- Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569796215
作品紹介・あらすじ
営業の仕事とはたんに物やサービスを売ることだけではない!▼多くの人が「売るためには何度も顧客を訪問せねばならない」「より多く商品を売った営業マンこそ優秀」「お客様は『神様』である」と考えている。しかし、それは大きな間違いだ。本書は営業の仕事の本質とは何かを解説する。▼「5年先のニーズは読める」「力の半分は社内に向ける」「商談でうまく話せても失敗」「『売る』よりも、『作る』努力が大事」「人柄が良いだけでは戦えない」「営業マンは会社の司令塔」など「本物の営業マン」になるための38の新セオリー満載!▼一流の営業マンは世のため、人の幸せのために仕事をする。そのためには、常に自分を磨き続けなければならない!▼今こそ営業のやり方を根本から見直してみませんか。
感想・レビュー・書評
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1.来月から営業に部署移動するため、昔の感覚を呼び起こすのと同時に、知識のアップデートも兼ねて何冊か読むことにしました。
2.営業とはお客さんを幸せにすることです。営業はモノを売る仕事と捉えがちですが、それでは長続きしないですし、社内で競争しあうだけの疲弊した戦いになってしまします。そうではなく、社員とは適切な競争をしつつ、自分の人間力を磨いていきます。
また、営業マンの本当の仕事は社内営業をすることです。つまりは、営業三党は社内で大使役として各部署と連携する基盤となる存在でなくてはなりません。なぜならば、お客さんにプレゼンする際には全てを把握していなければならず、個人でそれを成し遂げるには時間が足りないからです。だからこそ、各部署の人と関わりを持ち、常に情報収集ができる仕組みづくりをしていかなくてはなりません。そうすることで、信頼関係も構築されますし、助けも求めやすくなり、会社の利益に発展していきます。
このように本書では、営業マンとしての心構えが書かれております。
3.営業が社内における大使的な存在として機能するする考えがとても大切だと思いました。営業は個人スキルで何とかするものという考えがいまだに根強く残っています。しかし、営業は商品や会社に対する知識を全て習得していなくてはなりませんし、アイデアを企画する力も必要になってきます。ですので、以前読んだ「営業(著:冨田和成)」にも書いてあった通り、営業はチーム戦と捉えて、仕事をしていく必要があると思いました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
この本の教えを一つ挙げるとするならば
「営業とはお客様を幸せにする仕事である。」
ということです。
「本物の営業マンの仕事術」というよりは
「本物の営業マンの心構え」を学ぶことが出来る本です。
38のセオリーを通して、
「世のため、人の幸せのため」
仕事する一流の営業マンを目指す本です。
これから営業で働いていく人や、目的を見失っている営業マンが
仕事の”本質”を再確認するのには便利な一冊かなと思います。 -
知財にも適用できる話が多数あります。
まず著者は、「営業」とは、「顧客に支持と満足をいただくための仕事」
と定義し、さらに、
辞書の定義である、「利益を得る目的で継続的に事業を営むこと」を
引用し、
営業が事業活動そのものであることを指摘しています。
そして「営業」のためには、人間力を高めることが必要と説いています。
さらに、リーダーは、「周りの人に元気を与え、仕事の意欲を高めて
くれる存在。結果として部下や周りの人たちを幸せにできる」、
そういう人だと定義し、
「そのために必要なことは人間力であり、胆力、愛情です。」
としています。
また、テクニックとして、ニッパチ(2話して8聞く)の法則は、含蓄があり、
ためになりました。 -
東レの元社長さんが、営業マンに求められる事、広い意味では働く意味について書いた本です。上の立場からの言葉、例えば、「上司を驚かせてはいけない」など、納得のひとことが散りばめられています。特に最後の30ページほどは、熱くて沁みます。
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大体のビジネス本、営業本に書いてあるようなアタリマエのことばかり書かれているが、それだけ普遍的で大切なことだということだろう。
例えばそれは「営業とは顧客に支持と満足を頂き、幸せにすること」だったり、「営業とは売るだけではなく、開発・生産との架け橋であるべき」だったり、「誰に売るべきか見極めろ」だったり、「顧客の意見を聴き、市場の変化をしっかり観察しろ」だったり。
この本が良い所は、そういう普遍的な話を一般論として語るのではなく、著者自身の具体的経験や考え方に基づいて再構築されているところだ。
値段もお手頃で、さらっと読めるので、費用対効果から★4つ。 -
最初は専門ビジネスのノウハウだったので、期待外れだった。読み上げていくうちに、面白くなった。著者は自閉症の子をもつ親。妻は、うつ病。それでも、せっせと働いて努力家な人だ。家族思いでいて仕事熱心でもある。
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相手の事を大切に思う
営業マンだからといって、特別な技量が必要になる訳ではありません
自分らしく真摯に生きていきます-
花丸ありがとうございます。
この本についての引用を拝見しました。忘れていた感動を振り返る事が出来ました。納得する内容ばかりです。花丸ありがとうございます。
この本についての引用を拝見しました。忘れていた感動を振り返る事が出来ました。納得する内容ばかりです。2013/10/19
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「営業とはお客様を幸せにする仕事である。」
この本の中で貫かれている主張はこれでした。
営業の仕事をして日々数字に追われながら過ごす日々。本当にこれはお客さんのためになっている仕事なのか?もっと人のしあわせのために働きたい―そう思っていた時にこの本を読んだので、あまりのドンピシャぶりに少し驚いてしまいました。
商品や顧客の性質は違うけど、もう少し冷静に状況を見て、本当に人のしあわせとなる仕事ができるように精進したいなと思いました。 -
小手先のテクニック話ではない。考え方や姿勢について語られている。
本当の営業マン と書かれているが、営業以外の人にも姿勢の勉強になるし、営業の基本的な考え方を知るにもよいだろう。
10年も仕事をしているとどうしても惰性になってしまうことがあるが、そういう仕事に慣れた人が読んで振り返って引き締め直す感じで読むといいかも知れない。
それでもなお、人を愛しなさい は特にいい話だった。 -
書かれてることは当たり前のことばっかり。
「挨拶をしっかりする」「素直に謝る」「嘘をついてはいけない」などなど。
けど、実際そんな当たり前のこともできてない人が、現実世界には多いから、こういう本が流行るのかなー、と思った。
オレは、「当たり前を当たり前と思わないことから、新たな発想が生まれる」って考えてるんやけど、そういう次元の問題ではなく、人としてすべきこと、守るべきルールがここに書かれていることやった。
最後の方に書かれてる、ケント・M・キースの10ヶ条には、感動した。
大切な言葉として、いつでも見られるようにしておきたいと思う。
「本物の営業マン」とは、人間として尊敬できる人間のことやね。