がんばらなくていいんだよ

著者 :
  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569810522

作品紹介・あらすじ

がんばっているのに上手くいかなくて、自己嫌悪に陥ったり、イライラすることは多いもの。そんなとき、無理してがんばり続けなければならないと思い込んでいないだろうか? けれど、それにこだわり続けていると、ずっとつらい思いを引きずっていくことになる。▼自分ができることとできないことを見極め、できないことには執着しないという考えを持つことは、いきていくうえで案外大切なものである。▼生きていれば、苦しみや悲しみ、怒りや悔しさを感じることがある。それにとらわれてしまうのは、心のバランスを崩すような考え方をしているから。▼本書では、千日回峯行を2度満行した「現代の生き仏」が、厳しい行を通して学んだ、幸せに生きるための物の考え方を説く。どんなときでも自分を信じ、心の余裕を持って過ごすことができるようになるヒントが詰まった一冊。

感想・レビュー・書評

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  • もちろん、大阿闍梨の言葉は重く、感心することしかりではありますが、内容的には「一日一生」を上回る内容ではないように思います。淡々と自分の決めた道を迷わず、トコトコと歩き続けることの難しさを日々痛感しております。

  • NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」内で

    サッカーの遠藤選手が読んでいた本がこちら。

    表題「がんばらなくていいんだよ」は

    頑張っている人への言葉であり、

    自分も含めて、頑張れていないのに

    頑張れない理由がほしくて読み始めた人には

    「もっと頑張ろう」と語り掛けてくれる

    様々な人生を経験し、遠回りをしてきた人だからこそ

    遠回りすることの大切さと、無駄を省いたシンプルな生き方を

    やさしい文体で諭してくれる

    「有難いお言葉」をいただきました。

    毎日、ランダムにページを開いて少しずつ読んでみたい

    そんな言葉が詰まった一冊でした。。。

  • 今回も目を開かされました。特に、執着があるからしんどくなる、じんせいはろんぶんのようなものという指摘は共感。

  • 170 20140622

  • ヤットが読んでいたので。
    第一章の"昔はよかった、今はダメ"のオンパレードにアレルギーが出たけど、それ以後はとてもためになる話。第一章だけ別人かと思うぐらいやけに攻撃的で驚いた。
    世の流れに身を任せつつも自分の芯を持ち、心柔らかに、ポジティブに生きてはいかがか?というお話。シンプルでスッと腹に落ちる。
    同じことをしてれば同じ結果しか生まず、同じ所をグルグル回ってるだけ、という件は日々同じ仕事に倦んでいてモチベーションがだだ下がっている今の自分にすごくパンチのある言葉。

  • ふわっとしている内容だったけどいんじゃない

  • 住職の優しい語り口調が胸に沁みた。

  • #54 タイトルが内容と合ってない?
    比叡山住職の語り口調が深くて素直に聞ける。

    *人間の一生だって、自然の一部。
    *自分とも周りの人とも、地球とも調和して生きる。
    *何をやっていても、執着が残っている以上は、混乱したり、怒ったり、泣いたり、悲しんだりするんだ。
    *人生の中で落ちぶれている時期が、人の気持ちや人生を知るにはいい時期になるんだよ。

    無始無終
    一つのことが終わったということは、
    また新しい出発点に立ったということ。
    物事は連綿と続いていくものであり、
    始めもなければ終わりもない。

  • 最近、部署がかわって苦戦している私に母がくれた本。
    この手の本は、共感できる箇所とできない箇所が当然だけど共存する。
    私には共感できない箇所が多かった。
    でも、怒りや不安をを和らげる考え方等は参考になった。
    まぁ、本よりも、40歳を過ぎて苦戦している息子の話を聞いて、この本をくれた母の優しさに感謝だな!
    いや、マザコンじゃないけどね。
    母の気持ちが温かい。

  • 現実の生活の中でなんとかしなきゃいけないという気持ちはわかるけど、逆らえば逆らうほど苦しみにあうもの。無理をしないでじっと耐えるのも、ひとつの生きる道なんだよ。
    慣れないことにはゆっくり取り組む。
    その際、結果をすぐに求めないことが大切なんだ。
    できることを続けていけば実力が養われる。
    人に評価されたいという気持ちは脇へ置いておいて、自分の立場を堅持し、できることをコツコツコツコツやっていくことに専念すれば、二十年でも三十年でも会社に勤められるんじゃないかな。無理して途中で折れてしまうより、できることを長く続けていくほうが、結果的に揺るがない実力や基盤を作ることになるからね。
    本当は、どんなことでも目の前に現れている現実に逆らわず、そのままを受け入れて生きていくのが一番いいんだよ。
    休んでいると人よりも遅れてしまうと焦ることもあるかもしれないけど、休んだあとにまた続けられればいいんだよ。
    仕事ぶりや作品が世の中に受け入られるかどうかは、第三者が決めることだからね。自分はそんなことはどうでもいいんだという気持ちを持つことだよ。そうすると、得しようが損しようが何も関係ないから、いつでも平気でいられるんだ。

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著者プロフィール

■酒井 雄哉(サカイ ユウサイ)
天台宗の僧侶。1926年、大阪府生まれ。
太平洋戦争時、予科練へ志願し特攻隊基地・鹿屋で終戦。
戦後、職を転々とするがうまくいかず、比叡山へ上がり、39歳で得度。
7年かけて約4万キロを歩く荒行「千日回峰行」を1980年、87年の2度満行した。
天台宗北嶺大行満大々先達大阿闍梨、大僧正、比叡山飯室谷不動堂長寿院住職を務めた。
2013年9月23日、87歳で入滅。

「2019年 『人生を楽しく過ごしなさい』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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