- Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569826349
作品紹介・あらすじ
「日本は道路王国で、もう高速道路なんて必要ない」「公共事業は、国の『借金』を膨らませるだけで、税金の無駄使いだ」。こんな言説をよく耳にする。しかし、それは全くの「デマ」に過ぎない。じつは日本は、先進諸外国に比してはるかに「インフラ後進国」であり、さらに、インフラ投資は地方を甦らせる最短の道なのである。今こそ、これまでの常識を「超」えて、景気停滞や人口減少を解決するための「超インフラ論」を力強く推し進めていかなければならない-。「大阪都構想」反対派急先鋒として注目を集めた著者による、渾身の最新刊。
感想・レビュー・書評
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■「沈黙の螺旋」
▸ インフラ論者に対する嫌がらせが繰り返されることで,インフラ論自体がますますメディア上で語られなくなっていく一方,批判する声だけが声高に喧伝されるようになっていく。そうすると今度はそうしたメディア状況それ自身がますますインフラ論者に対するバッシングを加速させていくことになる。
■「インフラ政策」こそが成長戦略の要
■中長期的な財政再建のためにも,プライマリーバランス改善に拘り過ぎるのは愚かな態度に過ぎない。
■「ワイズスペンディング」
▸ 限られた財源を「賢く」(ワイズ)「使う」(スペンディング)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
そうですよね、最近の地方都市はインフラが古いままと言うかこのままではいつか壊れるでは?と思えるものが少なくないと思います。
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インフラ整備重要
地方創生のヒント
LRTなんて中学、高校の英語の教科書に載ってた話だった。環境に優しいよねって話だったのを思い出した。
LRTは経済効果も大きいことが紹介されていた。
東京にインフラが一極集中してるのは確かにおかしいと思った。
地方にも同じくらいインフラが充実していれば通勤や通学も平準化されるだろうな。
2015年に出版された本で、この時からすでに著者は増税がデフレを加速させることを言っている。
2020年の今これを読んでいて、著者の視点や主張は興味深く、もっと話を聞きたい。
興味の幅を広げてくれた読書になりました。 -
日本の政策議論の場において、インフラ投資に関する真面目な議論が、既得権益批判(本書でいう「シロアリ論」)にすり替えられ、往往にして無効化されてしまう事が指摘されている。
また後半は新幹線・高速道路網の全国的な整備を中心とした具体的なインフラ政策が提言されており、興味深い。
この手の、偏見に基づく思考停止型の反論を受ける事で、同じ土俵での議論が成立しないという現象は他の分野(環境、軍事など)でもよく見られる。
藤井氏も反対派に散々煽られてきた鬱憤を晴らすためか、比較的煽情的な言葉づかいを所々で用いているのはやや目障りに感じられたが、主張は概ね理解できた。
こういった主張が世論の支持を得る日は、近い将来来るのだろうか。 -
601.1||Fu
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大大阪構想賛同します。
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大大阪圏構想、確かに新幹線アクセスが向上すれば成立する。しかし大分県からは遠い、先ずは四国新幹線が必要かもしれない東九州よりも…