面白くて眠れなくなる社会学

著者 :
  • PHP研究所
3.40
  • (9)
  • (25)
  • (39)
  • (5)
  • (3)
本棚登録 : 419
レビュー : 38
  • Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569821559

作品紹介・あらすじ

社会学の第一人者が、社会の仕組みとその背景にある本質(社会のルールの由来)を見事に解き明かす。ベストセラーシリーズ最新刊!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 「社会学を学ぶと、無駄なコスト(努力)を払わずに済むようになる」⬇︎

    ①"世の中の動き"を客観的に知る
    ②"世の中の動き"に合致した選択ができるようになる
    ③自分のやりたいことがしやすくなる

    この①が楽しくなる本です。

  • 【読んだきっかけ】
    ハヤカワ五味さんが面白い!とツイートされていて気になったので。「眠れなくなる」ほどの本ってどんなん?と気になったのもありすぐに手に取りました。

    【感想】
    中高生むけの本らしいのですが、深く考えたことがなかったり知らないことも多くあったりして、自分の無知さを痛感しました。

    戦争、経済、家族、性、幸福など、社会のことがらについて、著者である橋爪さんの言葉で分かりやすく説明してくれています。話し言葉なので、読解力に乏しい私でもすいすい読むことができました。

    普段なにげなく「日本は戦争がなくて安心だね」「いつか幸せになりたいな〜」なんて言葉を発したり耳にしますが、そもそも戦争とは?幸せ(幸福)とは?と、物事についてもう少し追求したくなったときにおすすめの本です。

    ただ、忘れられなくなるほど強く印象に残ったものはありませんでした。私、社会学にそんなに興味がなかったのかも?という気づきもありました。

  • 息子が今年(来年)受験で、社会学部を志望している
    ということで。
    社会学というタイトルであり、著者が橋爪氏ということで
    読もうと思いました。
    社会学というか、哲学というか。非常にアカデミックで
    面白かったです。
    こんなことを学ぶのはとても面白そうだし、
    実学とは少し違う気がしますが、そんなことは
    大学の時に関係ないと思うので。
    非常に有用でうらやましいと思います。
    最後の幸福についてはぜひ読んでほしいと思います。

  • 最近この著者の本はよく読んでいる。
    家族とは死とはなど、普段あまり考えない大命題について社会学の見地から教えてくれる本。
    だが、最もためになったのはカースト制のメリットについてであった。
    カースト制というとそんな前時代な思ってしまうが、今も残っているのはそれなりにメリットがあるということ。
    それはインドには奴隷は存在しなかったということであった。
    こういう根本的なことを教えてくれると本を読んでよかったなぁと思うのである。

  • 著者橋爪大三郎氏の『はじめての構造主義』は、僕が社会人大学院で社会学っぽいものを学ぶことになったきっかけを作ってくれた(しまった?)本で、その橋爪氏の本なのできっと面白いだろうと思ったのだが、やっぱりなかなか面白かった。氏の良いところは、私たちのような一般庶民が理解しやすい言葉と事例で説明してくれることだ。
    よくよく読むと、こちらの書籍は中高生向きと書いてある。社会学者橋爪氏の視点で世の中を記述するとこうなるよ、という建てつけだ。よってもって社会学がわかる、というよりは、世の中を社会学的な記述方法で説明してみせた、という言い方の方が良いように思う。
    社会学をそれなり学んだ人には少し物足りないかもしれない。実際、最後のページにある参考文献もおおよそ一昔前のものだ。
    しかし、氏の爽快なまでに我々目線に合わせた社会学的記述は、それでも得るものがたくさんあるように思う。個人的には高校生ぐらいで読んでおきたかった本ではあるが。多分、社会学をもう少し早く学んで、実生活に活かしていたろうなぁ

  • ソコソコに面白かった。眠れないほどではないけどw

  • 眠れなくなる、一冊。

    国民から政府への手紙な、憲法。
    世界を描きだす、言語。
    同じものは同じに、異なるものは異なるように扱う正義。
    戦争。
    自由。

  • 哲学とか歴史とか、個別的、特殊的な細部に関心を持ち続けてきたが、人間に特段関心を持っていることに気づいてしばらく、社会学という言葉にピンときた。自分の向きはこちらにありそうだ。

    本書は中高生向けに書かれているらしい。あとがきを読み、中高生を読者と想定している一文を読み笑った。くそ真面目に呼んだ自分が滑稽。道理で平たい表現ばかりだった。しかし内容が下らないかというと、全く読ませるだけのものはではあった。

    つまるところ社会学とは何か、と言葉にできないところが社会学なのかもしれない。個別的な人間の意志とか願いとか行動から浮いた社会の原則がある。あるというか現れてくる。それを微に入り細に入り科学したものが、社会学ということらしい。しかし、こんなことは読み始める前からほとんど似たようなことを社会学として抱いていた気がするが。

    とにかく全くの素人で、文句も言えないところなので、この橋爪大先生のいくつかの著作を追うとことにする。この人は結構好きらしい。

    17/3/2

  • 社会学とは?、言論・戦争・憲法・貨幣・資本主義・私有財産・性・家族・結婚・正義・自由・死・職業・奴隷制度とカースト制・幸福をテーマに社会学の手引書…もっと色々勉強したくなる。

  • 基本的な事柄を押さえることができました。憲法については「人民が、約束を守らせる側。国(政府や議会や裁判所)が、約束を守る側です。人民が政府に言うことを聞かせるところに、憲法の本質があります。」と記されています。自民党の多くの人はここを勘違いしているように思います。「人間は、年をとって、死が近づくと、精神の働きが少しずつゆっくりになってくる傾向があります。いわゆる、ボケです。(中略)これは、必ずしも困ったことではありません。自分の死を受け入れやすくする、とも言えるからです。」これは実感としてありますね。

全38件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

はしづめ・だいさぶろう 1948年生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。社会学者。東京工業大学名誉教授。主な著書に『はじめての構造主義』(講談社現代新書)、『言語派社会学の原理』(洋泉社)、『政治の教室』(講談社学術文庫)、『面白くて眠れなくなる社会学』(PHP研究所)、『橋爪大三郎コレクション1~3』(勁草書房)、『丸山眞男の憂鬱』(講談社選書メチエ)、『政治の哲学』(ちくま新書)など多数。大澤真幸氏との共著に『ふしぎなキリスト教』『げんきな日本論』(ともに講談社現代新書)、『ゆかいな仏教』『続・ゆかいな仏教』(ともにサンガ新書)、『アメリカ』(河出新書)などがある。

「2019年 『小林秀雄の悲哀』 で使われていた紹介文から引用しています。」

面白くて眠れなくなる社会学のその他の作品

面白くて眠れなくなる社会学 Kindle版 面白くて眠れなくなる社会学 橋爪大三郎

橋爪大三郎の作品

面白くて眠れなくなる社会学を本棚に登録しているひと

ツイートする