- Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569827391
作品紹介・あらすじ
易経はたんなる「占い」ではない。人生にとって最良の「羅針盤」である。未来を拓く陽転思考、兆しの見つけ方を丁寧に解説した一冊。
感想・レビュー・書評
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中国古典の、「易経」は、なかなか読みだせず、ちょとした講座に参加予定なので、一日一卦(易の六十四卦の数え方が正しいかは不明ですが。)少しずつ再読していました。
占術としての易は、その方法も多彩で、この著者は陽転易学として、コインを使う方法を本書で紹介されてますが、今回は、六十四卦の持つ意味合いとか指針が、わかりやすくまとめているので、そちらを参考にさせていただきました。
卦の形成は、システマティックで、「易は太極にあり。これ両義を生ず。両義は四象を生じ、四象は八卦を生ず。」と解説されています。
全ての始まりは、太極にあって、宇宙の根源としての概念。韓国の太極旗の中央部分にもあります。そこから、陰陽に別れ(両義)、陰陽を二つ組み合わせて4パターン(四象)、四象に陰陽を一つづつ加えて、8パターン(八卦) 。この八卦にそれぞれ意味を持たせて、天沢火雷風水山地として世界を表現してしまう。これが、周の時代には完成されていたのだから考え始めたのは伏義らしいけど、よくできている。
八卦を二つ組み合わせて六十四卦として、占術に使われるのだけど、それが本来の目的だったのか、他に何かあったのか。ビギナークラシックで易経が出版されているようだから、読んでみようと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
易学というものは
とても難しく私の手の出せるものではないと思っておりました。
が この本では コインで簡単に占える方法が書かれていました。
そして この本は単なる占いの指南書ではなく
人生の指南書のような 本です。
他の易学の本を読んでいませんが
この本では 占いの結果64パターンの解説が書かれていますが、 それぞれ生き方についてのアドバイスが書かれています。
今度は 難しい易学の本でも読んでみようかと思いました。 -
易経の本で、わかりやすく実践的なのがとても良いです。
迷った時、ここぞと言う時に思いを込めて、占っております。頼りになる一冊です。
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本格的な易経ではなく、著者が陽転思考の易学講座として展開する「陽転易学」により、易学の実践を目指した本。
個人的には、易経の実践ではなく、(易)占の心得、伝統的情報からの発展活用について大いに学ぶところがあった。
(易)占の心得としては、(1)単なる占いとしての「象数易」ではなく、世の中の動きを理解するための大きな自然法則として捉える「義理易」を目指すこと、(2)運命・宿命を踏まえつつも、どのように生きるのかという人の意識が決定する「立命」に活用すること、(3)未来がどうなるかではなく、どのように取り組めばよいかを占うことを学んだ。
伝統的情報からの発展活用については、オリジナルの情報を明確にし、自らの応用とその目的などを明確にすることの大切さを教えられた。
第1版では誤字脱字がいくつかあって、気になった。
18-99