限りなくシンプルに、豊かに暮らす

著者 :
  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569826578

作品紹介・あらすじ

自分にとって本当に必要なものを見極め、いらないものを最大限削ぎ落とす――禅の精神に裏付けされた、清々しく心豊かな生活のすすめ。

感想・レビュー・書評

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  • 20190530
    不便さの中にあえて身を置くことで、心と身体が健康になる。
    1つの用途で使えなくなっても、他のものに見立てる。
    ものを大切にすることにつながる。
    肉や魚を食べない日を作るだけで、身体がリセットされる。
    お腹いっぱい食べようとしない。腹八分目。
    100パーセントの快適さを求めない。少しのことなら我慢できる人になる。そあすることで、人間としての幅も広がる。
    坐禅の習慣を持つ。心配事が浮かんできたら、忘れるのではなく、少し距離を置いて眺めるようにする。
    掃除をすることで、自分の心を磨く。
    どんな食材も無駄にしない。
    身体に悪いものを排除していけば、健康になれる。引き算の考え方。
    簡素な暮らしを心がける。それは本当に必要なものか。自分の心を本当に満たしてくれるものは何かを問う。
    ストックをしない。今必要なものだけを手に入れ、不要なものは一切置かない。
    ものを大切に扱う。慈しむということ。
    出掛ける時の持ち物は必要最低限にする。
    欲しいものをすぐ手に入れない。敢えて自分の心にタガをはめてみる。例えば、欲しい物は3回目に買う。などということ。
    買えても買わない。という選択。お金は自分の心を豊かにしてくれるものに使う。
    時々手を抜く。やらなければならないことに縛られて、ストレスを溜めないようにする。
    年中行事に振り回されない。
    まず、立ち居振る舞いを整える。容姿や服装よりも、振る舞いにこそ美しさは現れる。
    時には大声を出す。それはストレス発散になる。但し、人に向けて大声を出すことはいけない。
    相手に伝える前に、一呼吸置いてみる。
    習慣はまず100日続けてみる。
    風景を雑然とさせない。何もない空間が頭や心の中を整理させてくれる。
    空間を埋めない。心に余裕をもたらすために、空間にも余裕を持たせる。
    まず1つ手放す。小さな一歩が大きな変化を生むことがある。
    物の定位置を決める。
    家の中にパワースポットを作る。
    朝の時間を大事にする。夜よりも朝活動する時間を増やした方が、気持ちのいい毎日を過ごすことができる。
    何もない1日をたくり、自己と向き合う。
    テレビに時間を支配されないようにする。
    今日やるべきことだけ考える。出来なかったことを悔やまない。
    後回しを増やしていると、どんどん重くのしかかる。
    遠くばかりを見ない。足元を見る。将来の自分は今日の自分の積み重ねである。
    何もしない時間を持つ。1日10分、意識的にボーっとしてみる。
    1日の終わりに一旦リセットする。今日も一日よく頑張ったと自分自身を褒める。そして、明日のことは明日になってから考える。と区切りをつける。
    遅刻をしない。
    2つのことを同時にやらない。
    時間に使われない。例えばメールやSNSと付き合う時間を減らす。
    全部自分でやろうとしない。それは負担を分け合うことにつながる。
    優先順位をつける。それを決めたら、迷わない。
    いつかやりたいことは今日始める。とにかく一歩を踏み出す。
