- Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569823829
作品紹介・あらすじ
世界のビジネスで哲学の知識は必須。本書は哲学を「ビジネスのためのツール」として紹介。効率的に教養としての「哲学」を身につけよ!
感想・レビュー・書評
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哲学の基本を端的に学べます。
用語の解説もあり、個人的には1番分かりやすかったです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
哲学を深めたい。そのためにまずは、最低限の知識を身に着けたい。
そう思い、この本を手に取りました。
この本を選んだ理由は、「知識の定着には、同じ内容を違った視点から繰り返し認識するのが有効」という筆者の主張に共感したから。
この本は7章立てで構成されています。
「歴史・思考・古典・名言・関連知識・人物・用語」
という7つの視点で、哲学に関する知識を得ることが出来ます。
良かった点は、重要な用語については、何度も繰り返し出てくること。1冊の中で繰り返し出てくることで「これは重要なんだな。」と重要度がわかりやすい。
感想としては、覚えることが多かった。
自分の物覚えのせいとは多分に思うが、「すーっと頭に入る」というよりは「1つ1つ覚える」という印象でした。
繰り返し辞書的に使うか、自分の思想に近い(遠い)ものはどれか? を頭に起きながら、読むのがいいかなと思いました。
本の感想からは外れますが...
自分が何かを学ぶとき・発信するときに、この本の構成を参考にまとめると、より深く知識が定着しそう、と感じました。 -
"幸福の量が多いほど正しい"ベンサム
このフレーズだけ、心に刺さった。
全体的にはあまり頭に入ってきませんでした。
大まかな哲学について知りたい人にはおすすめだと思います。興味のあるところだけ見つけて読むのもgood! -
自分の幸福は周りの人を幸福にさせる効果がある。
これが1番心に残った。
何かをする時には必ずコミュニケーションが必須になる。
その時は相手を尊重することを忘れない。
そうすることで、自分も尊重してもらえる。
あとは、目標を立てる。
適当にやってもダメ。
なりがちなので日々意識する。
知ったかぶりしない!したことあるから…
無知の知! -
筆者の小川仁志さんの経歴が面白い。京都大学を出て、伊藤忠に入社して、司法試験合格目指してフリーターに転身するも挫折、名古屋市役所に勤め、名古屋市立大学院大学院にはいり哲学の道へ。哲学に関する本も70冊くらい出している?ので、哲学でご飯を食べていると言っても良いかもしれない。
高尚な所に行くのでは無く、親しみ易く幅広で歴史上の哲学者と名言を紹介してくれているのが本書。世界のエリートとか、教養とか最近の売れ線のキーワードを題名にしているけど、哲学なんて、禅問答みたいなものでしょ?くらいの認識の人にちょうど良い感じの分量。
主に西洋哲学を中心に古典の名著と言われるものの紹介がされているのだが、なかなか示唆に富んでいると思う。
ヘーゲルの『精神現象学』、「宗教で描かれた神の本性が、実は人間である自己の本性と同じものであると認識されるに至る」
ニーチェ『ツァラトゥストラはこう言った』、キリスト教批判、弱い人を慰める宗教としてキリスト教を位置づけ、弱くていい、あなたは正しい、だから、きっとあの世で救われる、これを「奴隷道徳」と呼んだ。そして、強く生きて行くこと、「よし、もう一度」と思って立ち上がれる人を「超人」と表現した。
西洋哲学の中にも、仏教的な思想と相性の良いものがあると感じる。この本では、西洋哲学の概要を掴むことができたが、再度じっくり読みたい。
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教養とは何か、どのように生まれたのか。本書では、難解な哲学用語を超訳するなど、これらを分かりやすく簡潔に示しています。将来、グローバルな舞台へ羽ばたく東工大生に、おすすめの1冊です。
(社会工学科 B4) -
哲学に関する重要または有名な知識を凝縮した本。
哲学に簡単に触れる入門書として良いのだろうが、理解力が乏しいせいか内容を理解できない部分も一部あり。
後半の章の「哲学者の名フレーズ」は他の章と比較して、実生活やビジネスに役立つ即効性があると感じた。
本書の中で紹介されている哲学書を読むかどうかは正直わからない(多分、読まないかもしれない…)。 -
2023年7月20日頃、図書館
哲学の基本をざっと把握したい人向け
沢山の書名が出てくるので、次に読む本に困らない
それぞれの哲学者の著名な哲学論に、それぞれビジネス思考への応用という説明がついているのがとてもいい
各哲学論と著書の紹介カタログ
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ソクラテスの弁明を読む
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レベルゼロから概観するのに良い本。
特にP24、25の図表がシンプルで分かりやすい。
様々な切り口から見る見方と、それぞれが非常に簡潔に書かれている点が好感が持てる。
当然多くのことが捨象されていると思うが、それはこの本を読んだ後に、抵抗感なくより詳しい書物にあたり、学べば良い。