- 本 ・本 (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569797151
作品紹介・あらすじ
16世紀、イタリアのフィレンツェ共和国の書記官マキャヴェリが著した『君主論』――。▼小都市国家に分裂し、外国の介入を受けながら戦乱に明け暮れる祖国の姿を憂い、真のリーダーが必要とする“究極の権謀術数”を説いた。▼人間と組織の本質を冷徹なまでに分析した政治哲学は、当時の宗教的価値観から“悪徳の書”と呼ばれ排撃されるも、その後、四百年以上にわたり“帝王学のバイブル”として世界中で読み継がれている。▼本書は、その徹底した現実主義のエッセンスを、「リーダーにとって、力は約束より大切である」「信頼する部下よりも、かつてのライバルを起用せよ」「中立の道を選ぶのは、まったく賢明な手段ではない」「勝利の数よりも、最も害が少ない作戦を常に考えよ」など、現代に合わせた大胆な“超訳”で解説する。▼リーダー・組織のあるべき戦略から個人の強い生き方まで、混迷と停滞を続ける日本人が今こそ学ぶべきマキャヴェリの知恵とは?
感想・レビュー・書評
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歴史考証あってる?と思われる記載がいくつかある。また見開き2ページにまとめないといけないという縛りゆえか、内容も薄い。
~べき論に寄ったビジネス指南書といった趣だが、どうにもやすっぽく見えた。
石丸伸二氏お勧めのマキャベリだが、コレジャナイ感が強かったので別のを読んでみよう。
塩野七尾『マキャベリ語録』はどうだろうか。 -
多分分かりやすいように日本史を例えに出してくれているのだろうが、これだと戦国時代本でも良い気がしないでもない。人気取りで自分が抜擢した奴を処刑するボルジアとか人としてどうかと思うがリーダーとしては必須な要素らしい。まあ舐められたらリーダーは務まらないだろうからその理屈も分からないでもないが…。
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初マキャヴェリ!
って言っても、君主論の内容の一部分を超意訳して、現代のリーダー論の元として使っている感じ。
しかも、出てくる例えはほぼ日本史という、なんだかしっくりこず、、
日本史を勉強しなおしたくなる本であった。笑 -
確かに現実的で参考になる。たとえ話が、信長と蒲生とかの戦国時代の話ばかりで、それがかなりいまいち。もっとビジネスにおける事例が望ましい。
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マキャヴェリの『君主論』をやさしく、且つ現代に合った形で書かれた内容。面白い点はさまざまな歴史的事件・人物を引用しながら解説しているところで、非常に読みやすく興味深い。本書は「リーダーは獅子の強さと、狐の狡猾さを持たなければならない」といったような辛辣な内容がいっぱい。
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権謀術数を説いて悪徳の書と呼ばれたらしい君主論だが、ルネサンス時代の空気にそぐわなかっただけで、現代では至極まともなことを言っている実用書。
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1つのテーマを見開きで完結するため読みやすい
マキャヴェリの言葉とともに日本の戦国史を知ることもできるので得をした気分にもなれます
悩みや問題に直面したときに目次を見てはテーマを絞り学びを振り返りたいと思える一冊
著者プロフィール
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