- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569806990
作品紹介・あらすじ
ドンパチの派手な抗争よりじつは怖い-「暴力団排除条例」完全施行から一年、苦境に喘ぐ彼らの手口は、明らかに変わった。クレーマーを装って多額の賠償金をねらう。生活保護の申請を後押しして巻き上げる。年金横領、架空請求、リフォーム詐欺。ついには被災者まで魔の手は伸びる。一流大学卒業、大手金融・証券会社OB。その肩書と紳士然とした風貌に気を許すと、被害者どころか加害者=共犯者にさえなりかねないのだ。一般社会に溶け込み、どこに潜むかわからない闇社会の姿とは。悪魔はすぐとなりで笑っている。
感想・レビュー・書評
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読後感が良くなかった。
闇社会について書いているのだから、やむを得ないのだが。
闇社会と、行政・家庭・金融・医療などとのつながりとについて書かれている。何かあったときに、取り出して読むことがあるかもしれないが。 -
リアルタイムで起きていることが書かれていて面白かった。
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この著者なら「闇」シリーズ的なものが一時は面白かったのだが、大風呂敷を広げすぎると言う欠点もあったので興味は薄れていた。
今回はがらりと趣旨を変えて身近な犯罪と言うネタでの一冊だが、これはこれで犯罪の規模が小さすぎて、スリルが全くなし。
もっと市民生活重視の人が書くと違った感触を受けるようになるのかもしれないが、この著者が扱うようなネタではないことは確か。
がれき処理やリフォーム詐欺などのネタは、他の人に任せてもよいはず。
久々に大きな話を読んでみたいものだ。