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- Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569805214
感想・レビュー・書評
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この本を読んで自分が論理について全くわかっていなかったことに驚いた。
理屈とは相手に納得してもらうためのものなので「フレンドリーに、誠実に」述べ、相手の味方、友人でなければならないというのだ。
これまで論理とは相手を説得するためのものだと思っていたので真逆のことに衝撃を受けたが、それは交渉の鉄則であり「友人の頼みは断りづらい」ことを考えれば当然だと書かれており納得した。
確かに、こちらが喧嘩腰では相手も構えてしまい、通る話も通らないだろう。
ところで、「なんで〜しなかったんだ⁉︎」という問いに対しての正解が理由を述べることだと書かれていたが、私も長年そう思ってそうしてきたが大体「言い訳するな!」と更に怒らせるだけだったので、論理としては正しくても理由を述べるのは実生活ではNGだろう。
「なんで」を理由を尋ねていると解釈するのは間違いで、実際はただの非難である。
そういう話を友達や職場、ネットで幾つも見聞きしてきた。
日本の社会は子供や部下が論理的であることを好まない。
黙って言うことを聞く従順な人間が好きなのだ。
こんな論理も理屈も通用しない相手に教えられてきた子供たちが論理的な思考を身につけるのは、今のこの国では難しい気がする。詳細をみるコメント0件をすべて表示