知の最先端 (PHP新書)

制作 : 大野 和基インタビュー・編 
  • PHP研究所
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本棚登録 : 454
レビュー : 65
  • Amazon.co.jp ・本 (217ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569815206

作品紹介・あらすじ

最先端を走る俊英たちは、何を考えているのか。経営学、都市社会学、安全保障、そしてITの未来等について、7人の世界的知性が語る。

感想・レビュー・書評

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  • カズオ・イシグロやクレイトン・クリステンセンのインタビューが入っているので買ってみたが、全体的にはイマイチ。

  • これだけの面々と対話をしながら、勿体無い、というのが印象。夫々にキャッチなテーマを確認するような中身で、正直、個々の著作を読んだ事のある人であれば、何を今更?という感が拭えない。詰まらないとは言わないが、勿体無いのだ。相手が相手だけに、知の最先端と大仰に構えても、それぞれの分野に精通していないと、その分野での最先端を掘り下げられないのだ。そして、これだけのメンバーにそういったインタビューをするのは、簡単ではない。

    イノベーションについての著作は、読んだ事が無かったので、以下、備忘録。

    クレイトン・クリステンセンの章にて。エフィシェンシー・イノベーションとは、既に製造し、販売されている製品をさらに効率のよい、手頃な価格にするためのイノベーション。

  • IT、国際政治の専門家など、一流のまさに知の最先端を
    行く天才7人との対話。
    たくさんの刺激を受けた。
    特に、作家のカズオ・イシグロ氏のインタビューでは、著書「わたしを離さないで」のバックグラウンドについて触れられている。
    そこで、私自身再読したいと思った理由が明確になった。
    ミステリーのような雰囲気になったのは、意図的ではなかった。
    「われわれは子どもがかわいいと思ったり、見下したりします。子どもがわかっていないことをわれわれはわかっているからです」だから、それらを大人の読者でさえも、分からない変わった世界を作り出したかったということと、「大人の読者にも同じ奇怪さや恐怖のプロセスを体験してほしかった。子どもや若い読者が経験するのと同じようなことが、徐々にわかっていく過程です。子どもが知る以上に読者に知ってほしくありませんでした」ということ。その結果、ミステリー感がつきまとう作品になったわけだ。
    それから、小説を書くプロセスだとかとても面白いかった。

    気になっていた内容だったので、カズオ・イシグロの話ばかり引用してしまったが、全体的に私でもついていける内容で、読みやすかった。
    最先端の人々は、輝いていて生命力に溢れている。
    その活力を私も少し得た気がする。

  • 最先端なんて言うからよっぽど尖ってるのかと思ったら、意外とわかりやすくて面白かった。ブレない知性。「知の逆転」と似てるけど、どっちがパクったんだろう。

  • 元々はクリス・アンダーソン氏の最新のインタビュー内容が掲載されるということで、期待して買いました。
    読み始めると、他の6名のインタビュー記事も面白く、新書という性格上カタログ的な要素が強いが、その分内容は濃く薄い本だが読み応えのあるインタビュー集であった。
    特に印象に残った3人の言葉を紹介したいと思います。
    クリス・アンダーソン氏の考え方として
    これから21世紀に成長していく企業はどんな企業か?に対して、今の時代の企業に最も必要なのは、Communityを作らなくてはならないということ。またプラットフォームを作り、それが賛同できるものなら、いろいろな人が自らこちらへやって来てくれる。
    シーナ・アイエンガー氏の考え方
    大胆な決断をするときはリスクを取る能力を必要する。つまり失敗を恐れないということ。
    決断の際は「間違った決断VSより正しい決断」と考えてはいけない。これから行う選択には限界があるかもしれないが、その限界が具体化した時にさらに決断して対応することが出来ると考えればよいのだということ。
    クレイトン・クリステンセンの考え方『イノベーション・オブ・ライフ』より、今末梢的なものは将来、コアなものになる。今コアなものは将来、末梢的になる。従って全てのことをアウトソーシングしないこと。
    特にまた読んだことのないシーナ・アイエンガー氏やクレイトン・クリステンセン氏の本は読んだことがないので、これをいいチャンスとして読みたくなりました。