    無心になる。何も考えず、身体が勝手に動いてくれる。そんな時間を持つ。
    一つ一つ丁寧に為す。今していることに集中する。その積み重ねが丁寧に生きることにつながる。
    元々何も持っていないことを思い出す。だから、手に入れたものに執着しない。
    完璧を求めない。禅の世界では完全は終わりを意味する。従って、完全なものを嫌う。
    後悔の念に執着しない。過ぎた過去にとらわれない。いかに今を生きるかを考える。
    日々一生懸命取り組むことから、心の満足は生まれる。
    あえて身体を使うことで分かることもある。例えば雑巾掛け。
    幸せは足るを知ること。幸せは持っているものの数で決まるのではない。
    一歩退く。上に行くこと、前に進むことばかり考えない。無理せず、ただ自分の為すべきことをしっかりとこなす。
    損得でものを考え過ぎない。時には自分の意。つまり、直感に従う。
    物事に明確な正解などない。この世は常に移ろいでいる。
    当たり前のことを当たり前にする。人生の道のりにショートカットはない。
    刺激を求め過ぎると、刺激への耐性が生まれる。小さな幸せ、小さな変化を見逃さない感性を持つ。
    欲望に心をとらわれないようにする。欲望が多いと、苦悩の日々は続く。満足を知っている人は、心穏やかでいることができる。
    悩んでもどうしようもないことは、自然の流れに身を委ねる。
    謝るべき時は、間を置かずに謝る。
    夢を捨てない。全ては叶わないかましれないが、夢の周辺に近づくことはできる。
    良し悪しを簡単に決めつけて、可能性を潰さない。
    ここではないどこかを探さない。理想郷は今いる場所かもしれない。
    情報を鵜呑みにしない。
    自分にないものを求めない。
    時に両親に会う。そして本来、子どもの頃どんな人間だったか聞いてみると迷いが消えることもある。
    孤独を楽しむ。1人の時間を持ち、自分の内面と向き合う。
    イライラしたら息を吐く。
    怒りを感じたら、すぐ言葉を返すのではなく一度飲み込む。
    嫌いという感情にとらわれない。
    の。の心を持つ。と。の心で物事を見ない。私と仕事。ではなく、私の仕事。のように向き合う。の。の心で向き合えば、自分のこととして寄り添える。
    人の縁も流れに委ねる。
    嫌われることを恐れない。好かれることで自分の評価が上がったと勘違いしているのかもしれない。しかし、好き嫌いは感情的なことで、その人の評価とは何の関係もない。
    他人を批判しない。批判からは何も生まれない。
    口を慎む。一度自分の中に飲み込んでから話をする。多く喋れば、人間関係が円滑になるわけではない。
    苦手なことは人に任せる。苦手だからと誠実に話す。
    できない自分を受け入れる。 得意・不得意があるのは当たり前。できない自分をダメな人間だと思わない。
    まずは、言葉と態度を整える。そこから信頼も生まれる。
    友達の数にとらわれない。
    相手の反応に一喜一憂しない。
    道具に時間と心を奪われない。道具は使うものであり、使われないことが大事である。
    身の丈に合った暮らしをする。自分の感覚、価値観を大事にする。
    笑顔で気持ちを整える。
    勝ち負けで考えない。誰かとの比較ではなく、自分自身との比較。昨日の自分に勝つことを考える。
    頑張り過ぎない。まずは絶対にすべきこと。その一点に目を向ける。
    他人を妬まない。自分の境遇を嘆いたところで何も変わらない。今いる場所で枝を伸ばす。
    自分を偽らない。幸せに見える自分。ではなく、幸せを感じられる自分を目指す。

