- Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569828053
作品紹介・あらすじ
世界的ベストセラー『7つの習慣』を日本に紹介した人気経営コンサルタントが読み解く、万人のための松下幸之助の成功メソッドとは!
感想・レビュー・書評
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明治から昭和を生きた経営者の言葉を解釈した自己啓発本
心のあり方について考えさせられる一冊詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
良い本です。私が経営者なら新入社員を含む全社員に無料で配ります。そのメリットは、高い水準で仕事へのモチベーションや創意工夫、粘りなどが社員間で共有できることです。
この本が重視しているのは松下幸之助の3つの言葉。
素直(=自分の心を開く)、道(=人の心を開く)、共存共栄(=社会の心を開く)です。
そして珠玉の名言の数々。
「素直さを失ったとき、逆境は卑屈を生み、順境はうぬぼれを生む」
「人生は、そもそも困難を避けるためにあるものではない。難しいことだからこそやる意味と意義がある」
「素直にさえなれば、人生に敗北はない。学習する機会があるのみである」
「心の曇りが生じる時は2つある。自分のベストを尽くさなかったときと人を傷つけたときである」
「人間には口一つ、耳二つ。その割合で使おう」
「一国の安定発展のためには、国家経営の理念を持つことが何よりも大切。企業経営も同じ」
ネイビーシールズの想像を絶する基礎訓練の話(P84)、商売心得の話(P154)、消費者目線の話(P170)、社長から怒られた話(P184)など面白いエピソードも盛りだくさんなお得な1冊です。
閑話休題。
ファーストリテイリングや無印良品の社長がウィグル産コットン使用問題を政治の話としてノーコメントを貫いた破廉恥さをみたら、松下翁なら烈火のごとく怒ったに違いないでしょう。人間の大きさがわかります。
作者:米国生まれ。19歳のときに来日し、21年間日本で生活をした。米国大使館、日本電気(NEC)、米国最大級の研修会社フランクリン・コヴィー社の日本支社長などを務める。
累計200万部突破のベストセラー「7つの習慣」を日本に紹介したことでも有名。「成功の9ステップ」ライブセミナーは屈指の人気を誇っている。
現在も日本、シンガポール、米国などを拠点として、「世界により良い生き方を教えること」をミッションの下、次世代を担う経営者コミュニティを主宰するなど精力的に活動している。 -
松下幸之助さんが大事にしている「心」。
「心」ありきで大事な他の三つがある。
このことがよくわかる一冊でした。 -
素直になれば道が開かれる。
心を閉じると愛を示せない。築けない。
腹筋は痛くなってから効果が出る。
最悪の日は最高の日。
スペースを空けておく。
師匠をつくらない。
シンプルな計画→実行しやすい。
かしこまりました。すぐに対応します。
人を傷つける事は暴力。
自分を理解してくれてる人に心を開く。
理解してから理解される。
◯◯で困っている営業に朗報!
叱れない上司はダメ。愛で叱る。
人のやることはあなたの責任ではない。
喜びを知る。
鞄を置いてお辞儀。
身近から口に出して感謝。
クレーム→改善の機会。 -
読了
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本書は、松下幸之助氏の哲学と、著者であるジェームス氏の哲学が、互いに影響を受けあって、見事に昇華されているなと感じました。
人としての在り方について、親しみやすい文体で書かれており、あまり本を読む習慣のない方でも、抵抗なく読めると思います。
内容面は、心の持ち方と素直に生きる事をベースに、松下幸之助氏の哲学を、著者なりの解釈、体験談でわかりやすく伝えています。
著者の開催するセミナーでも取り上げられているテーマであり、受講された方にとっては、体に水が浸透する様に理解を深める事ができると思います。
また、未受講者にとっても、付録の特典映像や、TSUTAYAでレンタルできる映像もあり、単に本を読むよりも遥かに理解を深められるような心遣いが嬉しいです。
時間をかけずに読めるので、何度も読み返したい一冊です。