- Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569803289
作品紹介・あらすじ
「他部門との調整をスムーズにしたい」「後輩をうまく叱るには」など、30代ビジネスパーソンが直面する悩みを解決するために必要な力が「基礎力」。ビジネス環境が激しく変化する今、専門知識や資格を身につけるよりも、どのような仕事をするにも役立つ、この「基礎力」こそが大事である。本書は、人材育成の第一人者である著者が「基礎力」の磨き方を解説。会社から必要とされる人材になるためのヒント満載。
感想・レビュー・書評
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「キャリアデザインⅠ」で俯瞰的に触れられた「仕事をする上で必要な力」の、特に基礎力(対人能力、対自己能力、対課題能力、思考力)について、それがどういったもので、いつどうしたら身に付けられるのかを詳説したもの。
まずは「キャリアデザインⅠ」を読むと、キャリアデザインや求められる能力をより全体的に把握することができる。
巷には経験ベースのビジネス書で溢れているが、キャリアのプロがキャリアの観点から必要な能力についての理論を説明している。
事例も載っているものもあるが、基本的には概念を知るためのものなので、より具体的な経験に落とし込んで納得したい場合は他の書籍をあたるとよいかもしれない。また、自分の苦手な箇所があれば、その能力名でamazon等で検索すると関連書籍が出てくるので、さらに読み進めてみると自分の仕事に活きるのではないかと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
小手先のスキルよりも基礎力を伸ばすべきという本。
基礎力(コンピテンシー)セルフチェック結果
強み:親和力、協働力、統率力、感情制御力、行動持続力
弱み:計画立案力、実践力
全体として、対課題能力が平均並みもしくは以下。
親和力などは小学生の頃に身につけた人が多く、対課題能力は社会人になってから身につけた人が多い。
コンピテンシーの成長ステップ
①協働力を中心に基礎力が伸びる
チームで目標共有し、協力しながら達成する経験
学生時代〜若手社会人時代
②計画立案力を中心に基礎力が伸びる
重要顧客を任されるなど、誰かのアシスタントではなく自己責任で、自分で考えて結果を出す経験
③感情制御力・実践力を中心に基礎力が伸びる
リーダーの役割を担う段階
メンバーをまとめ、チーム目標を達成する責任を持つ
リーダーシップの発揮を期待される
論理的思考力から社会的思考力へ
大学時代に専門科目を学んでも、社会で役に立たないと疑問を持つ学生がいるが、経済学を大学で学ぶことの最大の価値は、経済学的なものの見方、考え方を習得することではないか。個々の経済学の知識以上に、経済学概論として教わる根幹となるエッセンスを身につけられれば、一生の財産となる
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今までに出版された大久保幸夫氏の30歳対象の新書
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おもしろくない
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良くも悪くも新書らしい本でした。流し読みでおわった。
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コンピテンシー!!
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基礎力をまず伸ばすことに専念せよという著者の主張には賛同出来る。