[図解] 人を動かすリーダーに大切な40の習慣

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  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (94ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569813004

作品紹介・あらすじ

一流のリーダーは良い習慣が9割! 本物のリーダーシップを発揮するための生き方・考え方を、図・イラスト入りでわかりやすく解説する!

感想・レビュー・書評

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  • 『感想』
    〇「わかる」と「できるようになる」の溝は、言い換えると、「わかっている気がする」と「理解し、行動で再現できる」の溝であると思う。この溝を部下に渡らせるのがリーダーの役目。できない部下だけが悪いのではなく、その手伝いができないリーダーも悪い。

    〇自分と同じ経験をしていない部下に向かって言葉で表せない暗黙知を求めても、全てを理解できるはずがない。言語化された形式知に変えられれば、部下の理解がより進む。それができるかがリーダーの能力。

    〇自分(もしくは自分を含む集団)と違う人がいるということは、組織としてプラスになる。手段としての同一性だけを求めるのではなく、異質性を最終的な目的のために役立たせるよう抑え込まないのが大事。

    『フレーズ』
    ・会社や部下の幸せを本気で考えているかどうかが、信頼を得られるリーダーと得られないリーダーの違い。(p.8)

    ・リーダーは他者や社会に貢献できてこそ、価値ある存在になることができる。(p.10)

    ・部下が結果を残せないのは、能力がないからではなく、リーダーが彼らの存在能力を引き出せる仕事を与えていないからだ。(p.12)

    ・仕事に対する自分の信念をきちんと文書化することが大切。文書化ことによって自分の考えを整理することができるし、部下にも明確に伝えることができる。(p.16)

    ・何が仕事ができる人とできない人を分けるのかといえば、正しい仕事のやり方を身につけているかどうかである。(p.20)

    ・リーダーは、決断力よりも現実を正しくつかむ力を磨け。(p.22)

    ・「わかる」と「できるようになる」の間には大きな溝がある。仕事に対する信念やアドバイスを繰り返し徹底することで定着させていく、反復連打が大切。(p.31)

    ・部下に対しては「仕事の成果には、お金ではなく仕事で報いる」という思いで臨んでほしい。(p.56)

    ・トップが号令をかけたら、同じ方向に向かってメンバーが一斉に走り出すチームは、確かに効率はいい。しかしそうした集団は、多様な視点から物事を判断することができず、間違う時にはみんなで間違う。(p.64)

    ・部下(異端児)が感じている違和感を押さえつけず、事業や業務の改善のヒントとなるかもしれないと考える。(p.65)

    ・人は志さえあれば、何歳になってからでもスタートラインに立つことができるし、“大化け”することができる。(p.70)

    ・仕事の締め切りに余裕を持たせ終え、2,3日寝かすことで新しいアイデアが浮かぶこともある。(p.83)

  • 見開き2ページで1ページは図解ということで非常に読みやすくわかりやすかった。図解があることで内容の理解もしやすかった。

    内容は著者の他の本と同じ部分も多かったがリーダーとして何をやるべきかがよく理解出来た。

    やはり部下の事をよく理解しコミュニケーションをよく取り、相手のために何が出来るかが大事である。

    本気で部下を幸せにしなければという利他の心が持てるか。手法よりも心構えの所が自分には重く受け取る必要がある。

    本気になれるか?なる!

  • 気づきになった点
    ・できの悪い部下に手間をかけよ
    ・プレイングマネジャーになるな
    ・決断力よりも現実把握力
    ・新しいチームになったら全員と面談する
    ・リーダーは残業は悪と肝に銘じよ
    ・リーダーはいつも暇そうにしていろ
    ・若い部下には野心を持たせる
    ・人事評価は少し甘めがちょうどいい
    ・井の中の蛙になるな
    ・不要な仕事は思い切って捨てる
    ・良い習慣は才能を超える

