命令しない、決断しない、つき合いが悪くていい 秒速で人が動くリーダー力

著者 :
  • PHP研究所
3.73
  • (4)
  • (4)
  • (6)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 65
感想 : 5
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (95ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569824406

作品紹介・あらすじ

人に謙虚になる、私心をもたない、難しい言葉よりも心に響く言葉……スターバックス元CEOが明かす部下の心に火をつけるための習慣。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • やはり君には無理だったな
    君でさえダメだったか どっちがいいと思う?

    火花が散る瞬間 価値が生まれる
    (スタバでは心からの笑顔で美味しいコーヒーを提供するとき

  • 元スタバのCEOであった著者が3社のトップを経験して得たリーダーシップ論。
    40項目に及ぶ「リーダーはかくあるべき」は優先順位を付けられない重要なものばかりであったが、
    どれも分かりやすく、自分としてもどれも参考にしたいと思えるものばかりだった。

    ・リーダーは謙虚でなければならない
    ・事実と判断を混同しない
    ・なぜやるかを伝える

    特に印象に残ったものは即実践していくが、こうしたリーダーシップに関する本を読むと、
    著者が異なれど、言っている内容が似通ってくるものも出てくる。
    これら似たものは特に重要であると自分自身考え、徹底していくようにする。

  • ・リーダーは挫折を知っている人がいい。その挫折を乗り越えることがリーダーに必要な人間性と自信を身につけることにつながる。

    ・かっこいい意思決定はいらない。期限ギリギリまで考えて結論を出す。優柔不断ではなく「決めないこと」を決める。情報を集める際に大切なことは、事実と判断を混同しないこと。リーダーに必要なのは、まずは事実。主観が入った情報や判断は必要ない。

    ・価値を生み出す「火花散る瞬間」を見逃さない。本質的な価値を生む瞬間がいつなのかをはっきり自覚させることがリーダーの大切な仕事。

    ・部下はリーダーの「人間性」を見ている。自分の仕事に誇りをもち、勉強し続ける。

    ・「上が言うから」と言ってはいけない。上司からも部下は からも逃げるリーダーはいらない。

    ・「何をやるのか」ではなく「なぜやるのか」を考えさせる。

    ・お客様より社員が大事。会社が社員を大切にするから、社員はお客様を大切にする。顧客満足(CS)よりも従業員満足(ES)というのは、まずCSの前にESがなければ、いい接客はできないという意味。大切なお客様に接しているのは従業員。社員が気持ちよく働いていなければ、いい接客はできない。会社から大切に思われている従業員だけが、誇りをもって仕事をし、お客様を大切にできると考える。

    ・部下に権限を与える。君が失敗しても会社が潰れることはない。任せられる仕事は部下に任せ、自分はより付加価値の高い仕事をする。

    ・「何とかなる」という感覚をもつ。長期的には何とかなる、短期的には最悪を想定する。リーダーは「長期楽観・短期悲観」ぐらいがちょうどいい。楽観と悲観のバランスがとても大切。長期的には何とかなる、必ず目標を達成できると信じる気持ちをもちながらも、短期的にはうまくいかないかもしれない、何か問題が起こるかもしれないという危機感をもち、最悪の事態を想定しながら仕事に臨む。

    ・リーダーは付き合いが悪くてもいい。お酒を飲まなくても本音が聞ける関係をつくる。一次会はともかく、二次会は時間のムダ。毎日冴えた頭といい体調で仕事に向かうことは、リーダーとして最低限の責任。

    ・「to be good」とは、自分の存在そのものが善であり、意識せず自然に善行ができること。それに対して「to do good」とは、単に善い行いをすること。リーダーとして、どのように人を治めようかと考える前に、まずさ自分を修め、自分が「to be good」になっているかを振り返ってみる。

  • 岩田さんのことはこの本ではじめて知りましたが、人間性が素晴らしいのだと思います。本人は謙遜しておられますが、やはり組織を導くある種の才能があるようです。全員が岩田さんの域まで達するのは無理でしょうが、私も含め、部下や後輩が居る人は参考にすべきなのではないかと思いました。

    上司が現場を大切にすることで、現場は顧客を大切にすることができる。自分の下で働く人間に明確なビジョンを示せるか。

    人は簡単には動かせない。

全5件中 1 - 5件を表示

著者プロフィール

岩田松雄(いわた・まつお)
元スターバックスコーヒージャパン代表取締役最高経営責任者。株式会社リーダーシップコンサルティング代表取締役社長。元立教大学教授、早稲田大学講師。1958年生まれ。大阪大学経済学部卒業後、日産自動車に入社。セールスマンから財務に至るまで幅広く経験し、UCLAアンダーソンスクールに留学。その後、外資系コンサルティング会社、日本コカ・コーラ株式会社役員を経て、株式会社アトラスの代表取締役社長として3期連続赤字企業を再生。その後、株式会社タカラ常務取締役を経て「THE BODY SHOP」を運営する株式会社イオンフォレストの代表取締役社長に就任し、売り上げを約2倍に拡大させる。2009年、スターバックスコーヒージャパン株式会社のCEOとしてANAとの提携、新商品VIAの発売、店舗内Wi-Fi化、価格改定など次々に改革を断行して業績を向上。UCLAビジネススクールよりAlumni 100 Points of Impactに選出される。2011年、リーダー育成のため株式会社リーダーシップコンサルティングを設立し、現在に至る。

「2023年 『ミッション 私たちは何のために働くのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

岩田松雄の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×