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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569802947

作品紹介・あらすじ

ペンネームに「幸」が付いた5人の作家が紡ぐ「幸せ」についての物語。

感想・レビュー・書評

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  • 名前に「幸」の文字が入っている5人の作家さんの「幸せ」をテーマにしたアンソロジー。

    幸せな物語がたくさん読めると思ったら‥、そう簡単には安心させてくれない。
    特に真梨幸子さんの「ハッピーエンドの掟」は怖くてびっくり。ガタガタ…。
    ハッピーエンドも楽ではないみたい。

    • 円軌道の外さん

      お久しぶりです!

      てか、幸の字がつく作家って
      意外におるんやなぁ〜ってビックリしたし(笑)、
      面白い企画ですよね(^O^)
      ...

      お久しぶりです!

      てか、幸の字がつく作家って
      意外におるんやなぁ〜ってビックリしたし(笑)、
      面白い企画ですよね(^O^)

      幸せを計るモノサシは
      人それぞれだし、
      意識しなきゃ
      気づかないことでもあるから、

      こういうテーマで幸せを意識したり
      考えたりするのも
      意味のあることかもしれないですよね♪

      次、図書館行ったら
      探してみます(^_^)v


      コワい話も気になるぅぅ〜っ(>_<)


      2012/12/01
    • takanatsuさん
      円軌道の外さん、お久しぶりです!
      コメントありがとうございます。
      もっとこういう本が増えるといいなぁと思います。
      初めての作家さんにも...
      円軌道の外さん、お久しぶりです!
      コメントありがとうございます。
      もっとこういう本が増えるといいなぁと思います。
      初めての作家さんにも出会えてとても嬉しいので♪
      円軌道の外さんのレビュ、楽しみにしてます。
      2012/12/01
  • 「幸せ」がテーマだから当然ハッピーエンドだろうと思っていたら、そうきたかというのもあり。どの話もおもしろかった。

    伊坂幸太郎『Weather』
    伊坂作品て会話シーンの口調なんかにちょっとクセがあったりするけど、この話はその点が抑えめで初めて読む人にはよさそう。その分ひねりもあまりない話ではある。

    山本幸久『天使』
    私にとってはかなり久々の山本さん。あいかわらず人間を魅力的にえがくのが上手い。

    中山智幸『ふりだしにすすむ』
    この前読んだばかりの「ペンギンのバタフライ」からの一篇(もしかしたらこっちが先なのかな)。イシカバカバ、って口に出して言いたくなる。

    真梨幸子『ハッピーエンドの掟』
    唯一のはじめましての作家さん。作風を知らなかったのもあり、どうなるか予想がつかず楽しめた。

    小路幸也『幸せな死神』
    あとがきにもあったけど、どことなく「死神の精度」を意識しているようないないような。もう少し何かエピソードがあればよかったけど最後を締める話としてはちょうどいい。

  • 単純に、心温まるハッピーエンドな話ばかりなのかと思っていた。
    『幸せ』がテーマのアンソロジーだけど、人それぞれ幸せの感じ方が全然違うことを思い知らされました。

    私には「幸せ…なのかな??」と考えてしまう話が多く、普通のハッピーエンドが無かった。

    伊坂幸太郎さんの作品では、結果的には幸せだろうけどサプライズはされる側よりする側の方が楽しいのは確か。サプライズ準備中のする側の挙動不審に気が付くと不安を感じるし、イライラする。
    結果、喜びも半減する。
    幸せかなぁ?

  • 名前に「幸」の字がある作家5人が書いた「幸」がテーマの短篇集。伊坂幸太郎の「Weather」ものすごく好き!いつもながらの軽妙な会話と伏線にやられましたー。思わず2度読みして2度とも涙。そして温かい気持と笑い出したい気持ちが混在。読書の幸せって、こういうことかも。

  • 伊坂幸太郎『Weather』
    結婚式での色男な友人のエピソード
    天気のこと詳しくなった理由がおもしろい

    山本幸久『天使』
    スリ師のおばあちゃんのお話
    おもしろかった

    中山智幸『ふりだしにすすむ』
    生まれ変わりのおはなし
    あったかい
    わたしも後世でも前世でも旦那さんに会いたい

    真梨幸子『ハッピーエンドの掟』
    最後ぞっとした!けどおもしろかった!