  • 蔦屋
    ●クリステンセン
    ●エンパワリングイノベーション
    高価なものを手頃な価格に変える;T型フォード
    ●持続的イノベーション;古い製品が新しい製品に置き換え
    プリウスが売れると、カムリが売れない、ゼロサムゲーム
    ●エフィシェンシーイノベーション;すでにある製品をさらに効率よい、手頃な価格にするためのイノベーション;会計ソフト,ネット保険など
    ●未来をアウトソーシングしてはいけない

  • すんごいメンバーにインタビューしてる割には、そんなに面白くない

  • 自己啓発

  • ・民主主義国家に欠かせない三つの柱…「統治能力」「法の支配」「説明責任」
    ・国家が持続的に繁栄するためには「収奪的」ではなく「包括的」な政治制度が必要
    ・「収奪的」な社会…「少数の人に政治権力を集中させる政治制度」「政府の統治が行き届かない無法状態」
    ・日本経済はマクロ政策に頼りすぎる。それより、新規事業が生まれやすい環境の整備が重要だ
    ・クラウドコンピューティング…かつては手元で管理していたハードウェア、ソフトウェアやデータを、インターネットなどのネットワークを通じて利用するサービス
    ・すべてのことをアウトソーシングしないことが重要。自社が将来成功するために必要な能力は必ず社内に残しておく、といったような判断が必要
    ・報酬や企業方針、管理方針などの「衛星要因」を改善しても不満が少なくなるだけ。仕事に対する真の満足をもたらすのは、自己成長、他社からの評価、仕事への貢献度といった「動機づけ要因」
    ・人はたとえ苦痛であったり、悲惨であったり、あるいは自由でなくても、小さな狭い運命のなかに生まれてきて、それを受け入れるもの。大きな視点をもって、現状から脱出する勇気をもった状態で生きていない

  • 【由来】
    ・確か図書館の新書アラート

    【期待したもの】
    ・「知の逆転」が結構面白かったので、似たような面白さを期待した。

    【要約】


    【ノート】

  • 推薦図書

  • カズオ・イシグロ氏のノーベル賞受賞で、氏のインタビューが載っているというので購入。2013.11月発行だが氏の受賞にあわせ増刷されオビが氏の顔写真になっている。氏のは「わたしを離さないで」の発売の頃のインタビューだと思う。「文学界」2006年8月号に掲載の記事を加筆。

    その他6人。

  • 4年くらい前に発行された本だが、現在の世界情勢を的確に予測している。最後のインタビューを受けたカズオ・イシグロの小説に対する考え方が興味深かった。その後、ノーベル賞受賞者となった。

  • 賢そうな人たちのインタビュー集
    大野和基というジャーナリストがインタビュー
    シーナ・アイエンガー:盲目の選択の科学著者
    フランシス・フクヤマ:歴史の終わりで自由民主主義の優位性を主張
               今の中国見て どう思うのだろう
    ダロン・アセモグル:Inclusiveな国家は残り、exclusiveな国家は衰退する。
               中国はどちらだ?
    クリス・アンダーセン:WIRED元編集長。3DロボティクスCEO
    リチャード・フロリダ:クリエイティブ・クラスである知識労働者が経済成長の推進力
    クレイトン・クリステンセン:イノベーションのジレンマ
    enpowering inovation が日本にない。プリウスは持続的イノベーションでゼロサム、efficiency innovationは日本が得意
    カズオ・イシグロ:わたしを離さないで著者。この小説世界は子供時代のメタファー。運命を受け入れる小説を書きたかった。両親とは日本語で話すが、英語が母国語。

  • 2017年ノーベル文学賞受賞!
    カズオ・イシグロ氏の素顔がわかる2万字のロングインタビューを収録!

