「自分はこんなもんじゃない」の心理 「根拠のない自信」が人生を変える (PHP新書)
- PHP研究所 (2013年5月17日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569810058
作品紹介・あらすじ
新しい一歩を踏み出せる勇気は、どこから来るのか。ベストセラー『「上から目線」の構造』の著者による書き下ろし。
感想・レビュー・書評
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この著者の本はいつも、私が感じていること、考えていることを明確なことばで表現してくれる。読んでいる間に非常にスッキリしてくる。「自分はこんなもんじゃない」にはポジティブなものとネガティブなものがある、「自分探し」と称して現実逃避する、「自分づくり」に注力するべきだ、と言うのはその通りだと思う。本気を出して負けると立ち直れないからほどほどでいいと言って本気を出さない、というのも最近多い傾向だと思う。偶然のチャンスがキャリアをつくる、そのために間口を大きくして待つ、目の前の仕事に一生懸命取り組む、というのは私の人生を考えてもその通りとしか言いようがない。成功者の多くがそういう道を歩いているのではないだろうか。渋沢栄一だってそうだ。もっと最近の本かと思っていたら2013年出版でした。その頃からすでにそういう傾向が強かったのだな、と改めて感じさせられた。
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レビュー省略
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「はじめに」で「中高年世代にも、今どきの若者が置かれた心理状況や自分づくりへの取り組み姿勢を理解してもらうことも念頭に置いた」と書いてあったので読んでみたが、EXILEとか西野カナといった歌からの歌詞の引用が随所に散りばめられていて、やっぱり中高年世代には読んでて辛いものがある…。
でも、やっぱり心理学者の先生、書いてあることは中高年世代にも結構参考になったりする。したがって、この先生が書いた中高年世代向けの本があったら、それはぜひ読んでみたいと思う。きっと「はじめに」の「中高年世代…」のくだりは、出版社の人に、部数売らなきゃいけないからそのように書いてって言われたんだろうな。「これは若者向けの本です」ってはっきり書いてもらった方がよかったな。もったいない気がしました。 -
いまの自分に合っていた内容。歌の引用が多くて少しウザかった(笑)(個人的に嫌いではないのだけど)
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J-POPを味わう内容だった。正直期待外れ。
いいな、と思える歌はあったけれど、タイトルとは違う気がするので★2。 -
S159-PH-867 300337441
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若者に見られがちな、「本当の自分探し」という麗句などに一石を投じる。逃げずに、まずは目の前のことに一生懸命取り組まないと、本当の自分は見つからないという。10年前の自分に今の自分は想像できただろうか?自身の経験により形成された自分はあくまで結果論で評価される。積極的に「自分つくり」を勧める。特に前半部分は若者に人気のアーティストの歌詞を度々引用し、歌詞をただ味わうだけの本となってしまっている。6,7章だけ読めば筆者の言いたいことは伝わる。
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自分の能力が生かせる仕事をしていれば、きっと楽しいに違いない。
どんな仕事でも自分がだんだんうまくできるようになること、さらに創意工夫することによって、楽しい、面白いといった感覚を得ることができる。
この先どうなるかを心配するより未来を信じて突き進む。
本を読んで教養を身に着ける。
仕事に必要な知識はしっかりと頭にたたきこんでおく。アンテナを張り巡らして、仕事に役立つ情報をたえず入手するように心がける。
本当に仕事で充実している人は、地道な努力と試行錯誤の末に自分なりのやり方に辿りついている。そうした格闘のプロセスが様々な気づきを生み、仕事力を高めるのだ。
モチベーションの低い人ほど不安も少ない。 -
久々に呆れた一冊。こんなんで本になるのだからお気楽としか言いようがない。大して流行ってもいない歌手のどうでもいい歌詞を引っ張りだして若者の気持ちをわかったつもりになって偉そうに人生を語る資格があるのだろうか、この人には。導入部分だけならまだしも終始それで何ら実践的な改善案が出てこないところを見ると口だけなんじゃないかとか思ってしまう。ここまで得るものがなかったのも珍しい。