プロ野球VSメジャーリーグ 戦いの作法 (PHP新書)

著者 :
  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569817989

作品紹介・あらすじ

日米の野球を経験した著者が、投手、打者、チーム戦術などにおいていかに両者で違いがあるかを明らかにする。メジャーの見方が変わる。

感想・レビュー・書評

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  • 図書館で借りた。
    2023年現在千葉ロッテマリーンズの監督を務め、WBCでは投手コーチも務めた、吉井理人氏によるメジャーリーグ体験記的なエッセイ。スポーツニュースでは分からない、選手目線での日本人開拓記が楽しい本だ。
    意外と野球ファンでも忘れがちだが、吉井氏はあの野茂英雄氏と渡米前の近鉄でチームメイトであり、野茂がメジャーで活躍直後に追いかけるように渡米し、アメリカで活躍している。
    そんな吉井氏の英語が話せないエピソード、仲間と喧嘩するエピソード、ドッキリに乗っかるエピソードなど、軽い気持ちでどんどん読み進められる内容が溢れている。読めば読むほど「吉井さん、メジャーリーグ好きなんだなぁ」というのを感じた(笑)性格的にも、開拓期のメジャーリーグは合っていたのだろう。

    今後の活躍も楽しませてくれそうな1冊でした。

  • 双方を体験した吉井(元)コーチによる、プロ野球とメジャーリーグ比較論。

    野球論ばかりでなく、「喧嘩」(いわゆる乱闘)の仕方やメジャーリーガーの性癖の数々、ロッカールームでウケたジョークなども交えつつ、彼我の違いを面白おかしく語る。

    メジャーにはむしろ(日本が忘れてしまった)ブシドー魂が残っているとか、日本の高校野球にも一脈通じるフェアプレー精神やストレートなファイティング・スピリットがある、プレーの一つひとつや育成方法には日本も真似したらいい合理性がある、などなどの指摘には大いに納得であった。

  • 『プロ野球VSメジャーリーグ 戦いの作法』/吉井理人

    著者自身、日米のプロリーグを経た中で感じたそれぞれの野球とベースボール。
    しばし、野球(日本)とベースボール(アメリカ)の違いが比較されるが、その両リーグの特質について、著者の体験に基づく野球比較論となっています。

    最終的に、著者は日米の野球を経験し、現在は、NPBの千葉ロッテマリーンズの投手コーチを務めていますが、注目のルーキーである佐々木投手が、吉井コーチのもと、どういった成長を遂げるのか、楽しみは尽きません。

  • 異国の地の情報。
    面白い!

  • テレビには映らない♪裏側の世界…主な視座としてメジャーのアンリトゥンルール(でしたっけ)の紹介てところです。そこから野球の原点にあった美徳ってのが分かってくるかもしれないわけですね。日本よりもうるさいですからね。しかし楽天の下りは現場に気を遣いすぎでしょう。あれだけ偏っていた判定に言及せず奇麗事に書くのは好ましくないですね。

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著者プロフィール

1965年生まれ。和歌山県立箕島高等学校卒業。84年、近鉄バファローズに入団し、翌85年に一軍投手デビュー。88年には最優秀救援投手のタイトルを獲得。95年、ヤクルトスワローズに移籍、先発陣の一角として活躍し、チームの日本一に貢献。97年オフにFA権を行使して、メジャーリーグのニューヨーク・メッツに移籍。98年、日本人メジャーリーガーとして史上2人目の完投勝利を達成。99年には、日本人初のポストシーズン開幕投手を担った。2000年はコロラド・ロッキーズ、01年からはモントリオール・エクスポズに在籍。03年、オリックス・ブルーウェーブに移籍し、日本球界に復帰。07年、現役引退。08年~12年、北海道日本ハムファイターズの投手コーチに就き、09年と12年にリーグ優勝を果たす。15年、福岡ソフトバンクホークスの投手コーチに就任して日本一に、16年は北海道日本ハムファイターズの投手コーチとして日本一に輝く。また、14年4月に筑波大学大学院人間総合科学研究科体育学専攻に入学。16年3月、博士前期課程を修了し、修士(体育学)の学位を取得。現在も研究活動を続けている。

「2018年 『吉井理人 コーチング論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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