    2023/10/14

    本当の豊かさは、物や身の回りにあるのではない。心の豊かさにある。
    シンプルに生きるとは、自分にとって大切なものを見極めること。

    不便さの中にあえて身を置くことで、心と身体が健康になる。
    一つの用途で使えなくなっても、他のものに見立ててみる。つまり、他に使える用途はないか考える。
    腹八分目。
    100%の快適を求めない。
    自然の中に身を置く。そして自然の営みに目を向ける。
    坐禅を組む。
    掃除で自分の心を磨く。
    食材を捨てない。
    出掛ける時の持ち物は最低限にする。不測の事態も楽しめる自分でいる。
    欲しいものをすぐ手に入れない。
    お金は自分の心を豊かにしてくれるものに使う。
    年中行事に振り回されない。
    立ち居振る舞いを整える。容姿や服装よりも、振る舞いにこそ美しさは現れる。
    大声を出すとストレス発散になる。ただ大声を人に向けるのはいけない。
    相手に伝える前に一呼吸置く。
    何もない空間が、頭や心の中を整理させてくれる。
    空間に余裕を。そのことが心に余裕をもたらす。
    道具は共同で使う。物の定位置を決める。
    朝の時間を大切にする。
    できなかったことを悔やまない。今日できることを考える。
    後でやろうと思わない。
    遠くばかりを見ない。足元を見る。将来の自分は、今日の自分の積み重ね。
    1日の終わりに一旦リセットする。
    遅刻をしない。
    二つのことを同時にやらない。
    全部自分でやろうとしない。
    優先順位を決めておく。
    いつかやりたいことを今日始める。とにかく一歩を踏み出す。
    丁寧に暮らす。は今していることに集中すること。その積み重ねが、丁寧に生きる。につながる。
    元々何も持っていないことを思い出す。だから手に入れたものに執着しない。
    完璧を求めない。完全は終わりを意味する。未完成な毎日を続けることこそ人生。
    後悔の念に執着しない。過ぎた過去にとらわれず、いかに今を生きるかを考える。
    身体を使う。
    幸せは足るを知ること。幸せは持っているものの数で決まるのではない。
    損得でものを考えない。自分の気持ちに正直に向き合ってみる。
    当たり前のことを当たり前にする。ショートカットなど存在しない。どんな道のりも、地道に歩むことで成功につながっていくもの。
    自分ではどうしようもない。悩みに執着しない。
    迷った時は、両親に会いに行く。昔の自分に立ち返ると、つまり自分は本来どんな人間だったのか。に戻ると迷いが消えることもある。
    1人の時間を持ち、自分の内面と向き合ってみる。
    イライラした時は息を吐く。
    物事を自分のこととして考える心を持つ。例えば、私と仕事ではなく、私の仕事のようにの。の心を持つ。
    嫌われることを恐れない。
    苦手な事は人に任せる。
    できない自分を受け入れる。
    言葉と態度を整える。信頼はそこから生まれる。
    笑顔が幸運を運んできてくれると信じる。
    他人に勝とうとするよりも、昨日の自分に勝つ

  • 禅寺の住職であり、禅の庭のデザイナーである著者。
    著者の本は、お坊さんお坊さんした言葉ではなく、シンプルで論理的な感じで読みやすい。なので。自分の言葉としても、引用しやすい。

    この本では、禅の考え方を、うまく普通の人の生き方にマッチさせるには、どう考えたらいいかといったところが、わかりやすく書かれていた。
    今をどうするのか、余計なものに手を出さない。物欲というものを否定して、何もかもダメというのではなく、ちょっと考えてみたら?というふうな感じで読みやすかった。





    目次 限りなくシンプルに、豊かに暮らす

    まえがき

    第一章 簡素に暮らす
    あえて不便さを選ぶ
    他に使える用途はないか考える
    週に一度は菜食の日にする
    お腹いっぱい食べようとしない
    一〇〇パーセントの快適を求めない
    自然の中に身を置いてみる
    一日一〇分坐禅を組む
    掃除で自分の心を磨く
    食材を捨てない
    流行りの健康法にすがらない
    簡素な暮らしを心がける
    ストックをしない
    一つの物を慈しむ
    出かけるときの持ち物は必要最低限にする
    欲しい物をすぐに手に入れない
    買えても、買わない
    時々手を抜く
    年中行事に振り回されない
    立ち居振る舞いを整える
    ときには大声を出す
    手紙を書く
    一〇〇日間続けてみる

    第二章 手放して、整える
    風景を雑然とさせない
    空間を埋めない
    まずは一つだけ手放す
    物の定位置を決める
    家の中にパワースポットをつくる
    朝の時間を大事にする
    真っ白な一日をつくる
    テレビをつけっぱなしにしない
    今日やるべきことだけを考える
    後でやろうと思わない
    遠くばかり見ない。足元を見る
    何もしない時間をもつ
    一日の終わりにいったんリセットする
    遅刻をしない
    二つのことを同時にやらない
    メールチェックに時間をかけない
    全部自分でやろうとしない
    優先順位を決めておく
    「いつかやりたいこと」は今日始める