    小路幸也『幸せな死神』
    こんな死神だったらわたしも出会いたいし、
    主人公と同じように行動するとおもう

  • 名前に「幸」がつく作家さんにお願いして「幸せ」をテーマに書いてもらったアンソロジーだそうで。
    大好きな真梨さんと伊坂さんが書いてるので読みました。
    あまり短編集は好きじゃないんだけど、この短編集はとても読みやすく面白かったです。
    「ふりだしにすすむ」だけ、私好みではなかったけど。
    あと真梨さんはやっぱり面白くてやっぱりイヤミスでした(笑)

  • 好きな作家さん(伊坂さん)の作品が載っていたのと、「名前に『幸』が付く作家さんを集めて幸せな話を書いてもらいました!」な製作者のノリに「なにそれ面白い」的な悪ノリが重なり読了。
    ■weather/伊坂幸太郎→とにかく当たり障りのない天気の話をしていたら、詳しくなってしまったという虚しいお話。
    危うい過去のある旦那さんだけど、二人が何だかんだで上手く行きそうだから不思議。あと、親子ってすごい。
    ■天使/山本幸久→女掏摸師の話。面白かったけれど、どう書いていいのかわからない。金治さんの話だけで、深く読んでみたい。
    ■ふりだしにすすむ/中山智幸→イシカバカバ。約束の日、石樺さん結局……。イシカバカバ!
    ■ハッピーエンドの掟/真梨幸子→流石イヤミス作家さん。絵本描き直しもムズムズしたし、最後の展開で「うわぁー」と嫌な気分になれる笑 なるほどおもしろい、けど書いてる方は病まないのか率直に気になる。
    ■幸せな死神/小路幸也→零れたウイスキーが死神を召喚し契約する、という「なんちゅー設定や」と突っ込みたくなる割に真面目なお話で。楽しめたし、何より読後感が良かったのでトリとして良かったと感じた。

  • 「幸」のつく作家さんによる、
    「幸せ」をテーマにした短編集。

    不幸と思われることの側面にも、幸せは きっと寄り添ってるのかなぁ。
    どれも、いいお話。
    優しい気持ちになれました。

    ・・・真梨さんの作品以外(笑)

  • 名前に“幸”の字が入る作家のみで構成されるアンソロジー。一番は伊坂幸太郎かな。これは見事。上手い。面白い。次点で小路幸也。死神といえば思い出す伊坂氏の『死神の精度』。伊坂氏と競演することをわかっていて、この題材をあえて選び勝負してきたところに作家の意地みたいなものを感じた。伊坂氏にも負けない仕上がり。初読みの中山智幸もなかなかに良かった。山本幸久は安定。初読みの真梨幸子は個人的には合わないかなぁ…。ちょっとテイストが…。まぁ、幸せの形は人それぞれってところね。2013/034

  • 五作家的短篇的。不過、給星五、只伊坂幸太郎的作品。

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著者プロフィール

1971年千葉県生まれ。東北大学法学部卒業。2000年『オーデュボンの祈り』で、「新潮ミステリー倶楽部賞」を受賞し、デビューする。04年『アヒルと鴨のコインロッカー』で、「吉川英治文学新人賞」、短編『死神の精度』で、「日本推理作家協会賞」短編部門を受賞。08年『ゴールデンスランバー』で、「本屋大賞」「山本周五郎賞」のW受賞を果たす。その他著書に、『グラスホッパー』『マリアビートル』『AX アックス』『重力ピエロ』『フーガはユーガ』『クジラアタマの王様』『逆ソクラテス』『ペッパーズ・ゴースト』『777 トリプルセブン』等がある。

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