35歳からの「脱・頑張(がんば)り」仕事術 (PHPビジネス新書)

著者 :
  • PHP研究所
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感想 : 53
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  • Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569796710

作品紹介・あらすじ

「自分だけ頑張っても駄目だった!」――20年以上の経営戦略コンサルティング経験を持つ著者が、苦闘の末に体得した、頑張り過ぎなくても「自動的に仕事が回る」手法を伝授!▼著者は、現在の「中堅層は、危機的状況にある」と指摘しています。なぜなら、企業で働く中堅層は、数の多い上の世代に押しつぶされそうになりながら、少ない部下で、より大きな成果を上げることを求められているからです。▼しかし、実際は、「部下がやる気を出さない」「上司と部下との板挟みになる」「最後は自分で仕事を引き受けてしまう」というのが現実です。▼そうした状況を経験した著者が、結果を出し、自分も部下も共に成長するための「仕事の進め方」「部下との接し方」「時間管理術」など40個の「仕組み」を紹介。▼本書は、35歳近辺のマネージャーだけではなく、営業、企画、管理部門など、他者を相手に仕事をする全てのビジネスパーソンに役立つ内容となっています。

感想・レビュー・書評

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  • 少人数の中でマネージメントに悩みこちらを。チームで動くことは少ないのでどこまで実践できるか不安もあるが参考になった。ここまで部下に配慮し考え抜き行動に移すのはすごい。なんでこちらがここまで気を遣わないといけないの、、とも思っていた時期もあり、マネージャーはやはりこのまでしないと部下は育たずついてこないのかとゾッとしつつ、行動するしかない。著者の経験談はまさしく自分も心当たりがあり、読んでて辛かった。
    マインドよりまずは行動。に励まされる。

  • 課長時代にほんとに何度も何度も読んでは試した。

  • 山本さんの愛情あふれる温かい言葉が身に染みる一冊。自身の過去を赤裸々に明かし、マネジャーとして必要な仕組みをどう作り上げてきたかが描かれている。マネジャーとしてまったく資質がなかったと自身で語る著者が、もがきながら獲得してきた方法なので、共感できるし、説得力が高い。部下の指導で苦労しているマネジャー、将来のマネジャー候補は、ぜひ読んでおきたい一冊。

  • 悩んでいたマネジメントの参考になる本です。
    かなり具体的に痛いところに手が届く内容なので、重宝してます。特に参考になるのが、いかに部下にオーナーシップを持ってもらうか、というところです。部下とうまく考えを合わせていくのがポイントとのことでした。

  • 内容は、最近出た「忙しすぎるリーダーの9割が知らない チームを動かす すごい仕組み」とほぼ一緒だった。

  • 部下にこういうことをこう言うとこういう反応、行動になる、という観察事実を増やす。
    部下のオーナーシップを放棄しないように、うまく誘導する。

  • 管理職じゃない自分が読んでもおもしろかった。
    管理職が読んだ方がいいのはもちろん、管理職じゃない人は自分の管理職はどうなのかという視点で見ることができるようになるので読んだ方がいいと思う。
    とはいえ、この手の本は必ず行動に移さないと意味がないので、1つでも2つでも日常に落とし込む。

  • 戦略コンサルで悪戦苦闘しつつチームマネジメントを行ってきた方の気づきがまとまった本。
    チームプレーで仕事をする方でチームをどうマネジメントするかに悩んでいる方には参考になる内容。
    ・最初の仮説を短期間でまとめ上げるのはマネージャーの仕事。同じような課題に悩んだことがある知人に当たる等して
    ・特に優秀な部下には仕事のオーナーシップを渡すこと
    ・部下の意見をきちんと聞き、吸い上げる。一度でも「意見を聞かない人」と思われたら部下は意見を言わなくなる
    ・自分の発言が部下のプライドを傷つけていないかを意識
    ・部下が駆け込んできたときに叱責しない
    ・とにかく明るい顔で働く

  • 仕組みを作るための思考術、習慣術、仕組みを作るための人の動かし方、伝え方、マインドを生み出す行動原則について、それぞれ筆者の経験を基に具体事例が分かりやすく整理されている。30代後半から40代のマネージャー職についている方であれば読んでみる価値はあるかと思う。

  • マネージャーのあり方を説いた書籍。
    一言でいえば、「ブレイン・ジャック」と「ベン図法」。異質との出会い。
    一人で何でもするのではなく、部下の思考回路に溶け込むと同時に、自分の領域に取り込む。
    頭のジャック。同時に、誰からも勉強できることを認識できる仕組みである。

    後は、参考になった言葉
    ○プライドだけが高いだけの特定分野の専門バカで、便利扱いされるだけの人になってしまったことに気付く。(P187)
    ○「部下の自分史」語らせ作戦(P222)
    ○「永続的自己成長」
      まずは、「行動あるのみ!」。「いま、何を勉強しているか?」「この一年で何を学んだか?」を反芻してほしい。忙しいからという言いわけは聞きたくない。忙しい→時間がない→勉強できない→自分が成長しない→そんな自分を部下が尊敬してくれない→部下を120%活用するようなマネージャーになれない、そして、さらに忙しくなる。悪循環!(P243)
    ○本を1分でもいいから読み、勉強するという行動を初めてほしい。(P243)
    ○毎日、笑顔で部下に接する。行動。それが、マインドを変える。

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著者プロフィール

1958年、東京生まれ。慶應義塾大学経済学部卒。東京銀行(現・三菱UFJ銀行)入行。シカゴ大学経営大学院にて修士号(MBA with honors、全米成績優秀者協会会員)取得。
1990年、ボストン・コンサルティング・グループ東京事務所入所。A.T.カーニー東京事務所マネージング・ディレクター・極東アジア共同代表、
ベイン・アンド・カンパニー東京事務所代表パートナーなどを歴任。現在、山本真司事務所代表取締役、立命館大学経営大学院客員教授(戦略コンサルティング論)、
静岡県サッカー協会評議員、慶應義塾大学大学院非常勤講師。
著書に、『40歳からの仕事術』(新潮社)、『30歳からの成長戦略』(PHP研究所)、『20代 仕事筋の鍛え方』(ダイヤモンド社)、『会社を変える戦略』(講談社)、
『35歳からの「脱・頑張り」の仕事術』などがある。

「2013年 『ビジネスで大事なことはマンチェスター・ユナイテッドが教えてくれる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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