ドキュメント遺伝子工学 巨大産業を生んだ天才たちの戦い (PHPサイエンス・ワールド新書)

著者 :
  • PHP研究所
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レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (211ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569812021

作品紹介・あらすじ

1970年代の終わりにわずか4年で開発された遺伝子工学。その誕生の経緯を、科学者たちの人間ドラマをまじえて明らかにする。

感想・レビュー・書評

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  • 遺伝子工学について、漠然と授業で話していたことが詳しく書いてある。読み直して年表にまとめようと思ってたら、最後に書いてあった!助かるなあ。そして、日本人が関わっていたと言うことを知ってうれしく思った。

  • ヒトインシュリンを大腸菌を使って増殖して量産を行うまでの研究者の競争を描いたもの。初めての遺伝子工学を活用したバイオテクのロージーベンチャーのジェネンティック社の成功のストーリーでもある。 タイトルにもある通りドキュメント形式で時系列に沿って書かれている。ドラマのスクリプトを読んでいるようでもある。

    そう言えば、高校の生物の教師が大学での専攻が大腸菌による遺伝子増殖だったらしく「大腸菌はすごい」と言っていたのを思い出した。きっと大学に残って研究したかったんじゃないのかな。

  • バクテリアに膵臓に存在するランゲルハンス島(膵島)のβ細胞から分泌されるペプチドホルモンの一種であるヒトインスリンの遺伝子を入れて生産させるまでの激烈な競争を描いた遺伝子工学の黎明期でのバイオテクノロジー会社勃興の祖となったジェネンテック社の成功物語。科学的な発見を直ぐビジネスに結びつけて、会社を株式公開に持ち込むところなど、実に米国らしいスピード感が凄い。

  • 遺伝子工学が出来る瞬間から、ヒトインシュリンの開発の壮絶な戦い。
    科学の本というより、ドラマとして読むとおもしろい。
    科学者の論文は、論理で展開し、感情が現れないので、科学者の想いが伝わらないと。まさに、その想い、人間性が伝わってくる。

  • 1970年代に起こった遺伝子工学の商業化について綴った本。企業でいうとその主役はサンフランシスコのジェネンテックで、ヒトインスリンの生産に賭けた研究者達の熱い競争について纏められている。

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著者プロフィール

生田 哲(イクタ サトシ)
薬学者/評論家
薬学博士。1955年、北海道に生まれる。がん、糖尿病、遺伝子研究で有名なシティ・オブ・ホープ研究所、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)などの博士研究員を経て、イリノイ工科大学助教授(化学科)。
遺伝子の構造やドラッグデザインをテーマに研究生活を送る。現在は日本で、生化学、医学、薬学、教育を中心とする執筆活動と講演活動、脳と栄養に関する研究とコンサルティング活動を行う。著書に、『ビタミンCの大量摂取がカゼを防ぎ、がんに効く 』 (講談社+α新書)、『よみがえる脳』『脳にいいこと、悪いこと』 (以上、サイエンス・アイ新書)。『よくわかる! 脳にいい食、悪い食』『子どもの脳は食べ物で変わる』(以上、PHP研究所)など多数。

「2021年 『遺伝子のスイッチ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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