実践 7つの習慣 何を学び、いかに生きるか

著者 :
  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569823348

作品紹介・あらすじ

わかる、役立つ、できる! 世界的大ベストセラーを日本人の働き方、生き方に即して解説。人生が劇的に変わる一冊!

感想・レビュー・書評

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  • 『感想』
    〇本家7つの習慣は素晴らしい本だが、その根底にあるのは日本ではない外国の文化であると感じてしまい、違和感を感じるところがあった。その部分を佐々木常夫氏が日本版に解釈してくれている。そのためとてもわかりやすい。

    〇本家にはない、リーダーとしての立場からどう実践すべきかを説いてくれているのが、自分にはよりためになった。

    『フレーズ』
    ・理性よりも本能を優先させることは、自分の成長を止め、人の信頼も失います。(p.22)

    ・制約があればあるほど、人はその制約を乗り越えられたときに大きな喜びを覚えます。(p.57)

    ・「すでに自分がやってしまったこと」は影響の輪の外にありますが、これから「自分がやろうとしていること」は影響の輪の中にあります。ですから、すでに影響の輪の外にあることについて思い悩むのではなく、影響の輪の中にあることに自分の意識を注ぐのです。(p.68)

    ・主体性を持った人とは、過去の失敗を未来の自分の生き方にきちんと活かすことができる人だと思います。(p.69)

    ・部下の主体性を育むためにもっとも効果的なのは、彼らに対して「主体性を発揮できる機会を与えてあげること」だと思っています。(p.70)

    ・リーダーが明確にミッションや方向性を示せば、部下はその考えや思いに沿って物事を遂行しようとします。ですから部下に正しく物事を遂行してほしいのであれば、部下の取り組んでいることにあれこれと細かく口出しをするのではなく、自分が部下に対してよりしっかりと確実にミッションやビジョンを伝えることに注力するべきです。(p.72)

    ・人は、思ったことはすぐに忘れてしまうものだからです。遠い未来の目標よりも、今日一日やらなくてはいけないことのほうに、どうしても意識が向いてしまいます。(p.87)

    ・「どうやるべきか」の前に「どうあるべきか」を自分に問う(p.99)

    ・内省によって「経験」が「見識」に変わる(p.100)

    ・大切なことほど「いつかはやらなくてはいけないけれども、今はやらなくていいもの」が多いからです。しかし後回しにしていたら、いつまで経っても目標を達成することはできません。(p.109)

    ・第Ⅱ領域の活動に取り組むときに一番大切なのは、予定していた時間内に物事を終わらせることではなく、自分が納得のいくレベルにまでその物事をやり遂げることにあります。(p.115)

    ・人生や仕事において成し遂げたい目標は、人によってそれぞれ異なります。目標が違えば最優先させるべきことも当然違ってきます。だから最優先事項は自分で決めるしかないのです。(p.117)

    ・第Ⅰ領域のほとんどは、仕事の場面でいえば上司からの指示やお客様からの要求など、他者から言われて動かなくてはいけない事です。自分の意志で動くというよりは、人の都合に合わせて動かされていることが中心です。(p.117)

    ・リーダーは、部下が失敗したときには「どこで判断を間違ったのか。何がいけなかったのか」を反省させ、「同じ過ちを繰り返さないために、次回からはどうしていくか」をしっかりと考えさせることが大切になります。反省なき経験をいくら積んでも、人は成長しないからです。(p.135)

    ・部下に仕事の「やり方」を任せることは大事です。しかしそのやり方を選択したことによって生じた「結果」に対する責任も、同時に部下に持たせなくてはいけません。責任が生じると、部下は強い緊張感を持って仕事に取り組むことになります。どうすれば仕事を成功させることができるか、必死になって考えます。(p.136)

    ・トラブルが発生しているときこそ、「この人は本当に信頼に足る人物であるのだろうか」と、相手から試されているときだからです。(p.157)

  • 相手がもとめていることに応じて、聞き方をかえる。
    感情的な場合は、共感。
    論理的な場合は、助言。

    なるほど。

  • 人生をよりよく生き、成功するためのバイブル。これからの行き方の指標を作るための方法が記されています。読んで良かったです。
    原書、7つの習慣を日本人向けにわかりやすく解説、批評していて、理解力の乏しい私でもスラスラと読み、理解することができました。

  • 著者、佐々木常夫の 7つの習慣の実践エピソードを交えた7つの習慣の紹介。どちらかというと、7つの習慣の協会側の本という印象を受けた

  • だいぶ前に購入して積んであった本。
    多分、本家の本をもう一度読むよりも、ビジネスで成功している人がどう読みこなして実践しているのかに興味があって買ったのだと思う。

    本家の言いたいことはそのままに、著者の実例なども交えた解説本としてとてもわかりやすい内容。

    成功して幸せな人生を送りたければ、まず人格を磨くところから始めないといけないですね。

    精進します。

  • やはり7つの習慣はいい本だと感じた。
    さらに働き方改革で有名な佐々木常夫さんの意見も反映され読みやすく仕上がっていた。

  • 図書館で借りて読んだ。
    実践してみようと思う。

  • 本家、7つの習慣に対する参考書となる本書を読んだだけでは、7つの習慣は理解できないが、大要を学ぶには適書だと感じた。
    著者ご本人の様々なご経験を交えながら書かれているため、難しい本家を、上手く噛み砕いてくれている。

