<絵本>アランの幸福論

  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569803258

作品紹介・あらすじ

希望すること-それこそが幸福であるということなのだ。美しい絵とシンプルな言葉で編んだ幸福への道標。

感想・レビュー・書評

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  • 私は幸福であると思い、幸福を蓄えるそれがみんなの幸せ

  • 翻訳によって、こちらの受け取り方が違うと感じた。
    「悲観は気分、楽観は意志である。」

  • アラン曰く、幸福になることは人間の義務である。
    じっと座って待っていても、やってくるのは不安や悲しみばかり。
    人にとって、幸福を求めることが幸福なのであり、自分で作り出した幸福は、決して自分を裏切らない。

    幸福論を読破するのは難しいけど、素敵なイラストと厳選された言葉で大切なことが伝わってくる。手元に置いておきたい一冊。

  • アランの「幸福論」を 合田正人の訳と田所 真理子のイラストで、美しくシンプルに見開きで表現されている。
    左ページにイラストと原文(フランス語)、右ページに合田正人の訳

    通常の訳本ではなかなか難解な部分があって読みにくいtおころもあるのだけども、この本であれば、「幸福論」エッセンスとともに雰囲気を楽しめることができると思う。

    また、合田正人による巻末の「見知らぬあなたへ」も非常に素敵なメッセージとなっている。

    この本を読んで、また原文を読んでみたいと思える素敵な本。

    合田正人による全文役があれば読んでみたいなぁと思ったのだけども、どうも無いみたいね。

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    【内容(amazonより)】
    本書『<絵本>アランの幸福論』は、美しい絵とシンプルな言葉で編んだ幸福への道標です。わかりやすい正統派の訳を明治大学教授・合田正人先生が、アランの世界観をよみがえらせる絵を、田所真理子さんが描いてくれました。
    これから通りに出て行くあなた、仕事場に、家庭に、病院に向かうあなた、今目覚め、これから眠りにつこうとしているあなた、もう壊れそうになっているあなた、ポケットのなかにこの言葉の銀河をちょっと忍ばせてみませんか。「幸福であろうとすること、それはすでに幸福であるということなのだ」(訳者・合田正人「序にかえて」より)
    はじめて宝石のようなアランの言葉にふれる方々にも、ふさわしい本です。
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    【目次】
    1章 上機嫌とは
    ・あなたが上機嫌でありますように
    ・上機嫌には潔いところがある
    ほか

    2章 仕事とは
    ・人間的な最大の喜びは
    ・少しは生きる苦労というものがあったほうがいい
    ほか

    3章 幸福とは
    ・幸福とは
    ・喜びをさがしに行くなら
    ほか

    4章 礼節とは
    ・人ごみのなかで
    ・人がいらだったり、不機嫌だったりするのは
    ほか

    5章 人間とは
    ・人間の営為がなかったら
    ・自分を責めさいなんでいるすべての者たちに
    ほか

    見知らぬあなたへ(合田正人)

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  • 行動の中に幸福はある

  • ポケットのなかにこの言葉の銀河をちょっと忍ばせてみませんか。(著者のことばより)

    シンプルな言葉と、繊細な挿絵、やさしい水色の表装。手元に置いて、心を鎮めたい時に読みたい本です。

  • 本好きが転じて、
    ぼくは本屋さんでバイトをしている。

    それも息抜き&気分転換程度の
    週に2回、計8時間のささやかな
    バイトなのですが、

    そのバイト中、店長に
    「この本のポップを書いてくれんか?」
    と頼まれて出会った一冊。

    <絵本>となっていたので
    ストーリー調の展開を期待して
    ページをめくったのですが、
    どちらかというと、絵の付いた
    名言集という感覚でした。

    それでもさすがアランというような
    一級の名言はやわらかく心にしみました。

    いいですね。アラン。

    「幸せ」について、「仕事」について
    もしくは「人生」そのものについて、

    悩めるとき、病めるときは
    ぜひ手にしたい一冊。


    幸福であろうとすること、
    それはすでに幸福であるということなのだ


    読むのにかかった時間:20分

    こんな方にオススメ:生きるのに疲れた方に

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著者プロフィール

1868-1951。本名Emile Auguste Chartier。ノルマンディーに生れ、ミシュレのリセ時代に哲学者J・ラニョーの講義を通して、スピノザ、プラトン、デカルト、カント、ヘーゲル等を学ぶ。エコール・ノルマル卒業後、ルーアン、アンリ4世校などのリセで65歳まで教育に携る。ルーアン時代に「ラ・デペーシュ・ド・ルーアン」紙に「日曜日のプロポ」を書きはじめたのが、彼のプロポ(語録)形式の初めである。アランの人と著書については、アンドレ・モーロワの『アラン』(佐貫健訳、みすず書房、1964)に詳しい。邦訳されたものとして、『定義集』(森有正訳、1988)、『デカルト』(桑原武夫・野田又夫訳、1971)『プロポ』1・2(山崎庸一郎訳、2000、2003)『アラン 芸術について』(山崎庸一郎編訳、2004)『小さな哲学史』(橋本由美子訳、2008、いずれもみすず書房)などがある。

「2019年 『定義集 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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