「ドーハ以後」ふたたび 世界から見た日本サッカー20年史

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  • PHP研究所
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感想 : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569805207

作品紹介・あらすじ

すべてはドーハのロスタイムから始まった。1993‐2012。

感想・レビュー・書評

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  • サッカーはポジショニング。だからサイドの攻防とエリア、陣地取りが大事。

    メッシノゼロトップも攻め上がらないセンターばっく前であることや、バルサの両ウイングはサイドラインを踏んだぽじしょにんぐをとることによって相手のサイドの攻め上がりを押さえつつ、バックラインを横に拡げることによりメッシのフィールドを拡げることだと思えば納得。

    ザッケローニになってポジショニングよくなって縦にはやくなるだけで強くなったよね。

  • 前書「ドーハ以後」は名前の通り、ドーハの敗戦後の日本代表と海外のサッカーについて、杉山氏の布陣という視点から分析した名著だと思う。この本が杉山氏の最初の著書の本だったとは知らなかった。

    当時の日本のレベルでは3バック=守備的、4バック=攻撃的 という簡単な区分けしかなかったが、4バックにもベンゲルの名古屋の4バックの布陣があったり、加茂日本代表のブラジルの布陣の違いなど、当時のナンバーなどへの文章で個人的には理解したことを懐かしく思う。

    今はサッカーを布陣だけで語ると問題もありF川崎の監督になった風間氏は、布陣をホワイトボードのマグネットサッカーなどと言って批判もすることもあるが、「布陣だけ(で)語る問題もあれど、布陣(も)語る必要があると考えたい。」と個人的には思う。

    その意味で、本書の「ドーハ以後 ふたたび」は、上記の内容を受けて、この20年間のサッカーの(布陣)の変化が分かるには良い本だと思う。多少、布陣を語ることが日本で一般的になったことと、最近の著者の本が次々と出版されて、少し金儲けの安売りし過ぎやしないかと思っていたけれど、本書は久しぶりに渾身の1冊だと思う。

    日本代表や当時のヨーロッパで流行っていたシステムなどが気になる人は、一読しておいて損はないと思う。

  • サッカー評論家と称する人は沢山居るがその中で今最も信頼できる評論は本書の著者である杉山茂樹だ。往々にしてスター選手賛歌に終始しがちな他のコラムや評論と異なり、キチンと戦術を分析し批評をするという杉山の姿勢は日本のサッカーに最も欠けている部分とも言える。

    決して戦術が全てではないにしろそうした視点が全く無いままに一戦一戦の結果に一喜一憂していては進歩が無いのもまた事実である。本書はオフト時代からの日本代表の戦術を分析し、それ世界の戦術趨勢と比べることで日本代表の戦いぶりを評価するものだ。世界は勝利するために日々その戦術的幅を広げているにも関わらず、歴代の日本代表監督は余りにもそうした視点に欠けているというのが杉山の嘆きでもある。

  • アメリカワールドカップからこれまでの日本代表についておすぎが言いたい放題言っております。
    おすぎが「本田の1トップにすべきだ!」とか以前から言っていたなんて記憶はなく、「ほら、俺の言った通りだろ!」とか「俺の言うとおりにしておけば」的な表現が鼻につくことはありますが、これまでのサッカー史を振り返るにはもってこいの一冊かと。
    特にトルシエやジーコのときはね、自分もサッカーに詳しくなかったから「代表監督がやっていることが正しいんだ!」的なノリはあったんだけど、今思えばそーでもないことがわかるわけで。
    まぁメディアもサポも成長しているんだよね。
    たぶん。

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著者プロフィール

スポーツ・ライター

「2015年 『攻撃的サッカー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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