「戦略力」が身につく方法 (PHPビジネス新書)

著者 :
  • PHP研究所
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レビュー : 14
  • Amazon.co.jp ・本 (203ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569812946

作品紹介・あらすじ

ライバルは追うな、価格は下げるな、戦略策定は完璧にするな。日本IBMで数多くの戦略立案・実施に携わった著者が明かす戦略プロフェッショナルの心得。

感想・レビュー・書評

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  • 『100円のコーラを1000円で売る方法』シリーズの永井さんが、
    「戦略力」についてご自身の経験をもとにまとめられた一冊。

     “顧客は課題を持っているが、その課題を自分で認識しているとは限らない”

    個人的には、この一言が何ともスルッと落ちてきました。

     “真剣に質問する顧客に対しては率直かつ誠実に答えることが礼儀である”

    そしてこれは、、“顧客絶対主義”ではなく“顧客中心主義”であれとのこと。

    というのも、顧客の言うことが必ずにも正しいとの保証は無い、
    顧客の現状を踏まえて、時に意見が対立しても、諫言するのも大事だろうと。

    考えなしに顧客の言いなりになるのは、ある意味責任逃れに過ぎないとは、
    ICT業界でのアカウントSEとしての経験がある身からすると、、なんとも身につまされる一言です。

     “顧客満足は、顧客が感じた価値が期待値を上回った場合に生じる”

    そして、1%でもいいから顧客の期待を上回れとは、ふむふむと。
    付加価値とはこういうことかな、ともあらためて。

     “情報発信は、自分自身を成長させる方法であり、
      学びを共有することでよりよい世の中を創る方法でもある”

    そしていろいろと大事だなぁ、、と感じる事が数多くちりばめられていますが、
    どれも分かりやすくまとめられていて、サラッと読めました、、うーん、凄い。

     “自分で企画を押し通そうと苦労してきたが、実際には、
      他の人たちの知恵を殺していた”

    また、こちらはちょうど同日に読んでいた『グーグル10の黄金律』で述べられていた、
    集合知といった内容ともシンクロし、相乗効果的に印象に残っています。

    しばらくは手元に置いておいて、パラパラとめくるようにしようと思います。

  • 非常に大事なことを見直せたよい本。
    生き残るために差別化、ではなく、顧客の特定の課題を解決することで結果的に差別化されていることが大事。
    このところ、競合とどう差別化するか?に目を奪われすぎていたことを反省できた。
    競合も重要だけれど、顧客に深く入り込み、その課題を特定することこそが一番必要。それはまさにリサーチャーの腕の見せ所だ。

  • 久々に本屋で手にとって新しい本を買い、飛行機の中で一気に読み終えることが出来た。
    何かしら現在のビジネスモデルに行き詰まりを覚えているなか、どのように考えていくべきなのか実践の中で培われた著者の例を読むたびに大変耳が痛い思いがした。

    『顧客満足=顧客が感じた価値-顧客の期待値』

    なるほど!今一度初心に戻って身の回りを客観的に分析してみることであるべき方向性が見えてくることと思う。
    一営業マンに是非読んでみて欲しい一冊。

  • 「100円のコーラを1000円で売る方法」の背景にある著者の体験や深い洞察そして様々な事実がとても良く分かります。また、顧客中心主義そして現場主義について再考することで、大きな学びを得ることができました。はい、もちろん現場で動きますよ!

    さて、10月15日(火)17:00から開催するJASIPA第44回定期交流会では、本書の著者である永井孝尚様をお迎えして、『改めて、顧客中心主義について考えよう』と題してご講演頂きます。
    ご興味のある方は以下のURLをご参照ください。
    https://www.facebook.com/events/579185385478578/

  • たいへん読後感がスッキリする、切れ味抜群の内容でした。
    その理由は、本書が顧客重視であることと、実行力と成果に力点をおいていることです。
    著者の顧客中心主義という考え方は、自分のアタマでは理解したつもりになっていても、なかなか様々な制約が壁となっていたりして、自身の仕事に反映されていないか、まだまだ理解不足で行動が伴わない状況です。
    その壁を打破するために、必要な思考・行動力について、具体的な事例で解説して下さっており、自分の理解がより一層深まった気分になりました。
    いまの自分にとって、本書はたくさんのヒントを提供してくれました。
    戦略を練って仕事をしているのだが、どうも空回りしていると感じている方には、本書をお勧めします。
    いまの自分もそんな一人です。
    キーワードは、「顧客中心主義」「実行力」「仮説と検証」「戦略力」

  • 100円のコーラを1000円で売る方法や
    戦略は一杯のコーヒーから学べ
    など、永井さんの作品は面白くすごく役立つ内容が満載だった

    そして、今回も 期待は裏切られない内容だった
    出張中に読み物として読んでしまったので

    もう一度、利用できそうなところをマーカー引きながら
    しっかりと読み込まねばならない

    最後の「見える化」は実践しなきゃ!

  • 認知的不協和の解消
    「この商品を選んで正解だった」

    PDCAを高速で回す

    問題が解決しないのは、今やっていることが間違っているからだ。
    現状を否定しない限り、問題は解決しない。

  • 戦略力を身につけるには?

    →価値創造サービスとは、顧客の期待値を大きく越えることが求められる
    差別化の出発点はあくまで顧客の課題
    顧客が買う理由をバリュープロポジション、競合他社が提供できる価値、顧客が望んでいる価値、自社が提供できる価値の条件を満たすポイント
    創造性やイノベーションは個人の強い想いから生まれ、分析やマーケティング理論は顧客との対話を通じて考え抜いて作った仮説を検証して補強し、他の人に対する説得性を高めるための方法論と考えるべき

  • 営業にとって値引きは麻薬で、値引きに必要なのは「社内値引き交渉力」だけ。営業なら、価値で勝負すべき。

    そのとおりだと思う。

  • 戦略初心者の私にとって学び多い本です。IBMでマーケティング、製品開発、人材開発のマネージャーをしてきた著者が戦略を立て【実行して成果を出す】までのポイントをまとめている。よく「どうやったら現場に動いてもらえるか」や「どうやって戦略を組むのが一番いいのか」と悩むことも多いですが、すぐ実行できるヒントを得られました。

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著者プロフィール

マーケティング戦略アドバイザー。1984年に慶應義塾大学工学部を卒業後、日本IBMに入社。マーケティングマネージャーとして事業戦略策定と実施を担当、さらに人材育成責任者として人材育成戦略策定と実施を担当し、同社ソフトウェア事業の成長を支える。2013年に日本IBMを退社して独立。マーケティング思考を日本に根付かせることを目的に、ウォンツアンドバリュー株式会社を設立して代表取締役に就任。専門用語を使わずにわかりやすい言葉でマーケティングの本質を伝えることをモットーとし、製造業・サービス業・流通業・金融業・公共団体など、幅広い企業や団体を対象に、年間数十件の講演やワークショップ研修を実施。著書に『100円のコーラを1000円で売る方法』(KADOKAWA )などがある。

「2018年 『マンガ これ、いったいどうやったら売れるんですか?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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