  • 各ページに書いてある絵が秀逸で、すんなりと頭に入ってきます。リーダーに成り立ての方にお薦めの本です。

  • 【読書メモ】

    ●信頼を得られるリーダーと得られないリーダーの違いは「会社や部下の幸せを本気で考えているかどうか」だ

    ●困難な仕事を乗り越えることで人は成長し、部下から感謝される

    ●6割の中間層と2割の落ちこぼれを戦力化する

    ●部下を変えようと思わない。まず自分が変わる

    ●仕事に対する信念や年頭の指針を文書化する

    ●手足を動かさない。マネジメントやプロジェクトのあり方に頭を使う

    ●仕事のやり方(型)を具体的かつ細かく部下に教える

    ●決断力よりも現実把握力を磨く

    ●部下の自己実現を心から願って深くコミットする

    ●経営の理論を鵜呑みしない。自分の頭で考えて判断する

    ●自分の信念を、反復連打でチームに浸透させる

    ●自分の在任期間に達成する目標を決める

    ●当たり前のことを当たり前にできるチームにする

    ●部下と面談するとき8割は部下の話を聞く時間にあてる

    ●家庭の事情も積極的に職場に持ち込む

    ●「残業は悪である」と肝に銘じ部下にも徹底する

    ●仕事の指示を出すときは、「誰が」「何のために」「いつまでに」「何の仕事を」「どの程度まで仕上げて欲しいか」を文書や口頭で伝える

    ●部下に対して「手を抜くべきところは手を抜かせる」

    ●1年単位、1ヶ月単位、1週間単位の仕事の工程表を作成させ、チェックする

    ●いつも暇そうにしておいて部下が相談しやすい雰囲気をつくる

    ●褒める叱るについては部下の性格をよく見極める

    ●叱ったあとは、フォローの言葉を入れる

    ●部下が成果をあげたときは「1段難度の高いレベルの仕事」を与える

    ●若い部下には野心をもつよう働きかける

    ●部下を昇格させる準備は、1年前から始める

    ●嫌いな部下、価値観の合わない部下も成績が上がれば、きちんと評価する

    ●異端児が違和感を表明したら、まず受け止める

    ●同じことを何度注意しても改まらない部下は「評価は辛くなる」と通告する

    ●部下との信頼関係が、うつ病予防になる

    ●人間は何歳からでも変われる。部下の可能性を信じる

    ●自分の存在が部下に与える影響の大きさを自覚する

    ●新入社員の教育はイチから始める気概で挑む

    ●会社の外に出て色々な人と積極的につきあう

    ●先を見据えた行動がすべてを制す

    ●デッドラインは、実際の締め切りよりも早めに設定する

    ●「仕事の合格ラインはどこか」を常に意識して無駄な仕事は捨てる

    ●いらない会議を見極めて即刻廃止する

    ●2段上の上司ともコミュニケーションをとっておく

    ●上司の悪口は裏でも表でも言う。部下からの悪口は基本的に聞き流す

    ●「リーダーシップは努力によって身につく」と信じる

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著者プロフィール

秋田市生まれ。株式会社佐々木常夫マネージメント・リサーチ代表取締役。
69年、東京大学経済学部卒業後、東レ株式会社に入社。家庭では自閉症の長男と肝臓病とうつ病を患う妻を抱えながら会社の仕事でも大きな成果を出し、01年、東レの取締役、03年に東レ経営研究所社長に就任。内閣府の男女共同参画会議議員、大阪大学客員教授などの公職も歴任。「ワーク・ライフ・バランス」のシンボル的存在である。
著書に『ビジネスマンが家族を守るとき』『そうか、君は課長になったのか』『働く君に贈る25の言葉』『リーダーという生き方』『働く女性たちへ』(以上、WAVE出版)、『ビジネスマンに贈る生きる「論語」』(文藝春秋)『それでもなお生きる』(河出書房新社)『実践・7つの習慣』(PHP研究所)『上司の心得』(角川新書)『50歳からの生き方』(海竜社)などがある。
2011年ビジネス書最優秀著者賞を受賞

「2022年 『佐々木常夫手帳 2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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