- Amazon.co.jp ・本 (198ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569796123
作品紹介・あらすじ
世界最大の無料検索エンジンを筆頭に、「グーグルアース」「Gメール」など、革新的なサービスを生み出し続けるグーグル社。既存メディアから"破壊者"と恐れられる一方で、数多くの天才が集まる「エンジニアの楽園」としても名高い。本書は、共同創業者のラリー・ペイジやサーゲイ・ブリンらグーグル社幹部などの言葉をもとに、優秀な人材を自社に集め、その能力を最大限に発揮させる独自のメソッド"10の黄金律"を解説。
感想・レビュー・書評
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“世界中の人が世界中の情報を無料で手に入れて有効に使えるようにする”
Googleのあり様は、この一言に全て集約されていると思います。
こちらは、そんなGoogleの理念を「10カ条」にまとめた一冊。
曰く「採用は全委員で」
曰く「あらゆる必要を満たせ」
曰く「一カ所に詰め込め」
曰く「調整が容易な環境を」
曰く「自社製品を使わせろ」
曰く「創造性を奨励せよ」
曰く「合意の形成に努めろ」
曰く「邪悪になるな」
曰く「データが判断をもたらす」
曰く「効果的なコミュニケーションを」
それぞれに納得のいく理由が示されていて、フムフムと読みいってしまいました。
“人は収入のためだけに働いているのではないと感じた時、
内に秘めた創造性を発揮する”
こちら、言葉は違えども「公益」や「社会的有用性」を意識したフレーズと思います。
冷戦後の新自由主義の名のもとでの「自分(自社)」だけが儲かればよい、
企業なんだから利益だけ上げていればよいとの考えの限界に気づいていたのでしょうか。
そうではないと思います。
元々の理念からして、人々の快適な生活のためにとの想いが埋め込まれていると、
そうした“先見”は、今現在、組織が必要とされている資質ともリンクしているかと。
“最も厳しい格差は「情報格差」”
さて、これに対する回答をどうしていくのか。
“インフラ”としての情報基盤を持たない人々に、
どのような基盤を提供していくのかとの点が、興味深く感じています。
“社員一人ひとりのアイデアを集め、昇華させてこそ、
イノベーションと言うにふさわしいアイデアが生まれる”
そうそうこちらですが、集合知やセレンディピティともシンクロすると思います。
ちょうど同日に読んでいた『「戦略力」が身につく方法』でも同じことが述べられていました。
Googleの“次”がどうなるのか、、非常に楽しみでもあり、怖くもあり、、
ここ最近の検索サービスに対する立ち位置を見ていても、強く感じています。 -
グーグルのポリシーがわかりやすくまとめられています。薄くて読みやすいのでおすすめ。
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久しぶりにヒットした!
こだわりを持つことがやはり重要。これを読むとGoogleのヒットは運もある。でも運・人を呼び込む人柄が重要
ヒットを生むには一人ではだめで、人に認められるようにするにはどのような行動が必要かを教えてくれた -
Googleのビジョンは明確。世界を変えること。
Googleは王道を拒否する、王道とは時代遅れの別名。みんなが王道と考えていること、当たり前と思っているシステムはもう終わり。
計画なんかどうでもいい。むしろ運に恵まれるようにしよう。
Googleとアップルは社風が似ているが、マイクロソフトとは大きく異なる。
社員には自分は科学者であり、芸術家であると意識させること。 -
グーグルは特別な会社か?
そうではないことが読めばわかる。
しかし、大半の会社がグーグルとはまったく違う。
この差はなんだ?読めばわかります。 -
グーグル関連の書籍は随分増えました。
本書は、グーグルの役員の考え方、社風をいわゆる日本ビジネスマン好みの格言的にまとめた本で、PHP出版らしいなあというところです。
実際のところ、グーグルには10ヶ言なるものは存在するようです。
しかし、かなり日本語化に当ってかなり意訳しているとのことです。
・採用は全委員で
・あらゆる必要を満たせ
・一ヵ所に詰め込め
・調整が容易な環境を
・自社製品を使わせろ
・創造性を奨励せよ
・合意の形成に努めろ
・邪悪になるな
・データが判断をもたらす
・効果的なコミュニケーションを
グーグルの天才集団が、仕事にあたっては結構保守的、伝統的手法を大切にしているところに気付かされます。
また、本書は薄くて大変読みやすいです。 -
福利厚生が羨ましい限り。
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グーグルが強い理由は?
→企業はどんなビジョンを掲げるかでどんな人を採用できるかが決まってくる
事業の成否はシンプルなものを作り出せるかどうかで決まる
好奇心、熱意は人から人へと広がっていく
ユーザーは常に正しいと考え、ユーザーに違和感のないシステムを作るべき -
日本語のところより、むしろところどころにある英語のところの方を読んでました。英語のところは日本語の解説もあるし、難しい専門用語もないので経営学部や経済学部の大学生のかたにおすすめします。
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この手の本は山ほど出ているので、それ程期待せずに読んだが思ったより良い内容だった。
各黄金律に関わる創業者らの発言が小見出しになっていて、それに対応する見解が概ね2~3ページに纏められているので、一話簡潔型で読み易い。
一手に集中しちゃって、いいのかしらん?
一手に集中しちゃって、いいのかしらん?
お得感がある感じでした、わかりやすかったです~
お得感がある感じでした、わかりやすかったです~