    「私の世界観は、人はたとえ苦痛であったり、悲惨であったり、あるいは自由でなくても、小さな狭い運命のなかに生まれてきて、それを受け入れるというものです」(本文より)

    すべては1960年、5歳の時の渡英から始まった――。
    自らの生い立ち、日本への思い、村上春樹氏との交流までを語り尽くしたロングインタビューを第7章に完全収録。
    カズオ・イシグロ文学を読む前に、読んだ後に。
    彼の世界観をより深く識るためのヒントがあらゆるところに散りばめられた、必読の1冊だ。


    さらに本書では、カズオ・イシグロ氏にくわえ、シーナ・アイエンガー、フランシス・フクヤマ、クレイトン・クリステンセンなど、現代知性の最高峰ともいえる知の巨人6人の言葉を収録。
    グローバリゼーションが進み、ますます複雑化する現代を生き抜くためには、情報を選別し、整理し、そして新たに組み立てる能力が必要とされる。そうした「知の体系」を手に入れるには、世界の最先端を走る人びとの「知」に触れることがもっとも効果的だ。世の中はいまどこに向かっているのか、日本が、そして個人が今後とるべき道とはどのようなものか……。本書からは、これからの世界を見据える新たな視点を得ることができるだろう。


    第1章 その「選択」があなたの人生を変える(シーナ・アイエンガー)
    優柔不断、集団主義、決断が苦手……そうみなされがちな日本人にとっての「選択」の意味とその具体的なプロセスを、コロンビア大学ビジネス・スクールの人気教授が明かす。
    第2章 共産中国の正統性が失われる日(フランシス・フクヤマ)
    国際政治においても、経済活動においても、隣国・中国の台頭は日本に大きなインパクトを与えている。彼の国の先にあるのは繁栄か、それとも旧ソ連のような結末か。『歴史の終わり』をものした国際政治学者が、世界の新たなダイナミズムを語る。

    第3章 国家の繁栄は「政治制度」がもたらす(ダロン・アセモグル)
    「なぜ衰退する国家と繁栄する国家が存在するのか」。この大命題に真正面から取り組み、『国家はなぜ衰退するのか』という大著で話題を呼んだアセモグル氏が見通す、日本という国家がさらに輝くための条件。

    第4章 製造業の常識を破壊する「メイカーズ革命」(クリス・アンダーソン)
    「ロングテール」「フリー」など、時代を象徴するキーワードを提示してきたアンダーソン氏が、次のイノベーションの場として注目したのは、「製造業」だった。これまでの常識を一変させる、モノづくりの新潮流とは。

    第5章 オリンピックで倍増する東京の魅力(リチャード・フロリダ)
    これからの時代に求められる「クリエイティブ」の条件とは何か。それを具現化した都市とはどのようなかたちになるのか。気鋭の都市社会学者が語る、グローバル時代に東京が生き残るための提言。

    第6章 日本は「イノベーションのジレンマ」の最先進国だ(クレイトン・クリステンセン)
    アップルやサムスンの勢いに押され、昔日の勢いを失ったかのようにみえる日本企業。その輝きを取り戻すためにとるべき方策を、「イノベーションのジレンマ」の提唱で名高いクリステンセン氏が解き明かす。

    第7章 愛はクローン人間の悲しみを救えるか(カズオ・イシグロ)
    小説はその虚構性を飛び越えて、現実世界への強烈な示唆となる。運命の不可避性や、故郷である日本への思い、親交のある村上春樹氏について、稀代の作家が語り尽くした。

    内容(「BOOK」データベースより)
    情報が洪水のごとく襲いくる時代に、身につけるべき態度とは何か。それは自らの軸を曲げない意思の強さであり、必要とされるのは全体を把握する「知性」を手に入れることだ。その最先端に位置するのが、本書に登場する7人の天才たちである。国際政治論からITまで、専門的かつ鳥瞰的な彼らの視点は、混沌とした現代を愁き抜く武器を私たちに与えてくれる。

