10年たっても色褪せない旅の書き方 (PHP新書)

  • PHP研究所 (2014年12月17日発売)
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感想 : 10
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  • 本 ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569821658

作品紹介・あらすじ

団体旅行だろうと一人旅だろうと、大勢の観光客の群れに埋没することなく、もっと「自分らしい旅」をしてみたい――。旅行ブームのいま、こう思っている中高年は多いはず。▼そこで著者が勧めるのは、「旅の文章」(紀行文)を書いてみること。「書く」という行為を前提にして初めて、「自分らしい旅」は可能となる。なぜなら、旅の脚本・演出・演技のすべてをまとめたものが、「旅の文章」だからだ。▼しかも、どうせ書くなら、誰しも、他人に読んでもらえる文章にしたいもの。▼「旅とは旅先に『惚れる』こと」「『無』に感動することが旅の出発点」「そこに在るものだけを見ていては、旅はすぐに古びる」「旅は終わったときからはじまる」といった、人生を豊かにする旅の作法と、「地名を効果的に用いる」「歴史にまつわる事実を書きこむ」「総花的に羅列しない」「決まり文句はなるべく避ける」といった、いつまでも色褪せない旅の文章の書き方が、同時に学べる一冊。

感想・レビュー・書評

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  • 旅の書き方というより、旅の方法に近い印象です。
    ・観光客でなく、旅行家のつもりで旅に出ること。
    ・何を書くか狙いをつけて旅行すること。
    ・出来れば「読む旅」を行って向かうこと。

    「見る人」から「観察する人」になる考え方やアプローチ方法がまとめられてます。

    文章を書くための技術や基本が載っており、本としては十分楽しめました。
    しかし、そもそも書くために"旅"をするのであれば、"旅"の根底が変わってしまうじゃないかという印象を受けました。

  • 旅するわたしたちに求められるのは、だれもが、見たり、聞いたりしている、ごく日常的な「当たり前」に、何かを感じる心の動きです。

  • 最初は良かったが途中からご自分の知識の披露が鼻についてきた。役に立つ部分は三分の一くらいかな。

  • 「『考える力』をつける本」のイメージが良かったので購入。最近は予習もせず、写真を撮って終わりの旅が多いので、これは一つ奮起してと思ったが、私には無理そうな感じ。
    もう一度ゆっくり読んでみたいと思う。旅に歴史の要素を入れたい方、風流な方にはおすすめです。

  • 視点を定める、等、初歩の文章読本。で、旅に絞ったところが新しいかというと、どうなんだろう。
    ベトナムいいの記録を作るのに役に立つといいなあ

  • 感想未記入。引用省略。

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著者プロフィール

轡田隆史(くつわだ・たかふみ)
1936年東京生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、朝日新聞東京本社に入社。社会部デスク、編集委員などを経て論説委員となり、1996年までの8年間、夕刊一面コラム「素粒子」の執筆を担当。その後、編集局顧問となり、1999年に退社。テレビ朝日系ニュース番組「ニュースステーション」「スーパーJチャンネル」などのコメンテーター、日本大学法学部非常勤講師を務めたあと、現在は著作、講演などで活躍中。日本記者クラブ、日本ペンクラブ、日本エッセイスト・クラブ、日本山岳会会員。ポーラ伝統文化振興財団評議員。
著書に、『「考える力」をつける本』『100歳まで読書』(以上、三笠書房)、『60歳からの人生の整理学』『「考える力」をつける読書術』(以上、三笠書房《知的生きかた文庫》)などベストセラー、ロングセラーが多数ある。

「2021年 『快老生活のすすめ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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