- Amazon.co.jp ・本 (573ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569809144
作品紹介・あらすじ
最終シークエンスが発動!?UFOカルト集団に拉致された地球外知的生命体!?地球は監視されている。
感想・レビュー・書評
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亡くなった山本弘氏の小説は初めて読んだ
つーか作家さんとは認識してなかった
新井素子氏と同期だったとは
UFOに関するうんちくが随所にありさすがと学科会長
とてもワクワクしながら読めた
特に悪役の龍彫が実に味のあるいいキャラで気に入った詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
地球は監視されている――
月の裏側に基地を設け、地球で核兵器が使用されてから60年以上も監視を続けてきた知的生命体・スターファインダー。彼らは“最終シークエンス”の発動を決定しようとしていたが、地球を低高度で視察していた最高権限者ペイルブルーが地上に不時着、京都の山中に取り残されてしまう。
その第一発見者となった小学生3人組は、ペイルブルーを自宅に連れ帰り、UFOネタなどを取り上げるバラエティー番組を制作するディレクター・大迫に連絡。大迫は美人UFO研究家の千里と共にかけつけるが、直後に、UFOカルト集団・新興宗教団体DSIにペイルブルーを強奪される。ペイルブルーを奪還して宇宙に返すため、DSI本部に潜入しようとした大迫たちだったが……。
サスペンス要素あふれるエンタテイメント作品で、UFOネタやトンデモネタも満載。クライマックスでは“銀河の歴史”も解き明かされる壮大なスケールのSF長編小説です。 -
密かに地球を調査していた異星人が、ある日、
事故で一人取り残されるが、心ある地球人が、
様々な妨害を回避して、一緒に仲間を呼んで、
無事、迎えに来た仲間とともに帰っていく…。
系列としては、まさしくETの系列ですね…。
とは言え、そこは、元「と学会」会長の山本弘さん…、
天体物理学から物理工学、オカルトから新興宗教まで、
トンデモ系のウンチクが満載で、もぅゲップものwwの、
王道のエンタメ小説に、仕上がっていたと思います…。
まぁ、ウンチク部分は、斜め読みですけど…ww
文章量的には、
そこそこのボリュームはありましたが、
お話は、程よぃテンポで展開したので、
途中でダレなぃで、読了できました…。
ただ…、最後のメッセージの解釈が、難しぃ。
1本のエンタメ作品の〆として、
最後のメッセージをどぅ解釈するかは、
読者それぞれに「千差万別」で、
それこそが、山本さんの意図なのかな? -
う〜ん
きっと楽しいんだろうね。でも、展開の遅さと少しばかり説教臭いのが読み進める気にならない。
再読を期して今回は断念しよう。残念。 -
山本さんの小説の中では、読んだ中で一番面白かった。
UFO系のウンチクもちりばめられていて、それだけでも価値がありそう。
名前の付け方とか竜の卵っぽいと思っていたら、巻末の資料集もそんな感じだった。
若干、知性化戦争辺りも感じる。
ただ、タイトルのセンスの無さはどうかと思うし、人物の深みの無さも相変わらず。ライトノベルだと思えば良いのか。 -
少年向けSFって感じで軽く読めます。
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UFOというオカルト的な事象を、と学会会長としての現実的な視点から捉えて物語にしたらこうなった、というような味わい。
面白かったけど、本当にタイトル通りになってしまったら、オカルト好きとしてはかなしい。 -
トンデモ科学の研究者であり批判者である作者らしい内容で始まるところから楽しく読めます。トンデモ科学周辺の事柄について云々すること自体は好きなのに、無暗に信じてしまう人たちには、本当に困ってしまうという作者の姿勢が登場人物の描き方によく表現されています。 異星人の描写って難しいなぁと改めて実感。今回は、少々人間よりすぎるかなとの印象でしたが、これ以上人間離れさせるとストーリーが展開が厳しくなるのかなとも思いました。 難しいテーマを楽しく軽快に捌いた一冊でした。