にも聞けず、インターネットなどでこっそり調べたりしています。この本によると検索して自分で調べることも勉強法としてはいいみたいです。
タイトルにもあるように30代ではある程度、ターゲットを絞って勉強して、強みを発揮することも大事です。もちろん、20代である程度広い範囲での知識を得ておく必要があるのでしょうが。
この本は、プロ野球のピッチャーが、速球主体の本格派から、ベテランになってから技巧派に変わっていくように、年齢に応じて仕事や勉強のスタイルも変えていきたいと願う30代の社会人にはお勧めの本です。