- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569799445
感想・レビュー・書評
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2016.10.11 読了
この食堂に訪れる人たちの話かな、と思ったら
ビミョーに違った。
8編からなる短編集です。
時々 登場人物がリンクする。
どの話も ほっこりしました。
「黒猫のミーコ」と「花丼」が
じんわりしました。
読みやすいけど、いいところで
どの話も終わってしまう感じで、
もっと ふくらまして読みたい!と
思うくらいでした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
とある川を中心に広がる町。そこに住む8人の再生物語。『黒猫のミーコ』に涙。ホームレスのバンさんの優しさにもホロリ。心が荒み潰れそうな夜に再読したい一冊。
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2022.01.25.読了
オムニバス式の心が暖かくなるおはなし。
どれもいいはなし。
現実と同じように、どうにもならない毎日を一生懸命生きている人たちのはなし。
黒猫のミーコ
三姉妹
明滅
本番、スタート
台風のあとで
花丼
越冬
月明かりの夜に
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食堂あんまり関係なかったな
ほんわかっぽいけど重い
越冬が一番好きかな -
ドリアン時代のエッセイには頷かされることも多かったので、小説も期待して読み始めたのではあるが、正直、小説としてはまだまだ発展途上にあるという印象を受けた。
生意気言ってごめんなさい。
物語に加わって来る作者の意図(ここらで一発泣かせてやろうとか、ここで感動させようとかの作為的な感情操作)が隠し切れず、行間からあからさまに透けて見えてしまうことにイヤな感じを受けてしまう。
読み手としては見えないようにもっと上手く隠しておいて欲しいところ。
各章の並びと執筆の年代は前後するが、読み進むにつれこなれ最初に感じたイヤらしさは薄れ、川辺の町の物語そのものを愉しみながら、そこに込められた作者の想いを感じることができるようになった。
あの物語のあの人がという箱庭的な感動は希薄ながら続編やサイドストーリーへの期待は募る。
既にあるのかもしれないけれども。 -
よかった。
いつもは見えなくて、下にいるときにここが見えるか見えないか、出会えるのかで活きて生きていけるのかが変わってくる気がする。
ほんとはきっとみんなにあるんだけど、触れないと見えてこなくてでも触れても今は見えなかったりする。
でもだからこの世界を諦められない、そんな理由が詰まった本。
あたしは好き。 -
題名にだまされた。
全く読み終わっても何も残らない -
NHKでやっていた「花丼」の朗読がとてもよかったので登録しました。
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ちょっと絶望の度合いが強い主人公たちが、ほんの少し希望を取り戻していく。
ほんのり、あたたかい物語。 -
丼くん登場。『悩む前のどんぶり君』より先にこちらを読みました。
切なかったり、可愛かったり、またひどく人間くさかったり…でもどれも美しい物語ばかりでした。