会社で生きることを決めた君へ (PHPビジネス新書 293)

著者 :
  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (187ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569815015

作品紹介・あらすじ

「ビジネスマンの勝負は50代。40代であきらめるのはまだ早い」――。長い会社員生活の五合目に立つあなたに贈る31の応援歌。

感想・レビュー・書評

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  • 1.人事評価は不公平なもの
    ならせばその人の実力通りになる

    2.運命を引き入れてその中で最善を尽くす

  • つまらなくて、斜め読み

  • 自分がどう働くか。

  • なるほどと思う部分と、
    それは古い考え方じゃない?と思う部分が半々でした。
    仕事のプロになるの章は、そうそうと納得できる箇所が多かったです。

  • 組織の中で仕事をしていくうえで必要な考え方を示した本。30後半〜40台の人向け。ノウハウ集的なビジネス書というよりはエッセーとして読むのが良さそう。著者の声が聴こえてくる一冊。

  • 全体として、今のバランスがとれた大企業人としてのありかたを説いている。著者自身の家族に障害や病気を持つ方がいることも一律にモーレツ社員や社畜であることを是としない考えにつながっているのかもしれない。
    31のメッセージの個々を自身の現状に照らせば、有用なメッセージがあることも事実。メッセージNo.9「我欲を捨てたとき、仕事の結果も人もついてくる。」は、出世、保身など内を見ずに外、エンドユーザーや社会を見ていれば確かについてくるはずであり、大企業病とは縁が切れる。でも、実際にはこんな企業人をほとんど見たことがない。逆を言えば少しは見たことあるわけですが。

    メッセージNo.25「人は自分の成長のためと、何かに貢献するためにはたらいている。」、これは「利己主義と共感の2本足」が人の行動原理とするアダム・スミスの考え方と同義、特に「何かに貢献=共感」はアドラーの感がる幸福感=「他者の役に立っている感」にもつながり、普遍的な価値観として重要なのかもしれない。というか私自身は嫌われる勇気を読んで以来、重要と思っている。ところで、本書はひとつの企業で労働者としての人生を閉じることを前提としていると読める。したがって、不条理をがあることは仕方がないとして、自分が持てる枠の範囲でできるだけのことをするように勧めている。この点、自分で枠を作れる人、作りたい人は、そもそも、会社という限定的な集団の作った枠の不条理を是としないため、話がかみ合わないかもしれない。

    メッセージNO.10「いきなり会社を変えることは難しくても、自分の課なら変えられる。」たしかにそうなのだが、そもそも危機的状況でもいきなり変えられない組織なんて、なくなるだけなのでどうでもいい。

  • 40代はしなやかに という言葉が心に残った。またリーダーは判断力より状況把握力という点は心がけて身に付けたい。著者の本は一貫した志を持ったリーダーの在り方が示されていて、とても心強い。

  • サラッと読める内容だった。 折り目つけた箇所を抜粋。
    ・優先順位をつけて戦略的に仕事に取り組むことは、ビジネスマンが身につけなければいけない大切な能力のひとつですが、長時間労働が常態化している職場では、その能力を身につけるチャンスが奪われる。
    ・企業にとって最大の経営課題のひとつである生産性向上が実現できるかどうかは、チームリーダーのマネジメント力が肝になる。
    ・苦手な上司の期待に徹底的に応えることで関係を改善することができる。そうすることで、自分に対する満足度が高まり、評価も上がっていく。
    ・会社組織では、上司が上、部下は下の立場にあるわけですから、上司と張り合ったところで部下に勝ち目はない。敵対関係をになっても勝ち目はないのなら、発想をガラリと変えて友好関係を築く努力をしたほうが得策。
    ・異端児を活用してチームの中にコンフリクト(衝突)を起こすと、その間は仕事のスピードは遅くなるが、結果的にはより強い組織ができあがる。
    ・仕事の進め方10か条
    ⑴計画主義と重点主義
    仕事の目標設定⇨計画策定をし、かつ重要度を評価すること。すぐ走り出さずに、優先順位をつける。
    ⑵効率主義
    できるだけ最短コースを選ぶ。通常の仕事は拙速を尊ぶ。
    ⑶フォローアップの徹底
    自らの業務遂行の冷静な評価を行うとともに、次のレベルアップにつなげる。
    ⑷結果主義
    結果で評価される。
    ⑸シンプル主義
    事務処理、管理、制度、資料はシンプルをもって秀とする。
    ⑹整理整頓主義
    情報収集、仕事のやりやすさ、迅速性のため整理整頓が要求される。
    ⑺常に上位者の視点と視野
    課長なら、部長ならどうするかという発想での仕事の進め方をする。
    ⑻自己主張の明確化
    自分の考え方、主張は明確に持つとともに、他人の意見をよく聴くこと。自分の主張を変える勇気、謙虚さを持つこと。
    ⑼自己研鑽
    別の会社に移っても通用する技術を習得すること。
    ⑽自己中心主義
    自分を大切にすること。

  • 「運命を引き受けて、その中でがんばる」ってシンプルな言葉ですが、重い意味を感じます。
    プレーイングマネージャーになるなという指摘は、小企業に勤める身としては違うと思いますが、「部下の強い部分を引出し、弱みを隠す」というまっすぐな言い方は納得。
    自分自身の「いま」に引きつけて、考えを巡らせてくれる機会となる本です。

  • 仕事で体調を崩したことがある私にとって、この本は自分の人生に衝撃を与えたかもしれない。
    大局的に物事を見ていなかったことを痛感した。
    何度か再読して自分の糧にしなくてはいけません。佐々木氏の本は他にもあるので購入を検討しなくては。

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著者プロフィール

秋田市生まれ。株式会社佐々木常夫マネージメント・リサーチ代表取締役。
69年、東京大学経済学部卒業後、東レ株式会社に入社。家庭では自閉症の長男と肝臓病とうつ病を患う妻を抱えながら会社の仕事でも大きな成果を出し、01年、東レの取締役、03年に東レ経営研究所社長に就任。内閣府の男女共同参画会議議員、大阪大学客員教授などの公職も歴任。「ワーク・ライフ・バランス」のシンボル的存在である。
著書に『ビジネスマンが家族を守るとき』『そうか、君は課長になったのか』『働く君に贈る25の言葉』『リーダーという生き方』『働く女性たちへ』(以上、WAVE出版)、『ビジネスマンに贈る生きる「論語」』(文藝春秋)『それでもなお生きる』(河出書房新社)『実践・7つの習慣』(PHP研究所)『上司の心得』(角川新書)『50歳からの生き方』(海竜社)などがある。
2011年ビジネス書最優秀著者賞を受賞

「2022年 『佐々木常夫手帳 2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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