もはや、これまで 経綸酔狂問答

  • PHP研究所
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (289ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569813905

作品紹介・あらすじ

株価が上がって、オリンピックが来れば、この国は「天下泰平」なのか!? 二粋人が劣化列島の頂で朗らかに語る、真剣な冗談。

感想・レビュー・書評

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  • 「読書は自分についての執行猶予」「右翼は具体、左翼は抽象」等々印象に残るフレーズはあるものの、対談本の悪い見本になってしまったような。
    「三酔人経綸問答」を真似た題名なのだろうが、元祖のように対立的激論があるわけでもなく、本作では一応先生・生徒というようなスタイルをとってはいるものの、二人ともいい年した大人だし、対談本はこういう仲良しでやっちゃうと同調圧力が働くので、話が「だよね~、だよね~」のオンパレードで刺激に乏しい。やはり対談本は思想信条が異なる者同士でガチンコの意見対立を前提する必要があると思う。内容的には反米保守でそんなに低レベルという事もないので、おしゃべり形式の読みやすい文体でそのテイストを味わってみたいという人には悪くはないと思うが、ならTOKYO MXの動画配信でも十分だと思う。

  • 2014/01/23:読了
     この間、『久米宏 ラジオなんですけど』で、黒鉄さんと久米宏さんのトークがあって、読んでみたけど、久米さんとのトークの時のような、ハラハラ・ドキドキした感じがなかった。
     西部さんも黒鉄さんも、まじめだから、話が飛ばないんだよな。
     ここに、久米さん入れたらおもしろいのに....
     

  • 黒鉄ヒロシ氏と西部邁氏という異色の
    二人の座談集的な本。
    内容が、二人の掛け合いのようで、
    非常に面白いと思います。
    ただ、やはり西部氏の含蓄は非常に
    高尚でときどき難しいところもありますが
    総じて面白い本だと思います。

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著者プロフィール

西部邁(にしべ・すすむ)
評論家。横浜国立大学助教授、東京大学教授、放送大学客員教授、鈴鹿国際大学客員教授、秀明大学学頭を歴任。雑誌「表現者」顧問。1983年『経済倫理学序説』で吉野作造賞、84年『気まぐれな戯れ』でサントリー学芸賞、92年評論活動により正論大賞、2010年『サンチョ・キホーテの旅』で芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。『ソシオ・エコノミクス』『大衆への反逆』『知性の構造』『友情』『ケインズ』など著書多数。

「2012年 『西部邁の経済思想入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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