  • 仕事や家庭で成功を手に入れたければ、まず土台となる人格を磨く。スキルやテクニックを磨くだけでは、成功は長続きしない。
    人格を磨くためには原則中心の生き方をする。
    自分を変えたければ、パラダイム(物事の見方や認識の仕方)を変える。すると結果も変わる。パラダイムを知っておくと、意見が対立しても腹が立たない。
    まず自分が変わることで、状況を変えるというインサイドアウトの思考法を身に付ける。
    7つの習慣とは、依存から自立、相互依存へと成長するための習慣。
    第1の習慣 主体的である。
    第2の習慣 終わりを思い描くことから始める。
    第3の習慣 最優先事項を優先する。
    第4の習慣 win - win を考える。
    第5の習慣 まず理解に徹し、そして理解される。
    第6の習慣 シナジーを作り出す。
    第7の習慣 刃を研ぐ。

    成果は成果を生み出す能力を高めることで生まれる。7つの習慣も成果を生み出す能力を高めることを重視した習慣と言える。
    成果を意識しながら、成果を生み出す能力を高める。勉強することが自己目的化してしまってはいけない。

    人生に制約があるのは当たり前。制約がある中で主体的に生きる。
    自ら責任を引き受けて行動を起こすか、周りに動かされるか。どちらの道を選ぶかにより、成長や成功の機会も大きく変わる。

    自分が出来ることをやっているうちに影響の輪が広がる。
    自分の力で変えられることに注力する。コントロールできない問題にはそれを受け入れて生きる術を身に付ける。
    ただ、7つの習慣では自分では間接的にしかコントロールできない問題についても影響を及ぼすことで状況を変えることは可能であると述べている。
    自分が出来る小さなことに主体的に力を注ぎ、小さな波を大きな波にする。

    過ちを次にどう活かすかで、自分の主体性が問われる。
    過ちを認めないことは他者だけでなく、自分自信をも傷つける行為である。
    自分の失敗を認め、反省し、そこから学ぶ。
    機会を与えることで主体性を伸ばす。リーダーはミッションやビジョンを示すことが仕事。

    終わりを思い描くことから始め、到達点を定める。
    全てのものは二度作られる。まず頭の中で創造され、次に形になる。
    なりたい自己像を明確に定め、目的を持って毎日を生きる。
    思い描いたもの、ことをミッションステートメントとして書く。
    人生の目的が仕事だけになってはいけない。
    ミッションステートメントを書くときには自分の仕事の役割、私生活の役割を思い浮かべる。
    個人のミッションステートメントだけでなく、組織のミッションステートメントも書いてみる。

    目標に到達したければ、大事なことを後回しにしてはいけない。
    リーダーの大事な仕事の一つは部下の成長を支援すること。
    対症療法ではなく、根治療法を心がける。
    常に需要だが緊急ではない案件に集中する。
    実際に取り組んだことについての実績表を作る。最優先事項をとりくめたか。の確認をする。

    信頼口座の残高を増やさないと、公的成功は実現できない。
    その残高を増やす方法は以下。
    1.相手を理解する。
    2.小さなことに気遣う。
    3.約束を守る。
    4.期待を明確にする。
    5.誠実さを示す。
    6.信頼を落とすような際は言い訳をせず、心から謝る。

    時々、信頼残高を確認する必要がある。

    win -win の関係が築けない場合は、no deal という選択肢を持っておく。

    より良い関係を築く第一歩は、相手をきちんと理解すること。
    そのためには相手の話をよく聞くことである。

    違いを尊重することがシナジーの本質である。

    肉体、精神、知的、社会・情緒の4つの側面から自分を磨き続ける。

    7つの習慣を噛み砕き、僕にとっては分かりやすく解説してくれた良書。

  • 『七つの習慣』を読んだことがない人が
    とっつきとして読むには
    ありかもしれないが

    七つの習慣を読んだことがある人が
    より理解を深めるために読む本としては
    微妙
    悪くはないけど、特別よくもない

    いざ実践しようとすると
    理想的すぎてできないことが多い
    そんな時の対処法などが紹介されている点が
    実践的

    リーダーとしての実践方法の例が多い

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著者プロフィール

秋田市生まれ。株式会社佐々木常夫マネージメント・リサーチ代表取締役。
69年、東京大学経済学部卒業後、東レ株式会社に入社。家庭では自閉症の長男と肝臓病とうつ病を患う妻を抱えながら会社の仕事でも大きな成果を出し、01年、東レの取締役、03年に東レ経営研究所社長に就任。内閣府の男女共同参画会議議員、大阪大学客員教授などの公職も歴任。「ワーク・ライフ・バランス」のシンボル的存在である。
著書に『ビジネスマンが家族を守るとき』『そうか、君は課長になったのか』『働く君に贈る25の言葉』『リーダーという生き方』『働く女性たちへ』(以上、WAVE出版)、『ビジネスマンに贈る生きる「論語」』(文藝春秋)『それでもなお生きる』(河出書房新社)『実践・7つの習慣』(PHP研究所)『上司の心得』(角川新書)『50歳からの生き方』(海竜社)などがある。
2011年ビジネス書最優秀著者賞を受賞

「2022年 『佐々木常夫手帳 2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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