Wonderful Story

  • PHP研究所
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本棚登録 : 690
レビュー : 127
  • Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569821511

作品紹介・あらすじ

伊坂幸太郎・大崎梢・木下半太・横関大・貫井徳郎――当代きっての人気作家5人が、「犬」にちなんだペンネームに改名(!?)して夢の競演。犬をテーマにした五つの物語が紡ぎ出された……。
昔話でおなじみの犬もいれば(伊坂幸犬郎「イヌゲンソーゴ」)、地名の由来になった犬もいる(犬崎梢「海に吠える」)。はたまた、悪者が連れてきた犬もいるし(木下半犬「バター好きのヘミングウェイ」)、人のために働く盲導犬や(横関犬「パピーウォーカー」)、やたらと見つめてくる犬も……(貫井ドッグ郎「犬は見ている」)。
個性豊かな犬たちが踊る、前代未聞の小説“ワンソロジー"、ここに登場!

感想・レビュー・書評

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  • タイトルも著者名も表紙もすっごくこだわりがあって面白い。
    犬に関する物語5編。
    色々な作家の物語が読める、テーマが決まっているという2つの楽しみがあるのが魅力的。こんなタイプの本がもっと出版されるといいな。
    伊坂幸太郎さんの『イヌゲンソーゴ』、横関大さんの『パピーウォーカー』が好み。

  • 犬にまつわる"ワン"ソロジー。
    ペンネームを変える遊び心が楽しい。
    伊坂幸犬郎「イヌゲンソーゴ」が楽しかった。
    横関犬「パピーウォーカー」はぐっときた。

  • 犬にまつわる、短編集。
    犬好き必読。犬好きじゃなくても、十分に面白い。
    気軽の読めた1冊でした。

    伊坂さん、さすがです。

  • この企画を考えた編集者さん、これに乗った作家さんに拍手。編集者さんは、かつて幸のつく作家さんに幸せをテーマにしたHappy Boxというアンソロジーを企画された方です。本書のきっかけは、ドラえもんの中で、のび太が自分の名前を誤って野比犬と書いたことだそうです。そしてこの企画に乗ったのが、この5名の犬作家さん。とりわけドック郎という名前に、大笑いで了承した貫井さんの名前が光ります。5名それぞれの持ち味を活かし、伊坂さんは最も企画の趣旨に沿って、バカ話しに落ちないギリギリの線で寓話的に仕立ててます。

  • この企画、大成功ですよ!思わず表紙を見直して読みたくなった(^o^)vどの話も作家さんの個性が出ているワンソロジーU^ェ^U伊坂幸犬郎さんの話が一番好き!(^-^)解説の貫井ドッグ郎先生誕生が笑えた(^^)そして思わずツッコミを入れた(^^;)

  • 参加している作家は
    伊坂幸犬郎・犬崎梢・木下半犬・横関犬・貫井ドッグ郎。
    もちろん全員ペンネーム。正体は誰かは明白なのだけど(^^;)。

    以前、名前に幸の字が付く作家を集めたHappy Boxというアンソロジー
    があったが、今回はそれの第二弾で、同じ編集者の発案による企画モノ。
    テーマはもちろん犬であり、それぞれが独特な世界観で短編を一つずつ
    紡いでいる。

    圧巻だったのはもちろんお目当ての伊坂幸太郎もとい、伊坂幸犬郎の作品。
    こんな切り口、どうやって思いついた?と、感心を通り越して苦笑いして
    しまうほどすばらしいファンタジー。小説を読みながら電車の中で半笑い
    状態になったのは久々である。そんな不可思議な短編でありながら、何故
    だか続きが気になるのだから凄い(^^;)。ファンなら必ず押さえておくべき!

    他の作家は全員今作が初めてだったのだが、どれも良作ばかり。
    グッと来たのは大崎梢の少年小説で、風景や心情の描写が切なくも美しい。
    この人の作品、ぜひ他も読んでみたいと思う。

    アンソロジーとしてはかなりの大当たり。
    この編集者(フリーライター:友清哲)の手掛ける本は今後も期待出来そう!

  • 名前の一部を「犬」に代えた
    5人の人気作家による「犬」がテーマのアンソロジー

    どの作品も特徴があって面白い。
    伊坂幸犬郎の「イヌゲンソーゴ」はそんなオチかい!と
    笑わせられました

  • 犬にまつわる話。
    木下半犬さんの「バター好きのヘミングウェイ」が面白かった。

  • 「Wonderful Story」
    犬にまつわるアンソロジー。


    私はアンソロジーになかなか手が出ない。たくさんの作品が収録されている中で、自分にとって良質なモノがなかった場合、読んで損した気分になることがあるからだ。たくさん収録されているのに何でだ?と。これは完全なるいちゃもんであり、作品が悪い訳ではない。ただ、そんな気分になる可能性を考慮してなかなか手が出ない(そもそも長編であれば、損した気分になる可能性は低いかと言われればそうではないだけに自分勝手なものだ)。


    そんな私がアンソロジーに手を出すというのは、アンソロジーの設定・仕様が面白そうだなと思った時。設定・仕様が面白い場合は、それに合った短編若しくは中編が組まれているのだから面白そうだと思って手に取る。本書は、犬をテーマとしたアンソロジーでそれ自体はよくある題材であるかも知れないが、著者名を犬に変える遊びを入れている。その点が面白いなーと思ったわけです。今思うと大して面白くはないのだけどもw


    何はともあれ面白そうだなと思い読み出したのだから、最後まで読み終えることを自分に課し、取り組んだ結果、思っていた以上に面白かったです。選んだ目に狂いは無かった模様。


    切り込み隊長は、伊坂幸犬郎が担当。彼の「イヌゲンソーゴ」は、寓話をモチーフとし、犬が喋り、犯人を追いかける。余韻を残すエンタメ。寓話を使って描く辺り、流石としか言いようがない。実は怖い事件をユニークな感じに仕上げています。これが一発目だと読みやすい。


    代わって犬崎梢の「海に吠える」は、家族をテーマにした少年の葛藤を描く温かい物語。父親の異動に伴い、家族と離れ離れになり、父についていくことにした少年が降り立った地での地元民・そして犬との交流を描いており、母親と父親の間に挟まれる中で自分が信じるもの、感じるものを貫こうとするちょっと熱い感じもあります。


    悪者が連れてきた犬を中心に巻き起こるコメディストーリー「バター好きのヘミングウェイ」は、木下半犬によるもの。著者の作品志向からすると想定内かな。


    残りの2作は、犬の特性を基に作品を考えたのかなーと。横関犬「パピーウォーカー」は、盲導犬の特性や制度を生かしたミステリー且つホットなストーリーになっており、阿久津と岸本の訓練士コンビも良い。そしてラストの貫井ドッグ郎「犬は見ている」。犬がずっとこっちを見てくるという仕草を膨らませ、サスペンス風に仕上がっています。序盤は失恋話だったのに、この終わり・・・。


    読み応えという点では「海に吠える」、意外性という点では「犬は見ている」が良かったです。5作とも毛色が違うので、其々で楽しめます。

  • 「犬」にちなんだペンネームに改名してのアンソロジー。

    伊坂幸犬郎「イヌゲンソーゴ」/ 犬崎梢「海に吠える」/ 木下半犬「バター好きのヘミングウェイ」/ 横関犬「パピーウォーカー」/ 貫井ドッグ郎「犬は見ている」

    木下半犬のはじけぶり、貫井ドッグ郎の不気味さ、この2編が面白かった。
    (図書館)

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著者プロフィール

作家

「2014年 『Wonderful Story』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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