  • PHPの新書を久しぶりに読んだけど、物足りないと少し感じた。特にこの本は複数の著名人にインタビューしてる内容だから各々のインタビューは短くて余計に物足りなく感じた。全然知らない人ばかりだったけど、昔読んだ「FREE」の著者のインタビューもあって懐かしかった。最後に出てきたカズオ・イシグロ氏の本はすごく読んでみたいと思ったし、この本を読み終えたまさに翌日、カズオ・イシグロ氏がノーベル文学賞を受賞して超びっくりした。さらに読みたくなったし。そしてまさかこの本を読んでいて村上春樹の名前が出てくると思わなかった。また、インタビューされている人が全員外国人だったから、外国の有識者から見た日本の知見を知れておもしろかった。よもや世界的にはあまり相手にされていない的なことを言っている人もいてそりゃそうかとも思った。ノーベル文学賞も日本文学は日本語で書いている限り受賞は難しいとカズオ・イシグロ氏が言っていて確かにそうかもなって思った。

  • 色んな人が主に日本やものづくりについて語る一冊。

    どちらかというと地政学的な話が多いものの、よくある日本礼賛ではなく、国際的な視点で日本が見られてるので、中には辛辣な意見もあるものの、とても面白かった。

  • 政治、経済、経営、IT、文学などの分野で世界を代表する7人へのインタビュー集。こういう方々の話を聞くと、最近の日本は内向きな話題、議論ばかりで、グローバルな流れについていけていないことを実感してしまいます。。
    インタビューアの大野さんは、English Journalのインタビュー記事にも度々登場されていて、おなじみの方。こういう視点でのジャーナリズムがもっと日本でも一般的になるといいと思うのですが。

  • 再読。
    それぞれの著者の本も購入して居ながらまだ読めて居ないモノが多い。入門編としていいかな。それぞれを腰を落ち着けて読みたい。

  • それぞれの本を読みたい

  • ※メモ

    【きっかけ】
    フロリダ本を読もうとしたらサジェストで出てきたので、入り口として。

    【概要】
    気鋭の人物7人へのインタビュー。

    【感想】
    2010年代前半の話題を整理するにはなかなかよい取り揃え。
    インタビュー集であるので表面的にとどまるところも多いが、入り口としてはよかった。
    日本に議論を向けているのは、こうして出版するうえでの付加価値ではあろうが、個人的にはあまりそこにフォーカスしすぎなくてもと思った。
    アメリカ系の論者がほとんどだったが、課題は認識しつつも、アメリカで普遍的価値が体現されているような意識が垣間見えるところをちらほらと感じた。

  • 経済、政治から文学まで、筆者の取材対象の幅広さに感服した。

    各対談相手と前半部分では今日的な課題に対する議論をしているが、後半やより時間軸や対象範囲を広く取って、その人の生い立ちからくる人生観や、歴史的な観点から考えた今後の社会の方向性などについて議論をしているので、それぞれの対談について飽きることなく読むことができた。

    それぞれの対談相手が非常に広範な議論をされる方々なので、もう少しページ数を割いて紹介してもよかったのではないかと感じるが、1冊の新書版としては非常に充実した内容であることは間違いないと思う。

  • 「情報の氾濫」に対抗できるのは全体を把握できる「知性」。これは現代の知の最先端にいる7名へのインタビュー集。「選択の科学」のシーナ・アイエンガー氏。「ネオコン主義」のフランシス・フクヤマ氏。「国家はなぜ衰退するのか」のダロン・アセモグル氏。「ロングテール理論」のクリス・アンダーソ氏。「クリエイティブ・クラス」のリチャード・フロリダ氏。「イノベーションのジレンマ」のクレイトン・クリステンセン氏。「わたしを離さないで」のカズオ・イシグロ氏。

