[新釈]養生訓

著者 :
制作 : 蓮村 誠(編訳) 
  • PHP研究所
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (383ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569819129

作品紹介・あらすじ

江戸時代の健康指南書は、いまも通じる健康法が満載! 現代医学とアーユルヴェーダに精通した訳者が、現代風に読み解く!!

感想・レビュー・書評

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  • かなり参考になる

  • 江戸時代に書かれた、健康を保ちつつ幸福で長生きするための指南書。今なお新しい本が出版されている古典ということで読みかけたのだが……。
    根底にある考え方は、単なる病気を避けるという現代西洋医学と異なり、心身の健康を維持し幸福な状態で長生きすることを目指すというもの。その考えには大いに賛成だけれども、読み進めるうちに納得しがたい部分が多いことに気付いて読むのを止めた。(例えば、昼寝は避けるべきと書かれているが、近年の研究で短時間の昼寝は効果的であることが判明してきている。)
    また、本書では編訳者の専門分野にしたがって、アーユルヴェーダ医学(インドの伝承医学)と共通する考えなどを解説に加えているのだが、個人的には不要な情報だった。

  • 日本の健康法の原点とも言える貝原益軒の養生訓の現代語訳。現代にも共通する教えが多く、とても参考になりました。

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著者プロフィール

貝原益軒

一六三〇年生まれ。江戸前期から中期にかけての儒学者、博物学者、教育家。筑前福岡藩主黒田家に仕えた。藩費で十年間京都に遊学する間に、朱子学者、博物学者と交際し、上方に興りつつあった経験・実証主義思潮に触れたのが、その後の学風に生かされた。膨大な編著は各方面にわたり、儒学では『大疑録』、博物学では『大和本草』『花譜』『菜譜』などが知られる。晩年には『養生訓』『大和俗訓』など多くの教訓書を書いた。一七一四年没。



松田道雄

明治四十一年(一九〇八)、茨城県生まれ。昭和七年、京都帝国大学医学部を卒業、小児科教室に入る。昭和十二年より府立西ノ京健康相談所に勤め、結核患者の診療をおこなう。昭和二十二年に京都で小児科を開業。診療のかたわら、ロシア思想を学び、思想史家としても知られる。著書に『私は赤ちゃん』『育児百科』『洛中洛外』など多数。平成十年(一九九八)没。

「2020年 『養生訓』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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