- Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569827865
作品紹介・あらすじ
中国人はたとえ国が崩壊しても平気である。一方、日本人は会社がつぶれたら……。ますます不安定化する世界の中で日本人が持つべきしたたかさを、北京在住15年の作家が説く。
感想・レビュー・書評
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2016.03.18 HONZより
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評価の難しい本という印象。
なぜ中国人が自分の利益ばかりを求めるかというのは、国の崩壊を何度も経験しているから。一方、日本人は国を信じすぎ(=貨幣を信用しすぎ)、報道を信じすぎ。
タイトルからは、したたかな中国人に比べてボンボンな日本人、頑張れよ、という本かと思ったが、中身はひたすら中国が如何にダメかという事例が満載。ほとんどが筆者の体験談なので、逆にデータの裏付けをもった分析はない。私のように元から筆者の考えに近い人は筆者の「体験談」にやっぱりと共感するだろうが、それ以外の人への訴求は小さいのでは。
いずれにせよ読後感は、「うわー中国には住みたくない、中国とのビジネスは信用できない」というもの… -
いや~本当にすごい。現地のいる人の言葉は真実味がある。まさにストリートスマートですな。基本的にサバイバル能力が違う。もちろん日本人らしさも大事だと思うが、彼らの生き方から学ぶこともあるな。
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あー面白いと思いながらあっという間に完読。谷崎氏は、読者を楽しませる文章を書く人だとつくづく実感。
毎日が騙し騙されの連続なのはすごい。人間の生活とは何か、と人間の根源についても考えたくなった。
国際社会が一丸となって取り組むべき課題など、各国政府や市民社会が世界に貢献するというのが当たり前だと思っていた自分にとって、環境汚染しかり、食品の安全問題しかり、気にも留めず、全然違うベクトルに向いている人が何億人もいるというのは驚きだった。 -
この本に出てくるような中国人に勝てる気がしない。そこまでのタフさは自分にはないない。
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書籍についてこういった公開の場に書くと、身近なところからクレームが入るので、読後記はこちらに書きました。
http://www.rockfield.net/wordpress/?p=7377 -
見習うべきところが多くあるなと思ったよ。