    再読。。。その「選択」があなたの人生を変える。優柔不断、集団主義、責任回避の日本人は失敗を恥と考え、過度に恐れ過ぎる。リスクを取り、失敗を恐れない人からしかイノベーションは生まれない。日本人の意思決定法はまず話し合い、全員のコンセンサスを得てから実行する。しかし全員のコンセンサスを得られずなかなか決められない。(シーナ・アイエンガー)習近平の共産中国の正当性が失われる日がいずれ来る。(フランシス・フクヤマ)国家の繁栄は政治制度がもたらす。「収奪的」ではなく、「包括的」な政治制度が必要。(ダロン・アセモグル)製造業の常識を破壊する「メイカーズ革命」。3Dプリンタの威力。(クリス・アンダーソン)オリンピックで魅力倍増する東京の欠点はオープンさの欠如。(リチャード・フロリダ)全てのことを正しく実行すると、いずれ失敗する。日本は「イノベーションのジレンマ」の最先進国だ。「イノベーション・オブ・ライフ」で語られる人生の因果関係の理論。(クレイトン・クリステンセン)愛はクローン人間の悲しみを救えるか。私を離さないで。(カズオ・イシグロ)

  • カズオ イシグロの本を読みたい。
    「日の名残り」
    「私を離さないで」

  • 現代の各分野の第一線で活躍する知性7人へのインタビュー集。
    2012年12月に発刊され、ベストセラーとなった『知の逆転』を意識して刊行されたものであることは間違いない。
    取り上げられているインタビュイーは、『歴史の終わり』のフランシス・フクヤマ、『国家はなぜ衰退するのか』のダロン・アセモグル、NHK教育テレビ『コロンビア白熱教室』のシーナ・アイエンガーなどであるが、『知の逆転』に比して全体にビジネスに絡んだ内容が多い。
    その中で、英国ブッカー賞作家のカズオ・イシグロが、ベストセラー『私を離さないで』で描きたかったテーマやそのために取った手法、「リアリズムの外側で書くことができる稀有な作家」という村上春樹に対する評価、5歳のときに離れた日本への思いなどを語っており、本書を類書から差別化している。
    (2013年12月了)

  • 総合的な知の枠組みを構築すべし!!

  • この手の本は、どういう人との対話で何を主題にしたのか?が気になるし、対話をした人たちの主義主張というか立ち位置というかを押さえたうえで、読みたい。がっ とりあえず入り口にあたるものなのだろう。

    シーナ・アイエンガー 全盲の社会心理学者 
    日本人に対する洞察は、素晴らしいものがある。日本企業に対しては、「苦境に陥っているのは、日本以外の世界に注意を払っていなかったからだと思う」と。これって、聞けば当たり前だろうと思うような答えだが、結局のところ、これなんだろうなと思える。「考えが外向きではなく、内向きになりやすい」とか、それを踏まえたうえでの楽観主義をとるべきと薦めていて、「いま取り組むことで解決できる課題がある」なんて、何回も繰り返したい言葉。

    ダロン・アセモグル トルコの経済学者 
    社会制度に注目をしていて、「包括的」、「収奪的」に分けて整理。日本に対しては、「収奪的」な要素が残る「包括的」な社会と分析していて、政治体制疑問を持っている。選挙としての不正はないだろうが、不透明なところがあると。「自民党の中に”キングメーカー”と呼ばれる人がいて、”日本をよくするかどうか”とは全く別の基準で候補者を選んでいる可能性がある」って、自民党の幹事長がテレビで、「票が取れれば誰でもいい」って言っちゃうくらいだから、まぁ、健全じゃないんだろうなと再認識。民主主義とも違う日本独自な何かなんだろう。。

