13歳からの論理的な話し方のトレーニング

著者 :
  • PHP研究所
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569805214

感想・レビュー・書評

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  • この本を読んで自分が論理について全くわかっていなかったことに驚いた。
    理屈とは相手に納得してもらうためのものなので「フレンドリーに、誠実に」述べ、相手の味方、友人でなければならないというのだ。
    これまで論理とは相手を説得するためのものだと思っていたので真逆のことに衝撃を受けたが、それは交渉の鉄則であり「友人の頼みは断りづらい」ことを考えれば当然だと書かれており納得した。
    確かに、こちらが喧嘩腰では相手も構えてしまい、通る話も通らないだろう。

    ところで、「なんで〜しなかったんだ⁉︎」という問いに対しての正解が理由を述べることだと書かれていたが、私も長年そう思ってそうしてきたが大体「言い訳するな!」と更に怒らせるだけだったので、論理としては正しくても理由を述べるのは実生活ではNGだろう。
    「なんで」を理由を尋ねていると解釈するのは間違いで、実際はただの非難である。
    そういう話を友達や職場、ネットで幾つも見聞きしてきた。
    日本の社会は子供や部下が論理的であることを好まない。
    黙って言うことを聞く従順な人間が好きなのだ。
    こんな論理も理屈も通用しない相手に教えられてきた子供たちが論理的な思考を身につけるのは、今のこの国では難しい気がする。

  • 論理的とは、理屈とは?

    英語の reasoning、
    「何らかの結論を導いている考え・考え方」とは。

    論理構造を知り(演繹・帰納)、時に英文法を使い、へ理屈・ユーモラスな理屈、人に伝えるときにどのように理屈を組み立てたらよいか、などが書かれている。

    嫌われがちな理屈っぽさ、
    論理的に、どのようにアピールするかで
    伝える内容の印象はちがってくる。
    ディベートの時だけでなく、普段にも活用したいところ・・・
    だけど、ちと難しいかな。

著者プロフィール

東京大学医学部保健学科卒。同大学院博士課程単位取得。日本経済新聞社データバンク局に約6年間勤務。ICCF(国際通信チェス連盟)インターナショナル・マスター。JPCA(日本郵便チェス協会)第21期日本チャンピオン。JCCA(日本通信チェス協会、旧称JPCA)国際担当(ICCF delegate for Japan)。主な著者に『史上最強の論理パズル』『論理パズル「出しっこ問題」傑作選』『人工知能はいかにして強くなるのか』(以上、ブルーバックス)、『数学〈超絶〉難問』『数学〈超・超絶〉難問』(ともに日本実業出版社)、『13歳からの英語で自分の意見を伝える本』(PHP研究所)など多数。

「2022年 『3語でネイティブ英会話 [音声DL付]』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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