    第三章 幸せとは、足るを知ること
    無心になる
    一つ一つ、ていねいに為す
    もともと「何ももっていない」ことを思い出す
    完壁を求めない
    後悔の念に執着しない
    毎日を「生き切る」
    身体を使う

    第四章 とゆりわれない。抱え込まない
    孤独を楽しむ
    イライラしたときは「息を吐く」
    怒りはいったん腹に落とし込む
    嫌いという感情にとらわれない
    「の」の心をもつ
    人の縁も流れに委ねる
    嫌われることを恐れない
    他人を批判しない
    ロを慎む
    苦手なことは人に任せる
    「できない自分」を受け入れる
    まずは、言葉と態度を整える
    友達の数にとらわれない
    相手の反応に一喜一憂しない
    道具に時間と心を奪われない
    身の丈に合った暮らしをする
    笑顔で気持ちを整える
    勝ち負けで考えない
    頑張りすぎない
    他人を妬まない
    自分を偽らない

    あとがき



    メモ

    三業を整える 身業、口業、意業

    本来無一物

    喫茶喫飯 お茶を飲むときは目のの前のお茶を飲むことに集中し、ご飯を食べるときには、目の前のご飯を食べることに集中しましょうという意味。

    三世に生きる 過去・現在・未来 弥勒菩薩・釈迦如来・阿弥陀如来というのはこの三世を象徴している仏様。

    毎日を生き切る

    私と〇〇⇨私の〇〇 と考える事で対象に寄り添う考えになる

    愛語 仏教を実践する人が人々をひきつけるためにそなえるべき4種の美点 (→四摂事 ) の一つ。愛語摂ともいう。あたたかい心のこもった言葉をかけること。これによって人々に接近し,彼らを悟りの境地に導く。


    四摂事 菩薩が衆生(しゆじよう)を悟らせるための四つの方法。教えや財を施す布施,親愛な言葉をかける愛語,あらゆる行為によって利益を与える利行,社会的な活動をともにする同事。

  • シンプルに暮らす。無駄なものを空間におかない。簡単に見えて、今の自分の生活においては非常に難しいこと。

    無駄なものが増えたり、空間がなかったり、だから頭の中がごちゃごちゃしたり。。。

    本当に必要な物ってあまりないのではないかと思う今日この頃です。

  • 時間に支配されない。
    三業を整える。
    自然。
    掃除。
    呼吸。

  • 禅の教えを解りやすく実践できるように具体的に説明してくれてる本。

    空いた空間は心の余裕でもある。
    心のメタボを何とかしようとするとシンプルになるのかな。

  • 1日1ページ、
    朝仕事に行く前に読んでます。
    これがなかなか良くて
    その日1日どこかスッキリとした気持ちを持って過ごせます。

  • 今この時に集中して生ききる。立ち居振る舞いを整え言葉使を正す。心が整う。
    身の回りの清潔に整える。
    簡素に暮らす。
    自ずと見えてくる物が有る...確かに
    清々しく生活しようと思う。先ずは掃除から始める住空間が整うと気持ちが良いものだ。

  • とてもシンプルで、禅の教えと経験に基づいた内容なので、素直にすうっと心に入ってくる感じ。足るを知り、とらわれず、手放し、整え、簡素な日々の中に本当の自分を見出す。淡々と、一つずつ実行出来たらと思う。

  • 心に刺さる事ばかり書いてある。

  • 人間いたるところ青山あり

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著者プロフィール

枡野俊明(ますの・しゅんみょう)
1953年神奈川県生まれ。曹洞宗徳雄山建功寺住職、庭園デザイナー、多摩美術大学名誉教授。大学卒業後、大本山總持寺で修行。禅の思想と日本の伝統文化に根ざした「禅の庭」の創作活動を行い、国内外から高い評価を得る。芸術選奨文部大臣新人賞を庭園デザイナーとして初受賞。ドイツ連邦共和国功労勲章功労十字小綬章を受章。2006年『ニューズウィーク』日本版「世界が尊敬する日本人100人」に選出される。近年は講演活動や執筆も積極的に行い、ベストセラー・ロングセラー多数。

「2023年 『仏にゃんのふわもこやさしい仏教の教え』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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