    クリス・アンダーソン イギリス出身 WIREDの元編集長
    フリーは読んだことがあって、フリーを使って母数をでかくして、儲けを出すモデルだったような。いまは、こじんまりとした製造業を営んでいるんだな。気になるのは「今の時代の企業に最も必要とされるのは、コミュニティだと思います。その企業の商品を好む人たちや、会社のビジョンに共感する人たちのコミュニティを作らなくてはならない」という部分。これは、すべての組織に当てはまる不変の真理なんじゃないかなと。アメリカは、小規模なコミュニティから新しいビジネスをどんどん創出している感じがあって、その背景としては、日本の製造業に完全にやられちゃった過去があってのことみたいなのだが、いろんなアイデアを持った大量のコミュニティーの出現は脅威。日本でも、少しずつ動きがあるみたいだが、金まわりがきつい感じなのかな。

    クレイトン・クリステンセン アメリカ BCG出身でイノベーションのジレンマの著者
    破壊的イノベーション、持続的イノベーション
    破壊的イノベーションは、低価格でシンプル、小型で使い勝手が良い。

    3つのパターン
    ・エンパワリング・イノベーション:成功で高価な製品をシンプルで手ごろな価格に変えるイノベーション。クラウドコンピューティングやスマホ等。実際の仕事を創出する。

    ・持続的イノベーション:仕事を創出しない。なぜなら、古い製品が新しい製品に置き換えられるだけ。資本に与える効果は0

    ・エフィシェンシー・イノベーション:さらに効率の良い手ごろな価格にする。新しい仕事は創出しないが、資本を作り出すことができる。ダイレクト保険販売等。このイノベーションはほぼ例外なく、仕事の総数を減らす。労働プロセスを合理化するから。ただ、残った仕事の多くは保全される。これをやらなければ、より効率の良い海外企業との競争で負けて消える。

    この3つのバランスが大事のようだ。日本は効率にフォーカスしすぎて、エンパワリング・イノベーションへの投資が少なかったのではないかという指摘があるが、実感として大いにある。
    そして「いま末梢的なものは将来コアなものになります。いまコアなものは将来、末梢的なものになります」というのは、これまた感慨深い。

    因果関係についての洞察を掘り下げたらしい、「イノベーション・オブ・ライフ」は読んでみたくなった。

    カズオ・イシグロ 「わたしを離さないで」の著者。これも読んでみたい。

  • アイエンサー氏、選択の科学

    カズオイシグロ氏の小説を読んでみたくなった

  • 日本の家電メーカーが苦境に陥っているのは日本以外の世界に注意を払っていなかったから。世界で何が起きていようとしているか予測できなかった。
    これがやる価値のある選択かどうか自問する。自分の人生において重要な意味をもつものでなければ、他の人が推薦するものに従うこと。

  • 文系寄りの学者や作家へのインタビュー集。無知な俺でも聞いたことがあるようなビッグネームが揃ってました。
    最近の具体的な話題(日本の経済や中国、3Dプリンタなど)についてそれぞれの専門分野における持論を聞き出す形式で、分かりやすかったと思います。

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著者プロフィール

カズオ・イシグロ
1954年11月8日、長崎県長崎市生まれ。5歳のときに父の仕事の関係で日本を離れて帰化、現在は日系イギリス人としてロンドンに住む(日本語は聴き取ることはある程度可能だが、ほとんど話すことができない)。
ケント大学卒業後、イースト・アングリア大学大学院創作学科に進学。批評家・作家のマルカム・ブラッドリの指導を受ける。
1982年のデビュー作『遠い山なみの光』で王立文学協会賞を、1986年『浮世の画家』でウィットブレッド賞、1989年『日の名残り』でブッカー賞を受賞し、これが代表作に挙げられる。映画化もされたもう一つの代表作、2005年『わたしを離さないで』は、Time誌において文学史上のオールタイムベスト100に選ばれ、日本では「キノベス!」1位を受賞。2015年発行の『忘れられた巨人』が最新作。
2017年、ノーベル文学賞を受賞。受賞理由は、「偉大な感情の力をもつ諸小説作において、世界と繋がっているわたしたちの感覚が幻想的なものでしかないという、その奥底を明らかにした」。

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