- Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569819297
作品紹介・あらすじ
超高齢化の中で、よりよく生きるために、また後悔しない最期を迎えるためにできることを、医師、宗教家がそれぞれの立場から考える本。
感想・レビュー・書評
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5人の方が死について書かれている。
石飛さん以外の方の書籍は読んだ事があったので
イメージ通りでした。
「平穏死」というもの。多分昔は当たり前だった事
それを、受け入れて見守る大切さを考えさせられました
でも、日本の今のシステムでは難しく
本人や家族の思う通りにはいけないのかもしれない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/718356 -
「何を思うのか」って死んだ人には聞かれへんねんから想像するしかないねんけど、死に方に関しては「私は経鼻栄養・胃瘻・中心静脈栄養は要らんで」と周りに伝えておくことはできますね。いや、それらの医療行為が悪い訳ではないねんけど事前に考えて意思表示しとくと安心(笑)。言うたところで死の恐怖は和らげへんけど、ちょっと覚悟はできる。その日が来るまでにコレとコレだけはやっておきたい、なんて新たな目標も見つかるかもしれないしね(笑)
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まちライブラリーで、石飛幸三さんの名に気づき、借りて読みました(笑い)。五名の方々が語る「死」そして、生き方、人生の意味、どの言葉も納得のいくものばかりでした。
生き物として、最後は枯れるように命をまっとうする。当たり前のことが当たり前にできない、今の日本、異常です(涙)。 -
【気づき】
・渡辺和子
死と言う制限があるからこそ、限られた人生で自分は何をすべきか、何を大切にして生きるかを考えられるのです。p.21
・キリストも良い事しかしていないのに、弟子に裏切られ、群衆の罵詈雑言を浴びながら、十字架に磔になって無残な死を遂げている。p.25
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良いことをすれば良い報いが起こるとも限らない。
どのような生き方をしようが、死に方をするか分からないから、こそ丁寧に生きる。
・石飛幸三
誤嚥性肺炎による飲み込む機能の低下自体が治らないため、病院としては胃ろうや経鼻胃管を勧めることになる。
しかしこれは別の問題を誘発することになる。
高齢者にとって、食道と胃の接合部分が逆流を防ぐ機能が低下していることが多く、万一ご縁性肺炎を起こしやすくなっている。
さらに、口から食べる時よりも唾液の量が少なくなるので、唾液による口内洗浄があまり行われず、そこから雑菌が繁殖し、気道感染を誘発しやすい。
高齢者が食べなくなる事は自然なことだが、点滴や胃ろうなどはそれに逆流する流れになっている。
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死ぬ前にもう一回読みたい本
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渡辺和子、大津秀一、石飛幸三、青木新門、山折哲雄諸氏の死生観でしょうか「人は死ぬとき何を思うのか」、2014.7発行です。一期一会の精神で人とつきあう(渡辺和子)行きたいところに行き、食べたいものを食べる(大津秀一)自然にまかせれば眠るように旅立つ(石飛幸三)現代の日本人には死生観が欠落している(山折哲雄)。69歳で病死した父は死ぬ少し前「母を頼む」と。99歳で死んだ母は眠るように旅立ったと聞きました。
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「死は盗人のようにやってくる」題名とは異なり宗教・医療等々で著名な5人の死生観が述べられている。共通するのは死をタブー視せずに身近なモノとして向き合う事。延命治療を止めて適当な所で死ぬ事。死は家族の問題が浮き彫りになる。病院ではなく家で死ね。