- Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569807065
作品紹介・あらすじ
「愛されるだけの上司は、もういらない」▼「休暇をとらない上司は解雇する」▼「徹底して結果を求めよ!」▼トリンプ・インターナショナル・ジャパン社長時代に、19年連続増収増益という偉業を達成した伝説のリーダーが、その極意を語り尽くす。▼著者は、「報連相」や「部下へのアメとムチ」を、「三流のやること」と断じてはばからない。最高の報酬とは仕事の達成感であり、その勝利の味を知らしめるためにデッドラインを駆使してチームを動かすことだけがリーダーの仕事だとする。▼超・厳しいのに部下からは「あんなに面白く働けたことはない」と言われてしまう、その極意とは? これからの時代に活躍できる、爽快で斬新なリーダー論!
感想・レビュー・書評
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外資的なリーダーシップ論。
リーダーの気概と覚悟が大事である。
早朝会議、デッドライン、残業ゼロ。
このようなリーダー論もたまに読むと元気になる。 -
リーダーは自分自身で経験を積みながら育っていくもので、研修などで育てることはできない。しかし、リーダーシップを手に入れたいと考えている人に道標やヒントを示すことはできるという著者のリーダーとはかくあるべき論。
著者の実体験を元に書かれている部分が多く説得力がある一方、トップでなければそこまでできないというものも少なくない。著者の主張の本質を掴んで、自分の立場に置き換えて適用することが求められる。そこがまさに著者のいうリーダーシップは教えられないということなのだろう。
プロセスでなく結果がすべて、プロセスが正しければ結果も出るはずと、世の中のリーダーシップ論に苦言を呈してしるところもある。そこで否定されているリーダーの姿は、まさに自分のことのようでもあり、喝を入れられた気分だ。 -
【由来】
・何で知ったんだっけ?
【期待したもの】
・自分に足りないもの、弱い部分についての指摘があるのではないか。 -
仕事というものを、「ただただ成果を出し、その達成感から自分が成長するためのもの」と捉えれば、この本の言うリーダー像は理想的なものなのだろうと思う。
グローバル企業において利益を挙げ続けるためには、こういうやり方が必要なのだとも思う。
ただ、個人的には今イチ腑に落ちない。
ただただ結果を出すことだけに集中していいのか、結果を出した達成感以外で人が成長することはできないのか、仲良しクラブ的要素の強い和気あいあいとした職場を目指すことのどこが悪いのか、そこがちょっとわからなかった。 -
明快なリーダー論。実例も豊富、特に欧米と比較して日本人の弱点に対する指摘が数多く含まれている。自分も企業人として、部下を持つ身として、著書の主張のほとんどに共感し、ほぼその通りと思う。もちろん自分の立場など著者のそれとは比べ物にならないくらい小さなものであるが。ただ、従って、共感する著者の論に対して、実際に自分がどこまで出来ているか、そう考え、行動するにはどうするか?など、振り返りながら読むことになった。
日本の企業の競争力低下には、著者言う通り危機感を強く持つが、今後それがよい方に変わって行く道はあるのだろうか?
正直、難しいと思っている。その点だけは、モヤモヤとしてどこにも行きようがない、なんとも言えない気持ちが残ってしまっている。良本です。お薦め。 -
リーダーシップは教えられない。
考える事を教える。
一度任せたら口出ししない。
報連相を強要すると上司の思い描く範囲内。
むしろ失敗させる。
知らなかったと逃げるのは失格。
学ぶ意欲のある人のハードルだけあげる。
意欲ない人にはそれなりの仕事だけ与える。
昼間に力を使わない人が毎日残業する。
6割正しければ走りながら修正。
リーダーは結果とチーム利益。
好かれようとしない。
デッドラインを決めるための会議。
達成感こそ最高の報酬。
共有化、透明化。
過程が正しければ結果が出ないとおかしい。
厳しさ+ユーモア。
常に最善策を考える。
オープンにすれば結論は一致する。
成長するには自分で学ぶしかない。
GPSをつけたら運転が上手くならない。
派遣の活用による効率化。
女性を男性と同じ扱い。
お金をもらうなら結果を出すことが義務。 -
トリンプ日本社長の本。外資畑が長いせいか、外資万歳の感はあるが、日本企業特有の伝統へのバッシングもたしかに納得の部分あり。
残業しすぎ、会議が多すぎ等々。。。
またデッドラインにて部下をコントロールする手法はすぐ試してみようと思った。