- Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569811987
作品紹介・あらすじ
中国がこのまま世界一の経済大国に成長することはない。日本にとって絶対的に譲れない尖閣問題をはじめ安倍外交の戦略を徹底分析。
感想・レビュー・書評
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1989年の天安門事件で失脚した鄧小平の跡を継いだ江沢民(1989-2002)・胡錦濤(2002-2012)が23年に渡って率いた中国は経済的・軍事的に史上稀(まれ)に見る成長と安定を遂げた。ところが次の習近平が政権を取ってからはアメリカやASEAN諸国との関係悪化・子飼いの北朝鮮の暴走などを招き、対日外交においては得意としていた靖国参拝や尖閣問題でも日本にイニシアチブを取られ、3年ぶりの2014年に開かれた日中首脳会談で微笑を浮かべる安倍首相を仏頂面で迎える習近平の1シーンが世界に配信された。「あの瞬間、世界は日本が勝利し、中国が敗れ去ったとを確信した」と語るのは、国際政治学者であり歴史学者でもある中西氏。「第一ラウンド」に完敗した中国が次に仕掛けるのは、情報戦による対日工作であると分析してしてさらに警戒を重ねる。本書の副題も『来るべき「第二ラウンド」に日本は備えよ』と、追撃の手を緩めない。
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野田政権の尖閣諸島の国有化に始まった近年の日中関係をまとめた一冊。安部政権の外交について、事実を整理した上で評価を加えており参考になった。
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正しい歴史を勉強しなければ!と、改めて感じました。
言われてみれば当たり前。
民族だけではなく、言葉も文化も違って当たり前。
無理矢理、共同体になる必要なんて、まるで無いんですよね。
仲良くすればいいだけで。
もちろん、その和を乱す者は、避けられて当たり前。
当たり前の話が、当たり前じゃなくなっていた、今までが、異常。
正しい、歴史を後世に伝えましょう。 -
日本の左派親中派が、国民党を弱体化するために、日中戦争を煽った!
初めて読んだが、妙に辻褄が合う! -
中国が国連憲章における敵国条項を翳すという見立ては面白い。その発想の根幹には、中国こそが全世界No. 1のインテリジェンス国家であるという考えがある。この根幹が正しく、歴史を辿りながら説明していく著述には、やはり説得力がある。久々に面白い本に出会った。
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前半はなるほど、後半は本当かいな??
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少々偏っているが、嘘は書いてない。
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2014/12/26読了。
著者プロフィール
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