心に訊く音楽、心に効く音楽 私的名曲ガイドブック (PHP新書)

著者 : 高橋幸宏

• PHP研究所 (2012年8月11日発売)

感想・レビュー・書評

[おーい粗茶さんのレビュー · 2012年10月6日]

高橋幸宏編纂によるディスクガイドのようなタイトルだが、そういう実用性でいうと低い。むしろ高橋幸宏という音楽家が何を聴いて、どう考え、どう音楽と向き合ってきたかを幼少の頃からワールドハピネスの最近まで、コンパクトにまとめたものである。高橋幸宏ファンなら読んでいて楽しくなるに決まっている。ファンなら各々の項目についてこの５０倍くらいは深く掘り下げて聞きたいものである。

[美結さんのレビュー · 2012年9月4日]

幸宏さんのひととなり、音楽の変遷が分かる一冊。YMOファンは必読。

[ayuasanoさんのレビュー · 2012年8月22日]

どこを読んでもときめいてしまう。幸宏さんのセンチメントの秘密が覗けるような一冊。

[猫丸(nyancomaru)さん · 2012/09/20]

｢幸宏さんのセンチメントの秘密が｣
こんな本出ていたんだ、コレは買いですね。

[neeskensさんのレビュー · 2012年8月21日]

坂本龍一や細野晴臣のアルバムや本は持っているけど、高橋幸宏のは持っていなかった。ジョージ・ハリスンが理想像と書いてあるけど、ちょっとかぶる。教授ほど重くなく、すっと読めちゃうボサノバみたいな本。実にスマート。高橋幸宏が好きなアルバムを聴き直してみると、また違った感動があるかも。彼自身のもなんか一枚買わないと。何がいいだろうか。

[kobbanovaさんのレビュー · 2012年8月20日]

　高橋幸宏が半生を振り返りながら語るディスク・ガイド。
　その穏やかな語り口と音楽への思いにグッときちゃいます。同時期にリリースされたトリビュート盤を聴きながら読むべし。
　ちなみに一番心に響いたのは、「計算され尽くして作られた歌謡曲とか、そういうのを本当は無機質と言うんだよ。」という細野さんのお言葉でした。

[本江正茂さんのレビュー · 2019年9月8日]

幸宏の音楽遍歴。
真面目な人だ。

[tmge101027さんのレビュー · 2018年4月16日]

2018年購入。テクノドンとワールドハピネスの経緯が載っていて、自分には興味深かったです。

[madameassyさんのレビュー · 2017年4月11日]

楽しかった。ただ、新書ではなくて、もっとおしゃれな装丁の本でいてほしかった。幸宏さんの本なのだから。

[goodbycruelworldさんのレビュー · 2016年4月21日]

ミュージシャン名、バンド名、アルバム名、とにかく固有名詞が次々出て来るので、知っている人は面白いけれど、そうでない人にはちんぷんかんぷんかも知れない。ワタシはまあ、面白かったけど。いかにもユキヒロさんらしい語り口調の文章も心地よかった。

[ますく555さんのレビュー · 2015年7月22日]

幸宏さんは、昔っから、洋服やポップ音楽のセンスはずば抜けて良い人だという認識がぼくにはあり、ツイッターをはじめた2010年くらいからかっこよさがわかるようになったんです。それで、そんな幸宏さんのお話を、まるで身近でお聞きするような本がこの本なんですよ。バカラックの話、ビートルズの話、そして細野さんやユーミンたちと知り合った若いころの話。音楽の傑物たちが同じ場所に集まっていたんだから、そこに働いていた引力みたいな不思議な運命のようなものを感じるのですが、すごい人はすごい人と巡り合うんですよね、なんだか。交流、親交、そういったものを垣間見るような語りになっています。文章も軽やかで、読みやすかった。YMOだとかはっぴいえんど周辺、音楽史好きには目からうろこのエッセイだと思います。

著者プロフィール

1981年熊本大学医学部卒業。
研修医コース終了後、一貫して、榊原記念病院にて小児の心臓血管外科の研鑽を積む。
98年榊原記念病院心臓血管外科部長、2003年同主任部長、06年より副院長兼心臓血管外科小児主任部長を務める。

「2019年 『榊原記念病院　低侵襲手術書』 で使われていた紹介文から引用しています。」