絵本 アランの幸福論

  • PHPエディターズグループ (2012年2月21日発売)
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感想 : 9
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  • 本 ・本 (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569803258

作品紹介・あらすじ

本書『<絵本>アランの幸福論』は、美しい絵とシンプルな言葉で編んだ幸福への道標です。わかりやすい正統派の訳を明治大学教授・合田正人先生が、アランの世界観をよみがえらせる絵を、田所真理子さんが描いてくれました。▼これから通りに出て行くあなた、仕事場に、家庭に、病院に向かうあなた、今目覚め、これから眠りにつこうとしているあなた、もう壊れそうになっているあなた、ポケットのなかにこの言葉の銀河をちょっと忍ばせてみませんか。「幸福であろうとすること、それはすでに幸福であるということなのだ」(訳者・合田正人「序にかえて」より)▼はじめて宝石のようなアランの言葉にふれる方々にも、ふさわしい本です。

感想・レビュー・書評

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  • 私は幸福であると思い、幸福を蓄えるそれがみんなの幸せ

  • 翻訳によって、こちらの受け取り方が違うと感じた。
    「悲観は気分、楽観は意志である。」

  • アラン曰く、幸福になることは人間の義務である。
    じっと座って待っていても、やってくるのは不安や悲しみばかり。
    人にとって、幸福を求めることが幸福なのであり、自分で作り出した幸福は、決して自分を裏切らない。

    幸福論を読破するのは難しいけど、素敵なイラストと厳選された言葉で大切なことが伝わってくる。手元に置いておきたい一冊。

  • アランの「幸福論」を 合田正人の訳と田所 真理子のイラストで、美しくシンプルに見開きで表現されている。
    左ページにイラストと原文(フランス語)、右ページに合田正人の訳

    通常の訳本ではなかなか難解な部分があって読みにくいtおころもあるのだけども、この本であれば、「幸福論」エッセンスとともに雰囲気を楽しめることができると思う。

    また、合田正人による巻末の「見知らぬあなたへ」も非常に素敵なメッセージとなっている。

    この本を読んで、また原文を読んでみたいと思える素敵な本。

    合田正人による全文役があれば読んでみたいなぁと思ったのだけども、どうも無いみたいね。

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    【内容(amazonより)】
    本書『<絵本>アランの幸福論』は、美しい絵とシンプルな言葉で編んだ幸福への道標です。わかりやすい正統派の訳を明治大学教授・合田正人先生が、アランの世界観をよみがえらせる絵を、田所真理子さんが描いてくれました。
    これから通りに出て行くあなた、仕事場に、家庭に、病院に向かうあなた、今目覚め、これから眠りにつこうとしているあなた、もう壊れそうになっているあなた、ポケットのなかにこの言葉の銀河をちょっと忍ばせてみませんか。「幸福であろうとすること、それはすでに幸福であるということなのだ」(訳者・合田正人「序にかえて」より)
    はじめて宝石のようなアランの言葉にふれる方々にも、ふさわしい本です。
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    【目次】
    1章 上機嫌とは
    ・あなたが上機嫌でありますように
    ・上機嫌には潔いところがある
    ほか

    2章 仕事とは
    ・人間的な最大の喜びは
    ・少しは生きる苦労というものがあったほうがいい
    ほか

    3章 幸福とは
    ・幸福とは
    ・喜びをさがしに行くなら
    ほか

    4章 礼節とは
    ・人ごみのなかで
    ・人がいらだったり、不機嫌だったりするのは
    ほか

    5章 人間とは
    ・人間の営為がなかったら
    ・自分を責めさいなんでいるすべての者たちに
    ほか

    見知らぬあなたへ(合田正人)

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  • 行動の中に幸福はある

  • ポケットのなかにこの言葉の銀河をちょっと忍ばせてみませんか。(著者のことばより)

    シンプルな言葉と、繊細な挿絵、やさしい水色の表装。手元に置いて、心を鎮めたい時に読みたい本です。

  • 本好きが転じて、
    ぼくは本屋さんでバイトをしている。

    それも息抜き&気分転換程度の
    週に2回、計8時間のささやかな
    バイトなのですが、

    そのバイト中、店長に
    「この本のポップを書いてくれんか?」
    と頼まれて出会った一冊。

    <絵本>となっていたので
    ストーリー調の展開を期待して
    ページをめくったのですが、
    どちらかというと、絵の付いた
    名言集という感覚でした。

    それでもさすがアランというような
    一級の名言はやわらかく心にしみました。

    いいですね。アラン。

    「幸せ」について、「仕事」について
    もしくは「人生」そのものについて、

    悩めるとき、病めるときは
    ぜひ手にしたい一冊。


    幸福であろうとすること、
    それはすでに幸福であるということなのだ


    読むのにかかった時間:20分

    こんな方にオススメ:生きるのに疲れた方に

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著者プロフィール

合田 正人 1957年生まれ。一橋大学社会学部卒業、東京都立大学大学院博士課程中退、同大学人文学部助教授を経て、現在、明治大学文学部教授。主な著書:『レヴィナス──存在の革命へ向けて』『レヴィナスを読む』(ちくま学芸文庫)、『ジャンケレヴィッチ』(みすず書房)、『フラグメンテ』(法政大学出版局)、『入門ユダヤ思想』(ちくま新書)、主な訳書:レヴィナス『全体性と無限』(国文社)、同『存在の彼方へ』(講談社学術文庫)、同『われわれのあいだで』『聖句の彼方』『神・死・時間』『歴史の不測』、デリダ『ユリシーズ グラモフォン』、『ベルクソン講義録 全四巻』、セバー『限界の試練』(以上、法政大学出版局)、アド『ウィトゲンシュタインと言語の限界』(講談社)ほか。

「2022年 『困難な自由〈新装版〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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